

著者
山上信吾,河野克俊
コード
9784828428642
カテゴリ
社会・国際・政治
発売日
2026/9/1
本体価格
1,800円+税
ページ数
280ページ
サイズ
四六ソフト
内容
―日本外交・安保の正念場―
“媚中・拝米” と決別し、日本の危機管理を強化する!外交&軍事―日本を代表する戦略家2人の提言
・第一列島線に開けられる「大穴」
・“台湾陥落〞が揺るがす日米同盟
・台湾問題を「米中の話」にしてはならない
・石破政権の残念で不愉快な話
・「北朝鮮での失敗」からのイラン攻撃
・尖閣で問われる同盟の実効性
・豪州は対中包囲の要になれるか
・豪州社会に根づく「日本熱」
・AUKUSは原潜だけに非ず
・「海中優勢」という日本の強み
・台湾有事で「核恫喝」はあり得る
・「軍」を正面から受け止める
・高市政権に求められる「東半球戦略」
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この本は、「日本の安全保障にとって日米同盟は死活的に重要」という政府のお題目を繰り返すだけの単なる親米本ではない。同時に、根底に巣食う嫌米感情に囚われ、「日米中二等辺三角形」や「日米地位協定の改正」といった似非保守、左翼アジェンダを追求する本でもない。
当然のことながら、実務の最前線でアメリカとやり取りを重ねてくれば、臍を嚙む思いや苦い思いをすることもある。戦勝国と敗戦国との関係に思いを致さざるを得ない局面も少なからずある。本書では、そんな思いも包み隠さず開陳すると同時に、だからと言ってクダを巻いて終わることなどせず、「では、これからどうすべきか」を追求し続けている。(山上信吾「はじめに」より)
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〈目次〉
第1章 中国はなぜ海へ出ようとするのか
トランプ大統領の横綱相撲だった
太平洋進出を阻む「壁」
大陸国家・中国はなぜ海へ向かったのか
公共財なのか、支配空間なのか
第一列島線に開けられる「大穴」
「点」ではなく「線」
第2章 台湾が落ちれば、日本は包囲される
東アジアの戦略地図そのものが変わり得る
北方重視から南西シフトへ
台湾が中国の出撃拠点になる日
“台湾陥落”が揺るがす日米同盟
「内側から崩す」中国の工作
台湾問題を「米中の話」にしてはならない
第3章 尖閣はなぜ中国の標的になるのか
石破政権の残念で不愉快な話
「要衝」としての尖閣諸島
尖閣帰属の歴史的経緯
「棚上げ」という痛恨
「弱い中国」に与えてしまった猶予
「米軍射爆場」という動かぬ証拠
無人島という弱点
サラミ戦術の始まり
侮らず、侮らせない
第4章 トランプのアメリカは本当に孤立主義なのか
トランプ氏は単純な孤立主義者ではない
「北朝鮮での失敗」からのイラン攻撃
「屈辱の記憶」を抱くアメリカ
ネタニヤフが示した「アメリカの動かし方」
「条件つき」では動くアメリカ
第5章 日本はアメリカをどう巻き込むか
アメリカ自身の利益にもなるように
「受け身でいられる時代」は終わった
尖閣で問われる同盟の実効性
どこで汗をかくのか
巻き込むための同盟ネットワーク
第6章 豪州は対中包囲の要になれるか
豪州の3つの姿
「同盟国」から「敵国」に
戦時下の敵兵慰霊
大きく近づいた戦後の日豪
豪州社会に根づく「日本熱」
中国からの「内なる侵略」
「巻き込まれ論」と対中宥和
地理的に不可欠な国
豪州人のメイトシップ
第7章 米豪同盟、日豪準同盟、AUKUS……さまざまな「同盟」
ワシントンで豪州の発言は重い
日豪RAAの大きな意味
ファイブアイズとの関係は?
AUKUSは原潜だけに非ず
「海中優勢」という日本の強み
濃淡をつけた同盟ネットワーク
通常戦力の“網”の先に……?
第8章 中国の核恫喝にどう対抗するか
核は政治を縛る兵器
台湾有事で「核恫喝」はあり得る
NPT体制という偽善
「拡大抑止」も本当に信じられるのか
現実主義者だった佐藤栄作
「核シェアリング」を提案するべき
SS-20とパーシングⅡの教訓
日本は核恫喝に耐えられる国か
第9章 集団的自衛権をフルスペックで使える日本へ
奇妙な「限定的集団的自衛権」
いつまで「戦力ではない」と言い張るのか
「ポジティブリスト」では国を守れない
自衛隊明記だけでは矛盾の固定化
「軍」を正面から受け止める
戦後日本の「軍人嫌い」
普通の国になる覚悟
第10章 高市政権に求められる「東半球戦略」
インテリジェンス分野強化が重要
「ブレーキ」だった公明党
「冷静な警戒」が必要
経済界は中国幻想を捨てよ
中国を過大評価も過小評価もしない
戦略に不可欠な国家観
東半球を支える国たり得るか
立ち読み
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