

著者
宇山卓栄
コード
9784828428826
カテゴリ
歴史
発売日
2026/10/16
本体価格
1,900円+税
ページ数
312ページ
サイズ
四六ソフト
内容
日ユ同祖論、大英帝国の金融支配、ロシア革命への関与……何が本当で、何がデマなのか?
「史実と証拠」から実像を描き出す
選民思想と閉鎖性が嫌われた3000年
ユダヤ人は謎めいているため、陰謀論が常に付きまとい、正しい実態や民族の歴史が伝わっていません。それらの陰謀論には、誇張が含まれているかもしれませんが、「陰謀論」と切り捨てることができない「リアル」が存在することも事実です。ユダヤ人に関する情報は、虚と実が入り乱れています。いったい、何が本当で、何がデマなのか。歴史的事実に即して、科学的かつ実証的に再検証することが求められています。──本文より
第1章 ユダヤ人とはどんな民族なのか
・なぜ天才が多いのか?
・中世以前のユダヤ人は“戦略的”に混血を行っていた
・遺伝子解析からわかるルーツ
・言語的にはアラブ人や北アフリカ人に近い
・シナイ半島から世界を「さまよう」
・王国滅亡による連帯感の萌芽
・イエスの磔刑から始まるローマ帝国との確執
・紀元前1世紀頃に進んだ白人との混血
・イエスの容貌はアラブ人に近かった
・祖先はハザール人だった?
・反シオニズムに利用される「ユダヤ人=ハザール人」説
・「約束の地カナン」の疑わしい信憑性
第2章 ユダヤ教とはどんな宗教か
・同胞意識の基盤として機能
・唯一神「ヤハウェ」を信仰する完成度の高い虚構
・正典は『旧約聖書』のみ
・「出エジプト」が生んだ選民思想
・最大の受難「バビロン捕囚」の持つ重要な意味
・ゾロアスター教との深い繋がり
・抽象的一神教だったからこそ生き残れた
・なぜ大金持ちが多いのか?
・上層部の金権体質を批判したイエス
・性に厳しくても子孫を増やすことは奨励された
・超正統派の合計特殊出生率は6を超える
・パレスチナ問題を難しくする最大の要因
第3章 ユダヤ人はなぜ嫌われるのか
・民族差別感情だけで嫌われているわけではない
・排他的な選民思想と極端な閉鎖性
・「イエスを十字架につけた民」という烙印
・キリスト教布教戦略の一環としての「ユダヤ人有罪説」
・ヨーロッパにおけるユダヤ人迫害を本格化させた十字軍
・金融業への妬みも迫害の一因に
・情け容赦ない「高利貸し」という一面も
・迫害の導火線となった第4回ラテラノ公会議
・黒死病や戦乱のたびにスケープゴートに
・ゲットーによる「可視化」で偏見が肥大化
・フランス革命による解放と新たな「脅威論」
・宗教差別から捏造の人種差別へ
・シオニストによる陰謀が記された「シオン賢者の議定書」
・ナチス・ドイツ時代
第4章 なぜホロコーストは「なかった」と言われるのか
・2000年にわたる迫害や虐殺の末に起きたホロコースト
・迫害と虐殺をエスカレートさせてきた8つの出来事
・ホロコーストはいかにして行われたか
・凄惨な歴史から浮かび上がる3つの共通構造
・5つに類型できるホロコースト否定論
・「ガス室不存在論」を唱えた論者たちの末路
・現地の強制収容所で取材して感じたこと
・イランの国際的孤立を深めたアフマディーネジャード大統領の「全面否定論」
・「ホロコーストはあった」と証言したアウシュヴィッツの所長ヘス
・「800万人のうち600万人が犠牲になった」を検証する
・若者の間で高まるホロコーストへの懐疑論
・戦後秩序の形成と情報操作
第5章 ポグロムの歴史とユダヤ人の策謀
・ウクライナ戦争はユダヤ人が起こした戦争
・ポグロムのおもな舞台はウクライナ
・ロシア革命時代のポグロム
・バビ・ヤール渓谷ユダヤ人虐殺
・ウクライナにナチスの残党はいるか
・アゾフ大隊、ナチス主義者
・ウクライナ人はなぜユダヤ人を憎むようになったのか
・「屋根の上のバイオリン弾き」はポグロムの話でもある
・イスラエルを建国したのはポグロムから逃れたユダヤ人
第6章 ユダヤ人はロシア革命にいかに関わっていたか
・レーニンやトロツキーに資金援助をしていたユダヤ人、ジェイコブ・シフ
・アメリカやドイツのユダヤ人もボリシェヴィキ政権に加わっていた
・ロスチャイルド家はロシア革命に関わってきたか
・ボリシェヴィキ政権の指導的立場の8割はユダヤ人だった
・ボリシェヴィキ政権はユダヤ人にどう対応したか
・スターリンはなぜ仲間のユダヤ人を次々と粛清したのか
・プーチン大統領がレーニンを批判する理由
第7章 オランダ、イギリスを繫栄させたユダヤ人
・ユダヤ人に自由を与えていたイベリア半島の「コンビベンシア」
・コンビベンシアのもう1つの実態とは
・レコンキスタで低下したユダヤ人の地位
・資本力をアテにしてユダヤ人を受け入れたオランダ
・オランダがユダヤ教を「禁止」も「公認」もしなかった理由
・360年間の不在を経てイギリスに帰還したユダヤ人
・イギリスのユダヤ人の経済的・政治的台頭
・大英帝国の全盛を築いたユダヤ人
・明治維新にユダヤ人はどれだけ関与したか
第8章 アメリカを味方につけるイスラエル国家の思惑
・パレスチナ紛争の種を蒔いていたイギリス
・イギリスを敵視し、アメリカに接近したシオニスト
・「レークサクセスの奇跡」の裏にあったシオニストの策謀
・ホロコーストをプロパガンダに利用したシオニスト
・簡単に和解できないイスラエルとパレスチナ
・アメリカの福音派がイスラエルを支持する理由
・福音派はユダヤ人と共に拡大した
・終末思想とユダヤ人
・イスラエルを祝福する者は祝福され呪う者は呪われる
・置換神学とホロコースト
・親イスラエルの2大組織「AIPAC」と「CUFI」とは
・アメリカ社会におけるユダヤ人
第9章 「日ユ同祖論」に見るユダヤのプロパガンダの悪辣性
・なぜ「日ユ同祖論」は危険なのか
・日ユ同祖論の3つの根拠
・日ユ同祖論を学術的に検証すると、どうなるか
・田中英道氏の日ユ同祖論を検証する
・遺伝子解析によって明確に否定された日ユ同祖論
・19世紀イギリスで広まった「イギリス系イスラエル主義」
・日本やアメリカにも影響を与えたイギリス系イスラエル主義
・「グレーターイスラエル」構想は、一部の宗教シオニストの主張
第10章 ガザ、イラン紛争とイスラエル防衛テック産業の急成長
・イスラエルの宿敵イランは、じつはユダヤ人に寛容な国
・イスラム革命で変わったアラブ人の敵国
・イスラエルは単独でイランに勝てない
・イスラエルの国家犯罪
・ホロコースト、ユダヤ人による虐殺の数々
・イスラエルの暴虐は今日まで続いている
・ガザ戦争以降のイスラエル防衛テック(ミリテック)産業の急成長
・米国ユダヤ系ネットワークとの結節点
・イスラエルのアメリカとの一体化
・ユダヤ企業の日本への取り込み
・静かに進む政治・防衛への接近
・イランの学校空爆とAI標的選定をめぐる論争
・パランティアの出自とCIAとの結びつき
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