

なぜ、その線はそこに引かれたのか?
日本の領土問題が解決しない背景、中国が台湾を手放せないヤバい理由、世界の紛争の大半はイギリスが原因──紛争と謀略の世界史。国の内と外を隔てる境界をめぐって、さまざまな歴史やドラマが生み出されてきた。日本人の当たり前からはみ出た世界の“常識”を、楽しく紹介。世界はまだまだ不思議と驚きに満ちている。
国境線を見れば、世界のニュースがつながる
戦争、資源、民族、宗教、植民地支配──教科書には載っていない、大人の教養!
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世界中の多くの国は、陸の国境線を持っている。
陸続きということは、外からいつでも入ってくることができる。それはすなわち、侵略や戦争を容易に行えることを意味している。事実、ヨーロッパやアジア、アメリカ、アフリカなどの大陸の国々は、侵略や戦争でたびたび国境線が変わっている。国境線を1km、いやたった1m動かすために、どれほどの血と鉄と知恵が注ぎこまれたか。(中略)
国境線の一本一本には、悲喜こもごものドラマが詰まっている。それは「世界史の一断面」であり、「人類の性」の表れであり、「国家とは何なのか?」という問いを投げかけるものでもある。(「はじめに」より)
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〈目次〉
第1章 南北アメリカ編
【国の広さも金しだい】領土をドルの力で広げたアメリカ
【世界最大の飛び地】アラスカがアメリカ領になったワケ
【北アメリカ大陸を真っ直ぐに分断】カナダとアメリカの不思議な国境
【先っぽだけが別の国】アメリカ領ロバーツ岬
【カナダを悩ます頭痛の種】ケベック州の独立運動
【メキシコ政府が作った!?】安全な不法入国のためのマニュアル
【実は中南米諸国の多くが反米国家】アメリカがベネズエラを急襲した背景
【自国の領土にある敵国の軍事施設】キューバのなかの米軍基地
【南米に横たわる、巨大国家の秘密】なぜブラジルは大きいのか?
【経営者の桃源郷】カリブ海に浮かぶ税金天国
【自然的国境の驚異】チリはなぜ細長いのか?
【最後に残った手付かずの大陸】南極大陸はだれのものか?
第2章 ヨーロッパ編
【東西冷戦の象徴】ベルリンの壁は国境線ではなかった
【世界最小の国】バチカン市国ができた理由
【難攻不落のイギリス領】因縁の地、ジブラルタル
【イギリスの抱える深い闇】北アイルランド問題とは何か?
【海上要塞の独立国!?】シーランド公国
【実は世界有数の軍事大国】永世中立国スイスの意外な一面
【自国の空港が他国の領内にある】スイスのバーゼル空港
【教科書から消えた!】小説『最後の授業』の真実
【領土がないのに国!?】国境のない国、マルタ騎士団
【実に国土の4分の1が埋立地】オランダの埋立地は領土なのか?
【わずか90年の間に領土が3分の1】悲劇の国、ハンガリー
【ソ連に侵攻されたのに加害者扱い】フィンランドの数奇な運命
【歴史的な地域統合政策】ヨーロッパから国境が消える日
【なぜ小国デンマークの領土?】新たな火種の島グリーンランド
【ロシアとウクライナは共同でソ連から離脱】ソ連の国境はどうなった?
【ロシアの飛び地、カリーニングラード】かつてのお荷物はいま…
【ソ連崩壊後に訪れた泥沼の民族紛争】チェチェン問題
【ウクライナ戦争での西側の大誤算】なぜロシアは経済制裁が効かないのか?
第3章 中近東・アフリカ編
【中近東に残る列強の爪痕】作られたアラブ諸国の国境線
【最近まであった国境未画定地域】サウジアラビアのテキトーな国境
【たかが川と侮るなかれ】イランとイラクの国境問題
【イギリスの三枚舌が招いた】イスラエル~三者三様の約束の地~
【大陸を分ける直線の国境】アフリカの国境に直線が多いワケ
【国のなかに国がある】南アフリカのなかのレソト
【アフリカに残る、国境空白地帯】西サハラはだれのものか?
【アフリカ大陸にある最後の植民地】セウタとメリリャ
【ひときわ異彩を放つ奇妙な形】ナミビアの矢印型国境線のナゾ
【首都が独立運動!?】赤道ギニアの独立問題
【史上まれにみる、泥沼の争い】コンゴ動乱を起こしたのはだれか?
【イスラム圏のど真ん中にある】最古のキリスト教国アルメニア
第4章 アジア・オセアニア編
【チベットを離さない中国】チベットを独立させないワケ
【独立を絶対に認められない深刻な理由】台湾は超大国「中国」の泣き所
【ソ連から領土を奪い取った中国】ウスリー川の珍宝島
【まれに見る、高地国境の争い】ヒマラヤ山脈の国境未画定地域
【世界一物騒な国境線】カシミール地方
【かつての栄華は今いずこ】モンゴル帝国の末路
【意外としたたかな微笑みの国】タイはいかにして国境を守ったか
【本当にあった『地獄の黙示録』】ゴールデン・トライアングル
【朝鮮半島の悲劇の象徴】半島は38度線で分断されていない
【国内移動にパスポートがいる】マレーシアの奇妙な領土
【本国から1600キロの飛び地だった】仕方なく独立したバングラデシュ
第5章 日本列島編
【島国の特権か?】日本は世界有数の広い国?
【かつて東アジア全域を制した】第二次大戦期の日本の支配圏
【明治新政府は根性があった?】イギリスから分捕った小笠原諸島
【最初から返すつもりがなかった】北方領土問題が解決しないワケ
【今も続く韓国の実効支配】竹島問題も難しい
【国を挙げての護岸工事】沖ノ鳥島は島か岩か
【降って湧いたような領土問題】尖閣諸島はだれのものか?
【日本が放棄したために起きた争い】南沙諸島の領有権問題
【アメリカより日本のほうが民主的だった?】なぜ沖縄は返還されたのか?

イスラエルとアメリカが世界を壊す!イラン攻撃、イラク戦争、9.11、ケネディ暗殺……誰が利益を得たのか?脱アメリカの安全保障戦略を日本人に警告する。
●新米保守層が知らない米─イ関係の深層
●資源、エネルギー、技術、食料の支配を目論むトランプ
●過激シオニストのテロリストが作ったイスラエル
●ジョン・レノン射殺事件とCIAの奇妙な接点
●J・F・K暗殺とイスラエルの関係を示す一次資料
●地下暴力組織を母体にして創設されたモサド
●イラン戦争でイスラエルが仕掛ける「偽旗作戦」
●戦時プロバガンダとナイーブな新米保守言論人
●ブルドーザーで潰した墓の上で踊る女性イスラエル兵
●北方領土、竹島、尖閣問題の仕掛け人はアメリカ
●これからの時代に必要な日本人像とは……
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本書で扱う最大のテーマは、イスラエルとアメリカ政治の関係です。このテーマは極めてセンシティブであり、ともすれば「反ユダヤ主義」とか「歴史修正主義」あるいは「陰謀論」といった感情論や、極めて単純なレッテル貼りに流されやすいものです。
しかし本書の目的は、特定の国家や民族を批判することではありません。私たちが考察したいのは、「国家はどのようにして他国の政策決定に影響を与えるのか」という、情報戦と権力構造の本質を描き出すことです。その一例として、第二次大戦後から今日に至るまで、アメリカがどのようにしてイスラエルの強烈な影響下に置かれてきたかに注目したのです。
たとえば、本書の中では非常に示唆的な事例として取り上げた一つが、1967年に発生したUSSリバティ号事件です。
なぜあの事件は十分に検証されなかったのか。なぜ多くの疑問が残されたまま歴史の片隅に追いやられたのか。そしてなぜアメリカ社会は、それを大きな政治問題として扱わなかったのか。
こうした問いを考えることは、決して過去を振り返るためだけではありません。現在進行形で世界各地で展開されている情報戦を理解するためでもあるのです。
今日、戦車や戦闘機だけが戦争の道具ではありません。SNS、メディア、教育、文化、そして歴史認識そのものが戦略兵器として機能しているのです。人々が何を信じるのか。何を忘れるのか。何を語り、何を語らないのか。そうした認識空間の支配こそが、現代における情報戦の本質です。(丸谷元人「はじめに」より)
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〈目次〉
第1章 アメリカとイスラエル=グローバリズムへの疑い
反グローバリズムへの目覚めは「9.11」
仕掛け人は知識人層が馬鹿であることを確信した
9.11で物理的に不可能だったこと
地球温暖化・怪しい仕掛け人たち
ワクチン接種と恐怖による支配
民主主義の本質を見抜いていたのはスターリン
合衆国が銃保有を保障する理由
親米保守層が知らない米─イ関係の深層
大英帝国とイランの関係前夜
資源を求めたチャーチル
資源・エネルギー、技術、食料の支配を目論むトランプ
排除すべき「怪物」モサッデク
黒幕・CIAに操られたメディア
第2章 中東の近現代史に潜む認知戦
レジームチェンジの背後にはいつもアメリカ
自ら「敵」を作るアメリカの愚かさ
革命防衛隊の実像
2026年1月イラン国内騒動の正体
イギリスの三枚舌外交とユダヤ人
過激シオニストのテロリストが作ったイスラエル
ケネディとイスラエルの核開発
シオニストがアメリカ政治を支配した瞬間
シオニズムの暴力性
JFK暗殺とイスラエルの関係を示す一次資料
MKウルトラ計画
ジョン・レノン射殺事件とCIAの奇妙な接点
CIAが「陰謀論」という言葉を生んだ
公開されたJFKファイルの黒塗り部分にあった文字
中東戦争に参戦させる目的で米海軍艦を攻撃
「偽旗作戦」という認知戦
ハマスの生みと育ての親はイスラエル
第3章 非対称の地獄にはまる世界最強の米軍
イラン攻撃前後の世界の動き
トランプを勝たせたMAGAとMIGA
アメリカファーストと親イスラエルの違い
12日間戦争のパーフェクトな停戦の裏側
イスラエル側のトランプへの「切り札」
グローバリストの中の対立
健康問題を理由にした退場
シオニストの歴史と正体
ユダヤ人の中の「反シオニスト」
地下暴力組織を母体にして創設されたモサド
ネタニヤフ体制下のイスラエルは「テロ国家」
イランが米軍を苦しめた非対称戦術
「非対称」地獄を前に自衛隊は……
ハイテク兵器は強いのか?
イランに学ぶべき日本の対中戦術
一番弱いところに最大の暴力を注ぎ込む
シンボルでしかなくなった空母打撃群
イラン戦争でイスラエルが仕掛ける「偽旗作戦」
24年前の対イラン仮想演習で瞬殺された米軍
米軍の何倍もあるイランの戦力
あらかじめ失われた大義と必要性
イラン戦争は予定されていた「仕上げ」
ネオコンとユダヤ人の関係
AIテックの人々とイスラエル
核抑止を掲げたハメネイ師を殺す矛盾
イスラエルはよくてもイランはだめ
シオニストは力を相当失う?
レジームチェンジはどこで起こるか
第4章 戦時プロパガンダの真実
トランプの敗北宣言
米空軍パイロット救出作戦の謎
荒唐無稽な作戦とヘグセスのペンタゴン粛清の裏側
政府の失態を覆い隠すために被害を捏造
イラン戦争の実際の死傷者は……
戦時プロパガンダとナイーブな親米保守言論人
イランに「最大譲歩」した停戦合意
第5章 情報戦にやられ続ける親米保守
若年層ニューライトの勃興
ブルドーザーで潰した墓の上で踊る女性イスラエル兵
理想の国から逃亡するイスラエル人
ヒズボラ指導者暗殺の英雄が少女を買春
きっかけはラビン暗殺
国際情勢を語るうえでの語学力
CIAから情報で一本釣りされる朝日文化人
高校レベルで歴史知識が止まっている外務省キャリア
CIAを参考に作ったGAFAMT
保守言論が「アメリカタブー」にハマる理由
問われる日米同盟の在り方
イランの戦術を徹底的に研究せよ
アメリカの軍需産業を儲けさせる必要なし
北朝鮮は最先端を研究している
壊滅的被害のイスラエルを待つ衰亡の未来
アメリカ頼りの国防戦略の危険性
「憲法9条」を逆に利用する
第6章 「封じ込め」を破り、自立した国防戦略を
80年間アメリカに飼い慣らされた結末
台湾侵攻のパターンが変わる
中東情勢に専門家もついていけない
北方領土、竹島、尖閣問題の仕掛け人はアメリカ
善であるはずのウクライナの実像
第二次大戦勝利と日本支配の成功で快楽を覚えた
新たな核抑止構造が生まれる
諸悪の根源は鈴木貫太郎の一言
ハリウッドとCIA、モサドの家系
これからの時代に必要な日本人像とは……
霞む親米保守と活性化する若年層
国防を任されたヘグセスの人格に大問題が……
SNSを舞台にした情報戦が展開
親イスラエル議員への大規模な落選運動
アメリカ信奉から脱出せよ
親米保守から抜け出せない高市首相

アメリカの「罠」に嵌った中国の大誤算!
「レアアース」カードは既に通用しない
「人民元決済」にとどめが刺された
社会を持続不可能にする「水不足」
台湾侵攻できない「人民解放軍」の機能不全
経済・軍事・食料……不都合すぎる中国の致命傷!
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習主席だけにスポットを当てると、中国自体の持続可能性が見えにくくなる。本書ではその視角を「習近平が恐れるもの」として設定した。習主席が最も恐れるのは「中国共産党が維持できなくなった中国」である。習主席を直視できないことで、今の中国にいかに問題が蓄積し、深刻なリスクが生じているかを本書はあぶり出す。そのうえで、日本がとるべき方策を考えていく。(「はしがき」より)
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〈目次〉
第1章 トランプに追い込まれる習近平
1.米中会談でトランプが仕掛けた罠
「10秒の握手」が語ったもの
CEO軍団が体現した米中「産業格差」の可視化
「みかじめ料」から「みかじめ制度」へ
「和解」ではなく「対決の先送り」
「中国を最後に残す」トランプ式外交術
習近平という「裸の王様」
2.「激突前夜」に突入する米中
中国に対して一貫した立場
ウクライナ戦争へのアプローチ
ニクソンによる中ソ外交との類似点
外交を複雑化する習近平という不安定要因
中間選挙の前の静けさ
3.失われた習近平最大の野望
ドル基軸通貨体制に挑戦した中国
デジタル人民元がドルに対抗できない理由
人民元が「リスク通貨」である理由
BRICS通貨は失敗する運命
イランとベネズエラの権益を失った意味
4.ベネズエラとイラン攻撃による中国の「敗北」
ベネズエラ攻撃で露呈した中国の弱点
可視化されたアメリカの圧倒的優位性
中国の石油権益を奪取したアメリカ
「レアアース」カードはすでに過去のものに
アメリカはロシアに接近する
第2章 人民解放軍トップ粛清の衝撃
1.「幼なじみ」の軍トップを粛清
張又侠とは何者か
粛清の直接的引き金
習近平の戦区改革で軍が弱体化
ロケット軍が腐敗の温床に
張又侠が習近平と対立した理由
習近平が恐れたこと
中央軍事委員会の空洞化
孤独な独裁者
2.重要部門と将軍級の連続粛清
「台湾併合軍の要」への粛清の意味
数字とはかけ離れた本当の実力
将軍級粛清の全体像
台湾担当部隊の腐敗が深刻である理由
習近平の「気づき」とその限界
恐怖で統制された軍の末路
3.汚職摘発か、政治的不信か
反腐敗運動が生んだ大衆人気
鄧小平路線との決別
デジタル監視社会の到来
都市戸籍市民への「見えない檻」
沈黙は服従を意味するか
腐敗摘発によって巧妙になった汚職
政治不信の代償
4.習近平は何を恐れているのか
ある女性学者の反乱
蔡霞論文が暴いた習近平の本性
習近平が恐れる「三層構造」
パラノイアが生む統治の悪循環
消せない天安門事件の亡霊
真実という名の最大の脅威
5.忠誠競争がもたらす軍の機能不全
ナルシスト国家の軍隊が陥る罠
忠誠競争のメカニズム
「見せる軍事力」と「戦える軍事力」の分裂
汚職が止まらない理由
台湾併合はすでに困難に
第二標的戦略の罠とアウトサイド・イン戦略
第3章 習近平が経済政策で失敗を繰り返す理由
1.「都市封鎖」という名の人権蹂躙
あまりに空疎な「コロナ勝利宣言」
「禁固刑」に処される住人たち
ゼロコロナが経済に与えた打撃
ゼロコロナ政策の敗北
2.不動産バブル崩壊と地方財政の空洞化
恒大破綻の引き金
「土地財政モデル」の限界
消費縮小からデフレスパイラルへ
日本のバブル崩壊が長引いたわけ
中国政府がバブル処理をできない理由
米国債から金へのシフト
一帯一路、本当の目的
3.民間企業の締め付けがもたらしたもの
3つの「権力資源」への強い警戒
産業の「予見性」を失った中国
国有企業優遇が生む「逆淘汰」
4.「共同富裕」が恐怖政治に陥った理由
習近平と李克強の対立
鄧小平路線との決定的断絶
上納金と化した「自主的な」寄付
共同富裕の直接的犠牲者
「共同貧困」という皮肉な帰結
5.誤りを認められない体制の末路
統計の政治化
権力集中が生んだ機能不全
台湾有事は「出口戦略」にならない
「崩壊」ではなく「長期疲弊」
日本が学ぶべき教訓
第4章 中国を「持続不可能」に追いつめる水問題
1.中国は「水の覇権」で敗北する
「水の覇権」をめぐる新地政学
「水の武器化」という新しい脅威
核保有国同士の「水の冷戦」
2.リスクが高まる一方の中国水問題
中国における水不足の構造
中国北部「持続不可能」農業の実態
貴重な水源を汚す愚
「極度水不足」地域に位置する中国の心臓部
3.持続不可能な「南水北調」と「三峡ダム」
「偉大な工事」が覆い隠した矛盾
「対症療法」としての巨大プロジェクト
巨大リスクを抱える巨大ダム「三峡ダム」
専門家による「命がけの警告」
生態系と農業の崩壊
三峡ダムは「中国最大の弱点」
洪水と渇水のはざまで
4.環境悪化がもたらす農業危機
農業の「北方シフト」という危険な賭け
中国農業を壊した「世界の工場」
習近平が「戦争」に言及した理由
大豆不足が中国共産党を崩壊させる
「三農問題」という慢性疾患
5.中国の産業力を奪う電力問題
「ちぐはぐ」を続ける中国の環境政策
2021年の中国大停電
2022年の四川省渇水
再エネ拡張と原子力増設
「自転車操業」が破綻するとき
エピローグ 判断力を失った中国にどう対応すべきか
側近政治から忖度政治への変質
「悪い知らせ」が届かない独裁体制
形式化する会議、儀式化する意思決定
習近平を閉じ込めた「虚像の檻」
中国における最大のリスク
習近平後の中国は不安定化に向かう
崩壊する大国・中国を過小評価するな

情報の武器化と認知戦の最前線
イラン戦争、ベネズエラ急襲……誰が見ても明らかなトランプのアメリカの変質。非民主主義陣営の伸張。独裁者の属人的要素がパワーポリティクスを決める時代はいかにして現出したか。右派ポピュリズムと陰謀論が席捲する現代ハイブリッド戦争の新論点!
陰謀論が跳梁跋扈し、世界が非民主主義陣営CRINK(=中国、ロシア、イラン、北朝鮮)に浸食され、もはや地政学でさえ通用しないかに見える時代のパワーポリティクス!
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今や世界の人々は、容易にネット言論に左右されるようになりました。世界各国で、それを利用しようとする政治勢力が出現しています。中には単に利益目的のケースもあります。今や誰かが“噓を武器化して人々を煽動”している光景がどこでも見られます。そんな“狂気”が必然的に民主主義陣営のオープンな社会を直撃しています。
そして、それを利用すれば、軍事力を使わずに他国を弱体化できます。いくつかの国では公的な工作機関が、それを狙う情報工作を行なっています。国際社会は誇張でなく、人類がかつて経験したことのない“仕組まれた狂気”が凄まじい力を持つ時代に突入したと言えます。(「はじめに」より)
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〈目次〉
第1章 世界経済を大混乱に陥らせたイラン戦争
イラン戦争の3つの「狂気」
イランが開発している濃縮ウラン型は短期で核爆弾を開発可能
2025年6月の「12日戦争」に到る経緯
2026年1月のイランの反政府デモでの死亡者は推定2万人
2月11日、ワシントンでのネタニヤフの説得
トランプに上げられた誤情報とトランプの誤認識
ハメネイ最高指導者の殺害とその後の展開
「ベイト」を采配した新・最高指導者モジタバ・ハメネイ
モジタバ政権の陣容
殺害されたイラン側要人
ホルムズ海峡の封鎖
革命防衛隊と国軍は建前上は同格
2週間の停戦合意から停戦延長へ
第2章 ベネズエラ急襲の背景と国際政治の新論点
真夜中の軍事作戦
“手軽な介入先”としてのベネズエラ
ベネズエラ国民の8割は反マドゥロ
反政府派を激しく弾圧したマドゥロ政権
大統領選でのマドゥロ当選を米国は認めていない
麻薬取締りから石油利権の獲得へ移っていったトランプの口実
国際法の有効性の限界
第3章 トランプ再登場の非常事態(1) 内側から破壊される民主国家・米国
根拠皆無の陰謀論を振りかざし再選復活したトランプ第2次政権
「グリーンランド買収・領有」という勝手な思い付き
連邦政府職員の大量解雇と対外援助組織の解体
インテリジェンス能力の大幅低下
ロシアへの忖度
米政界屈指の陰謀論者ロバート・ケネディJrを保健福祉長官に
たいした軍歴もない国防長官ピート・ヘグセス
もっとも発言力があるJ・D・バンス副大統領の背景
ホワイトハウス内の側近はイエスマンばかり
情報機関人事に目立つ“不適材不適所”
FBI不要論を語る陰謀論者のFBI長官カシュ・パテル
安全保障分野の怪しげな人物たち
別格の“最側近”トランプ・ファミリーの面々
第4章 トランプ再登場の非常事態(2) プーチンの掌の上の米国大統領
ロシアの対米心理戦が米国内の極右ポピュリズムとシンクロ
第1次政権時の親ロシア人脈
「自分が大統領になれば1日で戦争を終わらせられる」
プーチン直結の対米エージェント、キリル・ドミトリエフ
芸能ニュースに頻出する不動産王トランプ
トランプ周辺の強固な右派思想人脈
MAGA派の代表的インフルエンサーたち
政権内部に浸透したトンデモ人脈
第5章 陰謀論勢力が急伸する欧州
大置換理論を生み出したフランス
リフォームUKとイングランド防衛同盟
AfDより過激な「ライヒスビュルガー運動」
野党ながらオーストリア第1党になった極右の自由党
政権獲得で穏健化したメローニのイタリア
ハンガリーとスロバキア、そして欧州議会
各国で陰謀論を拡散するソーシャルメディア
第6章 CRINK(中・露・イラン・北朝鮮)を止められない世界
非民主主義陣営=CRINK
冷戦終結後、対テロ戦争の時代を背景にプーチンのロシアが勢いづく
「ロシアvs西側」の対立軸を決定づけたプーチンのアサド政権擁護
中国の対外強硬路線を招いた2014年のロシアのクリミア半島奪取
ロシアの仲間としてのイランの勢力拡大
米本土を射程に収めるICBMを持った北朝鮮
世界の将来に平和は考えにくい状況に
中国とロシアの後ろ盾を得て北朝鮮の安全保障は盤石
第7章 西側、反民主主義陣営、そしてグローバル・サウスの新局面
人権侵害常習犯の反民主主義陣営
国際秩序に対抗する独裁政権国家
西側陣営の主軸と枠組み
グローバル・サウスの筆頭インド
ブラジル、南アフリカ、トルコ、サウジアラビア
独裁者の属人的要素が国際政治力学を決定する時代
第8章 情報の武器化と認知戦の最前線
認知戦は相手の認知プロセス全体を標的にする
認知戦は「心理戦および情報戦の進化版」
認知戦を最大限行使しているのはロシア
欧州各国へのロシアの影響工作
ロシア影響工作の実行部隊
ボットと偽アカウントの大量使用に生成AIによる自動化が加わる
強まりつつあるロシアの対日デジタル誘導工作
中国のデジタル影響工作
イラン、北朝鮮、イスラエルの影響工作
第9章 世界を動かす陰謀論ビジネス
ロシアの影響工作は右派ポピュリズム系のインフルエンサーに媒介される
陰謀論ビジネスのインフルエンサーたち
おわりに 地政学の時代は終わったのか

米国で生まれ育ったZ世代タントリス氏が語る、分断の過激化する米国での過酷な体験を、茂木誠氏が歴史的文脈で読み解く異色の対談。タントリス氏の体験談を軸に、ニューディール体制の崩壊、マルクス主義者によるリベラルの乗っ取り、ベビーブーマー世代の無自覚な加担という視点から米国社会の病巣に迫る。
茂木「多様性を強制するポリコレ全体主義は、近未来の日本か?」
タントリス「この国で僕は覚醒した。東京はなんて気持ちいい」
●トランスジェンダーの代名詞には「ZE」を使え
●白人男性が好かれるためにはリベラルに徹するしかない
●ヒラリー・クリントンを批判できる雰囲気は皆無だった
●「白人は悪」という前提を受け入れないと人種差別主義者になる
●「ブラックピル」が蔓延する社会
●「この国に裏切られた」という孤独を抱えている
●正しさを疑い始めた「普通のアメリカ人」
●日本で生きるコツは、まず謝罪すること
●トランプ再登場へのとらえ方の違い
●定義できない日本の、壊れにくい構造
●日本にいれば「すごい何者か」でなくてもいい
●日本人の「本音と建前」について
●天皇という「大きな物語」が生きている日本
〈目次〉
第1章 「アメリカの分断」の時代に生きて
親は言う「大学を出なければ将来はない」
ハーヴァード大学に行きたければ放課後の過ごし方も大事
呆れるほど金がかかるアメリカの大学
世界トップの美大に何となく入って
「リベラル」でなければ生きていけない場所
白人はソンブレロをかぶるな、キモノを着るな
白人はこれまでの歴史を他人種に謝罪すべきだ
リベラルの主張の先っぽにはマルクスがいる
保守向けとリベラル向けでニュースにも違いがある
論理主体の人生か、感情優先の生き方か
母のリベラル思考の源流はパンク・ロック
第2章 白人男性の自由が奪われた社会
トランスジェンダーの代名詞は「ZE」を使え
白人男性が好かれるためにはリベラルに徹するしかない
【タントリスのノートから(1)】「レイプ擁護者」にされた日
知識人はポストモダニズムに向かっていると言うが
ヒラリー・クリントンを批判できる雰囲気は皆無だった
【タントリスのノートから(2)】アメリカ保守主義の問題点
「白人には文化がない」のか
「いちゃもん」への反論がきっかけで大炎上
「白人は悪」という前提を受け入れないと人種差別主義者になる
【タントリスのノートから(3)】サラのお母さん
大学の外にしか居場所がなくなる
「問題のある人間」にされただけの大学生活
【タントリスのノートから(4)】マイル・オブ・ヒストリー
第3章 成功を諦めている若者たち
アメリカ公立学校の悪の根源「ゾーニング」とは
老いたアーティストが「トリップ」している街
日本人にはない、日常に対するアメリカ人の緊張感
強者として生存しなければならない
ドラッグ漬けの友人の家で
【タントリスのノートから(5)】20年後もこのまま
行われているのは「従順な労働者」を作るための教育
母親の恋人だった男は撃たれて死んだ
【タントリスのノートから(6)】壊れた国で育つということ
「ブラックピル」が蔓延する社会
大学を出て頑張っても家も買えない状況
一日中ゲームをして過ごしている二人の友人
【タントリスのノートから(7)】金持ちのルークの感覚
第4章 ベビーブーマーが国を壊した
有名大学を出ても面接にさえたどり着けなかった
SNSの影響でライブハウスでの演奏さえ断られる
【タントリスのノートから(8)】ミルウォーキーの閉塞感
自虐的すぎるアメリカのリベラル
リベラルという立場をマルクス主義者が乗っ取った
「この国に裏切られた」という孤独を抱えている
【タントリスのノートから(9)】ベビーブーマーについて──レインとの対話
生活の安定がもたらした「何のために生きるのか」という疑問
カウンター・カルチャーを抑えるための「3S政策」
政治の都合の犠牲になったアメリカの伝統社会
思想的混迷の中で行われた2026年のイラン攻撃
体裁も整えずに他国を攻撃するようになったアメリカ
西洋社会は「善悪二元論的な世界観」を押しつけてきたが
正しさを疑い始めた「普通のアメリカ人」
第5章 輝いていたフランス、くすんでしまったフランス
アートを志す者の憧れの国・フランス
自分の国の「良さ」に醒めているフランス人たち
【タントリスのノートから(10)】オン・サン・フー(どうでもいい)
ノートルダム大聖堂焼失へのドライな感覚
【タントリスのノートから(11)】フランスへの失望
変わり果てたフランス
夢の国から悪夢の国へ
第6章 理論よりも生活実感。生きやすい日本
最初は「居場所がない」と思った日本
「ブラックユーモア」が必要ない日常
日本で生きるコツは、まず謝罪すること
日本にいれば「すごい何者か」でなくてもいい
【タントリスのノートから(12)】日本は拡張された家族
トランプ再登場へのとらえ方の違い
政治家はなぜ上位層を優遇するのか
日本で暮らして得られた「違う視野」
宗教に対して自由に見える日本人
日本の宗教はまるで消費文化のよう
なぜ日本の宗教はおとなしくなったか
定義できない日本の、壊れにくい構造
【タントリスのノートから(13)】コンビニの隣の神社
マッカーサーの命令も押しのけた「平将門の首塚
第7章 物事の判断基準が、自分ではなく他社にある社会
日本人の「本音と建前」について
【タントリスのノートから(14)】和辻哲郎の言う真理のありか
ルールは個人を同期させるために存在する
【タントリスのノートから(15)】ルールはルール
「他人が嫌がるから」という基準で動く
【タントリスのノートから(16)】世の中に対する前提
下北沢のライブハウスにもあった「暗黙の了解」
イデオロギーが広がりにくいカルチャー
【タントリスのノートから(17)】ヴェイパーウェイヴ
天皇という「大きな物語」が生きている日本
天皇は「お父さん」で抑圧者ではない

戦争、9.11、新型コロナ、金融支配――世界の重大事件には必ず“奴ら”が絡んでいる。「陰謀論否定者も典型的な陰謀論も間違っている!経済で読み解く陰謀の世界
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先に結論の一部を言っておくと、「闇の支配者」というものは実際に存在する。しかし、巷で言われている「闇の支配者論」とは、かなり趣が違った形で、である。つまりは、「闇の支配者論」の肯定論者にも否定論者にも、誤りがあるということだ。(はじめに より)
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〈目次〉
第1章 世界史を動かした“闇の支配者たち”
コロナワクチンという史上最悪の薬害
大政翼賛会はソ連のスパイが作った
ルーズベルト陰謀説の真実
ルーズベルトの陰謀と誤算
第2章 ユダヤは世界を支配しているのか?
ユダヤ陰謀論とは何なのか?
なぜユダヤ人は金融に長じているのか?
ユダヤの大財閥「ロスチャイルド」
ロスチャイルド陰謀説
ロスチャイルド陰謀論の真実と誤解
ユダヤ陰謀論が生まれる背景
第3章 現代世界を支配する者たち
“9.11の謎”を経済面から追及する
9.11の陰で激しい通貨戦争が
9.11とリーマンショックにまつわるユダヤ陰謀論
実は火の車だったユダヤ系金融機関たち
第4章 財務省は日本の支配者か?
財務省が日本を支配しているのは本当か?
財務省独裁政権
権力を拡大し続ける財務省
第5章 誤解された“陰謀論”
「陰謀論否定者」も「典型的な陰謀論」も間違っている
人類を支配する者の正体