太郎の嫁の物語

書籍詳細

太郎の嫁の物語

著者

三浦暁子

コード

9784828425207

カテゴリ

ノンフィクション・エッセイ

発売日

2023/6/19

本体価格

1,600円+税

ページ数

256ページ

サイズ

四六ソフト

内容

「大丈夫なんだろうか、わたし・・・」
義父・三浦朱門、義母・曽野綾子。

NHKでドラマ化された曽野の小説、『太郎物語』のモデルもであり、
作家夫婦のひとり息子・太郎に嫁いだ著者を迎えたのは、
心温かくも、強烈な個性の家族だった。

「奇矯な家に、奇矯な嫁が来た」三浦太郎氏 談

―――――――――――――――――
結婚してからずっと、私は夫とその家族に驚き続けてきた。
実家とはあまりにも違うタイプの家族を前に、何度も息をのみ、
「いったいこの人達はどうなっているのだろう」と仰天した。
―――――――――――――――――

第一章 まずは、夫・太郎
第二章 次に、祖父・逸雄と祖母・小イシ
第三章 そして、義父・三浦朱門
第四章 それから、義母・曽野綾子
第五章 最後に、私たち家族

「太郎君と結婚するのはやめた方がいいんじゃないかな」
真剣な顔で先生は言った。「僕は暁子ちゃんが消耗するのを見たくないんだ。(中略)
何といっても、作家のひとり息子だ。それも、両親共に作家だ、そこらへんのこと、ちゃんとわかってる?
覚悟して結婚しようと思ってる?」と、矢継ぎ早に質問してくる。
私は今もトロいが、当時は若く、今よりさらに何もわかっていなかった。
先生がそんなことを言うために、忙しい中をわざわざ会いに来てくれたと知り、ただ嬉しかった。

立ち読み

会員登録がお済みの方は下記よりログインください
ログインはこちら

関連書籍

同じ著者の書籍

カテゴリから探す

著者・書名・キーワードから探す

ISBN10桁・13桁

雑誌コード