野村證券 消滅

書籍詳細

野村證券 消滅

著者

森本紀行

コード

9784828428352

カテゴリ

経済・金融・投資

発売日

2026/5/21

本体価格

1,800円+税

ページ数

232ページ

サイズ

四六ソフト

内容

事業持株会社化が金融の大変革を引き起こす。野村の生き延びる最終手段はオリックスとの連合しかない?信用創造から資本市場へ第2の金融再編が始まった!
もしメガバンクが銀行持株会社から事業持株会社へ移行したら、金融業界に大激震が走ることとなる!野村證券も当然、生き残れないだろう。

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競争が激しい海外の証券事業において現在の野村の中途半端な規模では、とても生き残ることはできないでしょう。野村の事業に価値があれば、他社が買収するであろうから、野村は消えることになる。野村の事業に価値がなければ、価値のある他社の事業を買収して、抜本的な事業構造改革を断行するほかない。そもそも真の買収とは、自分よりも優れたものを買って自己変革することにあるはずです。野村自身が自己変革を断行すれば、やはり古き野村は消えるのでしょう。(中略)

実は本書は、野村證券が消える背景を解説することで、金融構造改革の必然性を述べているのです。つまり野村證券を題材として金融構造改革における生き残り、いや勝ち残りの条件を明らかにしているわけです。野村證券を取り巻く問題は当然、他の金融グループにも大きな影響を与えます。(本書「はじめに」より)

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〈目次〉
第1章 金融の主舞台が信用創造から資本市場に移転する
巨人、ガリバーと呼ばれた野村
証券市場の未来は明るい?
信用創造のしくみ
富が蓄積されることの矛盾
遅れに遅れた日本の金融規制緩和
金融市場改革の流れに乗れない野村證券
銀行規制の緩和
株式投資にギャンブルは不可欠な存在
総合金融機関になりかけていた野村證券
野村證券の存在価値はどこに?
銀行ビジネスの相対化と野村證券の売却
野村以外の証券会社がたどる道

第2章 フィデューシャリー・デューティーの真実
フィデューシャリー・デューティーのルーツ
米国で形骸化したフィデューシャリー・デューティー
日本でフィデューシャリー・デューティーが導入された背景
顧客アドバイスができない現場
野村證券の顧客基盤は持続性があるのか

第3章 変わる営業現場は野村を救えるのか
アベノミクスで進められた金融市場改革
緻密に制度設計された戦後日本の金融システム
金融市場改革の主体は個人
顧客本位を無視し続けた投資信託販売
社債市場で野村證券はイニシアティブを取れるのか
新人のコールセンター配属は「人間力」の育成につながるのか
優秀な営業人材がIFAで独立する
営業部門の人材流出を食い止められるか
野村アイデンティティの危機

第4章 グローバル戦略の功罪
海外展開の歴史から見えるもの
大きな取引は実現できたが……
リーマンブラザーズ買収の成果がなかった
新しいグローバル戦略は成功するか

第5章 「パブリックからプライベートへ」戦略の落とし穴
収益が上がらなくなったパブリックマーケット
プライベートアセットが収益の源泉に
プライベートアセットの問題点
誰に売るか
銀行にはできないことを追求するところに勝算がある
なぜMMFを復活させないのか

第6章 デジタル戦略と富裕層マーケティング
収益が期待できるデジタル戦略は?
デジタル資産・ブロックチェーン事業の収益化は育成段階
金融業界を襲うAIブーム
AI導入で富裕層ビジネスは有利に運ぶか
超富裕層に立ちはだかる強敵

第7章 野村證券が消える日
「F」(フィナンシャル)の文字が消える
事業持株会社化で予想される銀行の未来
野村證券の生きる道筋
金融再編の伏兵はリース業界
野村證券×オリックス連合は成立するか


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