鈴木敏文の遺言

書籍詳細

鈴木敏文の遺言

著者

村尾信一

コード

9784828428031

カテゴリ

ビジネス・経営・マーケティング

発売日

2026/7/1

本体価格

1,900円+税

ページ数

280ページ

サイズ

四六ソフト

内容

稀代の経営者が残したカリスマ思考術

未来に必要なのは「発想する力」だ!

みんなが賛成することはたいがい失敗し、みんなが反対することはたいてい成功する。セブン-イレブン元幹部社員が明かすカリスマの真実!

2016年の鈴木の引退から、多くの逆風がセブン‐イレブン・ジャパンを襲った。24時間営業の是非をめぐる訴訟、上げ底弁当など商品へのバッシング、たび重なる外部からの買収提案、グループの再編、経営陣の刷新。
「もし鈴木がいたら……」
それを思わない日はなかった。

本書で伝えたいのは、鈴木敏文の成功の軌跡ではない。経営手法の解説でもない。いつ、いかなる時代でも変わることのない普遍的で、根源的な思考のあり方だ。セブンの社内会議で、鈴木は毎週必ず登壇して社員たちに語り掛けていた。話題は小難しい経営論や抽象的な会社方針ではない。「梅のおにぎりが足りていないぞ」「機会損失が出ているじゃないか」「君たちは単品管理ができていない」きわめて現場感覚の具体的な言葉だった。日本経済が失われた30年から脱却するためにも、あえて鈴木敏文の遺産を世に問う!


〈目次〉
第1章 セブン‐イレブン100店までの軌跡を追う(1970年代)
鈴木敏文のルーツを辿る
早くから生産性に着目
日本にセブン‐イレブンが生まれたときのこと
1976年、100店を達成して考えたこと
1978年、おにぎりを始める
1980年、オーナーに向けられた言葉

第2章 総店舗数2000店への挑戦(1980年代)
3つの経営戦略テーマ
1982年、「単品管理」のため世界初のPOSシステムを導入
「お客様のために」ではなく「お客様の立場で」
チームマーチャンダイジング
ものまねではなく絶対の追求
競合相手の出現はチャンス
イトーヨーカ堂グループ代表・伊藤雅俊との対談
業界に先駆けて展開した数々の新規事業
あの時、業革を始めていなければ危機に瀕していたかもしれない
地味に、着実に体質の強化に重点を置いた経営
マラソンのように業革は企業の体力づくりの素
みんなが同じ考え、歩調になったとき、活力のない会社になる
それぞれの仕事への取り組み方が会社の発展につながる
若い社員が積極的に意見を言い、伸びる会社に

第3章 昇龍の勢いセブン‐イレブン・ジャパンの快進撃(1990年代)
異例の時期に出された社史の真意とは
ハリケーンスズキがまたやって来た
商品の絶対価値追求「赤飯」
商品の絶対価値追求「チャーハン」
商品の絶対価値追求「冷し中華」

第4章 巨大流通グループの誕生(2000年代)
乗り合いバスのような銀行をつくろう
会議の要諦 「判断の尺度」を「お客様」に合わせる
2005年、セブン&アイ・ホールディングス設立
これからは「オムニチャネル」だ!

第5章 次世代の若者へ、カリスマの最終金言(2010年代)
新地域出店の意味
「金の麺」を廃棄した真意
みんなが賛成することは失敗する
Z世代に向けてのアドバイス1 「ブレイクスルー」の発想
Z世代に向けてのアドバイス2 話し方の基本
Z世代に向けてのアドバイス3 増員要求の前に
「仮説力」が問われるAIの時代

第6章 黎明期~成長期を支えた気骨あるオーナーたち
1号店オーナー山本憲司の視点「閑散とした開店の朝」
老舗の酒屋からコンビニへ転換
「既存の中小小売店の近代化と活性化、共存共栄」
気骨ある商売人のオーナーが数多く加盟
伊藤雅俊の視点

第7章 流通の巨人、鈴木敏文去る(2016年)
2016年4月の「社内クーデター」
セブン-イレブンの成長を陰で支えた立役者、古屋一樹
「冷し中華」11連敗のサラブレッド、井阪隆一
社長の座をめぐる出世争い
鈴木は幹部社員たちをどう見ていたのか
カリスマ不在の新経営体制
セブン‐イレブンにまだ鈴木敏文の教えは残っているか

【インタビュー】鈴木チルドレン古屋一樹、「鈴木敏文」を語る
努力を認めてくれる人
「近くて便利」への想い
井阪・古屋体制の妙
鈴木敏文の真髄は「人を見る眼」
インタビュー後記

略年表 セブン-イレブンを取り巻く主な出来事
あとがきにかえて


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