

著者
佐藤優,古村治彦
コード
9784828428659
カテゴリ
社会・国際・政治
発売日
2026/9/1
本体価格
1,800円+税
ページ数
248ページ
サイズ
四六ソフト
内容
「神に選ばれた」支配者の使命と論理
宗教から見る目を持たなければ、世界は見えない
「西洋の敗北」と米中露3極体制へ
高市政権の「周回遅れの喧嘩外交」は通用しない!!
イラン戦争はアメリカにとって世界最終戦になるはずだった!
この戦争をただの安全保障の問題と捉えると本質を見誤る。トランプ、ネタニヤフ、モジタバ・ハメネイの3者は強烈に宗教的使命を自覚してこの戦争を戦った。世界はかつてないほど新たな宗教戦争の時代に突入している。
米中首脳会談で対等な関係になったアメリカと中国、アメリカを側面支援したロシア、世界はこれから米中露の3極体制になる──この世界の大変革に日本はどう向き合うべきなのか。「知の巨人」佐藤優と、副島学派の古村治彦が徹底討論する。
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佐藤 米中は競争しながらも協商関係を作り始めています。日本ではあまり理解されていませんが、協商とは仲良くすることではありません。対立しながらも戦争を避けるための仕組みです。同盟関係で戦争に巻き込まれるのは嫌だとどんどん協商関係を結んでいくと、同盟関係がガタガタになっていく。協商は同盟を壊すのです。ところが日本だけが、いまだに対立の論理で外交を行っている。
古村 私が懸念しているのは、このままの状況で進み、日本が米中双方から厄介な存在と見なされる可能性です。これまで日本は、米中対立の中でアメリカ陣営の重要な一員として存在感を発揮してきました。しかし、もし米中が対立を管理しながら協商へ向かうなら話は変わります。日本だけが中国への強硬姿勢を取り続ければ、むしろ米中双方から距離を置かれる、もしくはスケープゴートにされる可能性があります。
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〈目次〉
第1章 世界は「宗教戦争」に突入した──イラン戦争の“合理”を超える“使命”
■トランプはなぜイラン攻撃を決断したのか
ホルムズ海峡封鎖で世界は一変した
ネタニヤフのプレゼンテーション
「対ナチス戦」に転換したトランプ
崩壊した「軍事大国イラン」という神話
イランが狙うパキスタンの核
■神に選ばれた確信と使命
死者との連帯を強調したモジタバ・ハメネイ
トランプ版聖書が意味するもの
ネタニヤフが担う「ユダヤ民族存続」の使命
対立する「神に選ばれた確信」
■始まった21世紀の宗教戦争
トッドの「宗教ゼロ」は当てはまらない
目に見えない価値観の闘いがイラン戦争の本質
第2章 トランプは変節していない──宗教で読み解く「支配者の論理」
■トランプはなぜ止められないのか
トランプの政権基盤は揺らいでいない
第3次世界大戦を阻止したトランプ
トランプの「ダークトライアド」と「理性の狡知」
トランプは神の召命に逆らえない
■メディアが報じないイランの脅威
イランは特殊なイデオロギーの国
年間続くアメリカとの戦争
モジタバ・ハメネイの危険な意思決定
トランプが放棄したオバマの核合意
■クリスチャン・シオニズムの謎を解く
『エクソダス』が変えたアメリカ人のユダヤ観
終末論が生んだ親イスラエル思想
イスラエルはなぜ戦い続けるのか
第3章 世界は敗北していない──「西洋の敗北」から米中ロ3極体制へ
■台湾カードを握る中国
米中首脳会談の基本は協商関係
米中は対等な関係となった
台湾カードを握る中国
■アメリカはなぜ敗北し続けるのか
見えてきたアメリカの限界
アメリカの国力が落ちている理由
イラン戦争はアメリカにとっての世界最終戦になるはずだった
■米中ロ世界3極体制の出現
ウクライナ戦争が独ロ戦になる怖さ
アメリカを側面から支援したロシア
世界は米中ロの3極体制となる
第4章 大変革する世界、日本の選択──高市戦略は国益にかなうか
■高市政権と孤立する日本の危機
高市政権が持つ「偽物の強さ」
協商は同盟を壊す──日本だけが気づかない米中協商
日本が行う「周回遅れの喧嘩外交」
日本外交は無能ではない
ホルムズ危機が直撃する日本
日本が米中共通の敵とされる危険性
■世界と日本は連動している
明の成立と南北朝の動乱
トルデシリャス条約と「徳川の平和」
アヘン戦争と天皇親政
■世界の大変革に日本はどう立ち向かうか
メディアや国民は日本の危機を理解できていない
「本を読まない人」にお金が集まる時代
反・新自由主義が日本の生き残り策
立ち読み
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