日本人の「作法」その高貴さと卑小さについて

書籍詳細

日本人の「作法」その高貴さと卑小さについて

著者

浜崎洋介

コード

9784828427508

カテゴリ

精神・心理・宗教・生き方

発売日

2025/7/17

本体価格

1,800円+税

ページ数

280ページ

サイズ

四六ソフト

内容

伝統、自然観、人間観……
日本独自な生き方の「拠り所」を探る


森鷗外、菊池寛、小林秀雄、福田恆存、吉田健一、江藤淳、大岡昇平、西田幾多郎…堂々と、覚悟を持って闘った先人が伝えたかったこと。現代政治家の耐えられない「軽さ」。全ての価値を「疑い」のなかに放り込んでしまう「近代」という時代を前にして、いかにして、日本人の倫理=信仰は可能になるのか。古くて新しい問いを改めて迎えるための人物論。

〈目次〉
第1章 私にとっての「日本」

・ある「日本回帰」の物語││あるいは一つの自然過程について
・「ポリコレ」について私が知っている二、三の事柄
・「左翼」の〈冷たさ=知性〉について
・私にとっての「愛国としての反日」

第2章 日本人の生き様
・「近代」と「伝統」との間で——福田恆存と「保守」
・「他者」への信仰——西部邁の〈コンヴァージョン=回心〉
・動揺する精神——江藤淳の生と死
・「死」を信じるということ——森鷗外に倣って
・小林秀雄と文藝春秋——「文士」の姿
・菊池寛小論——その「通俗性なき大衆性」について
・福田恆存と吉田健一——「日本に就いて」を肴に
・宿命を「いとほしむ」ということ——『父・福田恆存』について
・近代日本人の「信仰」を問う——大岡昇平の『襲撃』をめぐって
・西田幾多郎ノート——「純粋経験」を継ぐものたち

第3章 空虚なる政治家たち
・安倍「器」論再考——『安倍晋三回顧録』を読んで
・「菅義偉」とは誰なのか——故郷喪失者のルサンチマンについて
・岸田文雄と近衛文麿——その「弱き性格」の行方
・石破茂——その「人格」なき「自意識」について


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