新・中東秩序

書籍詳細

新・中東秩序

コード

9784828428277

カテゴリ

社会・国際・政治

発売日

2026/4/16

本体価格

1,800円+税

ページ数

264ページ

サイズ

四六ソフト

内容

アメリカのイラン攻撃が生む大変化!日本は影響力を増す“サウジやドバイ”をどう取り込むか?これから5年──世界的「富の集積地」の地政学。サウジアラビア、イラン、トルコ。中東の3大国が手を携える日は、そう遠くない!

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今回のイラン戦争の裏側には、あまりにも身勝手な大国の思惑が透けて見えます。トランプ大統領による「石油」への執着、ベネズエラ攻撃の成功に味を占めた傲慢、そして自身の保身。表向きの「核開発阻止」という大義名分の裏で、多くの無辜の民が犠牲になっています。私はユーチューブでの配信を通じ、こうした情報の裏側にある真実を一つひとつ紐解いてきました。
本書『新・中東秩序』は、私の27冊目となる著作です。これまでユーチューブ配信の背景から積み上げてきた膨大な考察と最新のインテリジェンスを凝縮し、今まさに生まれようとしている「新しい中東の秩序」をわかりやすく解明しました。(「はじめに」より)

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〈目次〉
第1章 なぜアメリカはイランを攻撃したのか
・イランの核開発抑止よりも、石油が目当てだったトランプ大統領
・エプスタイン文書がトランプを追いつめた可能性
・イラン戦争はアメリカの世界支配の終わりの始まりか
・最高指導者を何人殺してもイランは屈しない
・クーデターが起こりにくい正規軍と革命防衛隊の相互監視
・2003年のイラク戦争からイランは何を学んだか
・イランには極超音速ミサイルも残されている
・イラク攻撃に酷似しているアメリカのイラン攻撃
・結果によらずアメリカは中東から引いていく

第2章 イラン戦争後に訪れる新・中東秩序とは
・「二度と戦争したくない」が湾岸諸国の本音
・「スンナ派とシーア派の対立」はアメリカのプロパガンダ
・今後薄まっていく米軍基地の存在感
・経済でサウジアラビアに接近するアメリカ
・サウジアラビアは全方位外交へ
・イランを有望な投資先と考えだしたサウジアラビア
・イランもサウジアラビアとの良好な関係を望んでいる
・中東の3大国トルコ、イラン、サウジアラビアが協調する日
・「イスラエルとの関係正常化は選択肢にある」と語ったムハンマド皇太子
・ハメネイ師の死でイランはどう変わるか
・日本が勝ち組に入るには

第3章 中東主要国の歴史と地理
・砂漠の国サウジアラビアは水の生産量世界一
・世界の中心に躍り出たイスラム共同体
・いまの中東問題を生んだイギリスの三枚舌外交
・アラブ人を団結させたアラビアのロレンス
・一種の“グローバル国家”だったオスマン帝国
・サウード家の者を王として生まれたサウジアラビア
・クルド人問題は、英仏のでたらめな国境線引きで生まれた
・16世紀から始まったスンナ派とシーア派の対立
・スンナ派が多数派になった理由
・スンナ派の原理主義国サウジアラビア、シーア派の原理主義国イラン
・サウジアラビアはアラブ世界の長男

第4章 サウジとドバイの成長競争──「サウジビジョン2030」の凄さと経済発展のリアル
・なぜサウジアラビアは、ひと頃まで停滞していたのか
・「眠れる巨人」が覚醒
・ムハンマド皇太子による大変革
・サウジアラビアを根底から変える「サウジビジョン2030」
・「2030年までに世界の中心になる」は実現可能か
・コンテンツ産業の集積地「キディヤ・シティ」とは
・キディヤ・シティでニートの若者にも夢を与える
・奇抜なビルが建ち並ぶ、新たな中心地KAFD
・女性の社会進出も始まった
・校内を鉄道が走る世界最大の女子大学
・2030年までに世界のトップ大学入りを目指す
・聖地メディーナでも開発が進んでいる
・封印された世界遺産マダイン・サーレハも開放へ
・ギネスブックにも載る世界最大の鏡張り建築物「マラヤ」
・聖地への玄関口ジッダは、インキュベーションの地に
・メッカの旧市街に多いイエメン人たち
・兵器の製造も国内に転換
・全長170キロに及ぶ究極のスマートシティ「ザ・ライン」
・「砂漠の民が砂漠を水と緑で覆い尽くしたら世界は終わる」
・サウジアラビアの成功の先駆者・ドバイ
・給料をすべて自己投資に回せるドバイの若者たち
・10年後の世界の中心はサウジかドバイか

第5章 なぜサウジアラビアは大変革に成功したのか
・サウジアラビア社会の空気を変えた女子校火災事件
・ユーチューブの視聴時間の長さが世界一
・入国への高いハードルだった短期商用ビザ
・不安だらけだった初めての訪問
・抵抗勢力を一掃していったムハンマド皇太子
・カショギ殺害事件とは何だったのか
・世界最大のシンクタンクでもあるサウジアラビア政府
・民主導ではなく、国主導だからこその成功
・民主主義がよいか、独裁がよいか
・男女のあり方からも見えてくるサウジアラビアの変化
・伝統的な見合い結婚から、恋愛結婚に近い見合い結婚へ
・一夫多妻は過去のものへ

第6章 中国、インドを丸め込むアラブの外交力
・アメリカ一辺倒ではないサウジアラビアの外交
・中国ともよい経済関係を築いてきたサウジアラビア
・アメリカと中国を天秤にかけるサウジアラビア
・インドを必要としているサウジアラビア
・インドの宿敵パキスタンとの軍事連携も

第7章 カタールとスーダン……ユニークな中東諸国の戦略
・石油依存から液化天然ガスに切り換えたカタール
・パンデミックで証明されたカタールの先見性
・アルジャジーラが目指す「世界のメディアセンター」
・テロリストたちの犯行声明をそのまま流す理由
・カタールは、のらりくらり外交
・肥沃な土地を持つ、アラブ連盟の一員スーダン
・スーダンに接近するサウジアラビアの思惑

第8章 日本との歴史を明らかにする
・ファイサル皇太子時代の日本とサウジアラビアの関係
・山下太郎がアラブ世界で見せた「欧米とは違う日本」
・田中角栄時代に緊密化した日本と中東
・田中政権の中東路線を継承した三木、福田政権
・日本の技術協力で日本とサウジアラビアは、よりよい関係に
・アニメ文化の定着も日本人への好感に
・ゴミ収集車に『キャプテン翼』の絵を描いて寄贈
・日本人の美徳を紹介する番組「カイゼン」
・「アジアの太陽は、日本から昇ってアラブに沈む」
・中国人とは「ビジネスの関係」、日本人とは「友だちになりたい」
・新婚旅行でも来日しているムハンマド皇太子

第9章 中東で成功するビジネス戦略とは
・アラブ世界は中小企業こそ向いている
・1本10万円のドレッシングが売れた
・有田焼のボトルに金箔、檜の箱に西陣織の帯
・ビジネスチャンスは石油以外にこそ大きく広がっている
・日本の大企業が中東で成功しにくい理由
・ブルーアンモニア構想はなぜ頓挫したのか
・日本企業が中東で成功するには、スピード感が必要


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