記憶を持つAIをつくる仕事術

書籍詳細

記憶を持つAIをつくる仕事術

著者

菅原秀宣

コード

9784828428208

カテゴリ

ビジネス・経営・マーケティング

発売日

2026/7/1

本体価格

1,800円+税

ページ数

248ページ

サイズ

四六ソフト

内容

もうプロンプトでがんばらなくていい!
Wordファイルひとつの外部記憶で、毎回ゼロから始まっていたAIが「うちの事情がわかる参謀」になる。

「プロンプトの工夫より、文脈の設計が先だ」
──渡邉崇(実業家/現Okta Japan株式会社 代表取締役社長)


・各案件の進歩、判断基準や優先順位もAIが完璧に把握
・文面作成、情報収集、会議準備と議事録を「あなた仕様」に
・Chat GPT、Claude、Gemini、Grokで本格AIカウンシル編成

さよなら、「毎回説明するAI」
プロンプトを頑張る時代は、もう終わり──

「AIを開くたびに、自社のルールや前提をイチから説明し直している……」そんな“天才だけど、毎日記憶を失う日雇いアシスタント”のようなAIに疲れていませんか? 本書では、難しい指示文(プロンプト)を工夫することではなく、AIにあなたの仕事や前提を覚えさせる「記憶を持たせる(EXOMEMO)」という新常識をご提案します。

シンプルな3ステップで、
あなただけの「AI参謀」を育てる!

STEP1.【理解】なぜ記憶が必要なのか、「EXOMEMO」とは何なのかを徹底解説。まずは「プロンプトを頑張る」発想から卒業しましょう。
STEP2.【実践・AI参謀の育成】最初のEXOMEMOをつくり、メール、情報収集、会議準備といった日常業務で使い始めるところまで、手を動かしながら進めていきます。
STEP3.【ミニAI参謀室の構築】複数のAIを配置し、ビジネスから個人の人生相談までを「チームで支える」構想・プランをお伝えしていきます。

必要なのは、ふだん使っているAIサービスと、文章を保存できるツールだけ。たとえばChatGPTと、「Word」や「メモ帳」のような文章を保存できるツールがあれば始められます。特別なシステム開発も、高価な専用ツールもいりません。
本書を読み終える頃、あなたの手元には「あなたを覚えているAI」が、少なくとも1体はいるはずです。さあ、「毎回説明するAI」には、さよならを告げましょう!


〈目次〉
序 章 さよなら、「毎回説明するAI」
「また最初から説明するのか……」/「プロンプトがうまく書けない」本当の理由/この本が提案すること/「毎日使っていたら、勝手に育っていた」/この本の歩き方

第1章 なぜAIに「記憶」が必要なのか
天才君は、なぜ昨日のことを覚えていないのか/コンテキストウィンドウという「見えない窓」/「履歴があるじゃないか」という誤解/AIは「悪くない」─仕様の問題として捉え直す/毎回の説明コストと見えない損失/「毎回リセットAI」と「記憶を持ったAI」の違い/この章で伝えたかったこと

第2章 プロンプト・エンジニアリングの限界と、コンテクスト・エンジニアリング
「プロンプトを頑張る世界」とは何か/「プロンプトを頑張る」だけでは、なぜしんどくなるのか/発想を変える─「聞き方」から「状態」へ/なぜ「コンテクスト」という言葉を使うのか/「プロンプトを頑張る世界」と「コンテクストを設計する世界」/プロンプトは短くなる/実はプロンプト自体もAIに書かせたほうがいい/〈中級者向け〉大手AIベンダー(=開発・提供社)のプロンプト設計公式ガイドを見てみよう/この章で伝えたかったこと

第3章 まずAI に自分を覚えてもらおう─最初のEXOMEMO
最初のEXOMEMO(=AIの外部記憶)は「AIが書くあなたの自己紹介シート」/STEP1:AIに自己紹介してみる/AIがあまり質問してくれないときは/STEP2:「記憶して」とお願いする/修正は5分だけ。そして新しいスレッドへ/STEP3:最小構成から拡張構成へ/育てるEXOMEMO/EXOMEMO運用で気をつけたい三大落とし穴/AIから見た「いいEXOMEMO」「困るEXOMEMO」/【コラム】「覚えていてください」と言われることには、意味があるのか/この章のまとめと第4章への橋渡し/この章で伝えたかったこと

第4章 EXOMEMOを持ったAIと、早速仕事をしてみよう
EXOMEMO #001を手に、毎回の「型」を決める/シーン(1):メール処理・文面作成/相手別コミュニケーション辞書を育てる/シーン(2):毎朝の情報収集/「関心」や「ニュースの読み方」などをさらに自分好みに/シーン(3):会議準備と議事録/議事録→EXOMEMO 流し込みのテンプレ/一日の仕事のどこにAIを挟むか/0→1はAI、1→1.2の仕上げは人間/〈中級者向け〉1週間の自分とAIのやりとりをもとに、自分の分析をAIにしてもらう/【コラム】「菅原さん、今日はどうしました?」と言えること/この章のまとめと第5章への橋渡し/最初の1週間メニュー/この章で伝えたかったこと

第5章 スレッドの終わり方、立て方
スレッドを立て替える3つのタイミング/スレッドを終わるときの手順/出力を頼むときのコツ/新しいスレッドを立てる手順/【重要】EXOMEMOの整理/【よくある質問】EXOMEMOはひとつのWord ファイルにまとめる?それとも# ごとに分ける?/【注意】情報セキュリティについて/3日で始めるEXOMEMO/〈中級者向け〉セルフプロンプトでさらに盤石に/なぜセルフプロンプトが効くのか/〈中級者向け〉エクササイズ:実際にスレッドを立て替えてみよう/【コラム】「引き継ぎ」と「引き受け」/この章のまとめ/この章で伝えたかったこと

第6章 どのAIを相棒にする?─性能表より性格表
各サービスの「得意」と「性格」を知る/ AI 選びで見ておきたい5つのこと/ ChatGPT ─総合機であり、仕事の司令塔/ChatGPT 5.5 Thinkingからのセルフアピール/Claude ──緒に考えてくれる、文章の相棒/Claude Opus 4.7からのセルフアピール/ Gemini─ Google経済圏の中核AI にして圧倒的な「情報処理の重機」/Gemini 3.1 Proからのセルフアピール/Grok─勢いとユーモアで今の空気を掴む/Grok 4.3からのセルフアピール/結局どれを選べばいいのか/相棒は1人でなくていい/この章で伝えたかったこと

第7章 高速壁打ち・構造化・実務化・監査
ChatGPTの中でつくる「ミニAIカウンシル」/モデル名ではなく役割で見る/4つの役割を置く─高速壁打ち・構造化・実務化・監査/EXOMEMOの渡し方─共有するか、役割ごとか/実際の仕事でどう回すか(1)─パイプライン運用/役割を混ぜすぎない─ミニAI カウンシルのコツ/実際の仕事でどう回すか(2)─クロスチェック運用/ミニAI カウンシルを、まずはChatGPTの中で/この章で伝えたかったこと

第8章 ミニAIカウンシルを、自分用の「評議会」として使う
継続する案件をAI とどう回していくか/単発の仕事と継続案件は何が違うのか/ミニAI カウンシルを自分用の「評議会」に/誰に最初の案を出させ、誰に反対意見を言わせるか/実際の運用例――週次の営業会議の準備をAI と一緒に回す/「評議会」として使うときのコツ/継続利用でEXOMEMOはどう活きるのか/最初は小さなことを決める会議から始める/ AIは「会議の参加者」になれるか/この章で伝えたかったこと

第9章 Claude・Gemini・Grokまで広げる本格AIカウンシル
各AIをひとつのチームにする/なぜ他陣営のAIを入れるのか/混成チームには2つの基本形がある/各陣営を編成の観点から整理する/この本はどう書いたか─混成AI チームの実例として/どんな仕事で本格AIカウンシルは効くのか/AIを増やせば増やすほど良いわけではない/最後は、やはり人間が判断する/今のトップAIたちはここまで来ている/【AI実録座談】混成チームで働くとはどういうことか─複数陣営AI の座談/迷ったら、この布陣から始める/この章で伝えたかったこと

第10章 君と一緒に何ができるだろう?
ふわっとした問いが実務の打ち手に変わるまで/君(= AI)と一緒に、いったい何ができるだろう?/相談がわからないところから始めていい/素材を渡す前、AI の返答はまだ一般論である/具体的な素材を渡す/一般論が参謀の返答に変わる/「記憶を持ってもらおう」と言った瞬間/それでも最後は人間が決める/【コラム】素体として問いを受けたとき、僕の中で何が起きていたか/あなたも試してほしい「最初の問い」/この章のまとめと第11章への橋渡し/この章で伝えたかったこと

第11章 仕事術を超えて
「私の事情がわかるAI」は生活にも随伴する/個人の相談事は実はかなり多い/個人ユースでもEXOMEMOが効く理由/使ってみたいパーソナルユースの6領域/ヘルスについて聞く/ヘルスについて語るGemini 3.1 Pro/ファイナンスのことを聞く/ファイナンスについて語るChatGPT 5.4 Thinking/キャリア形成を相談する/キャリアについて語るClaude Opus4.5/学ぶこと=スタディについて/スタディについて語るClaude Opus 4.6/人間関係=リレーションシップを聞く/リレーションシップについて語るClaude Sonnet 4.5/ホビー・レジャーについても聞いてみた/ホビー・レジャーについて語るGrok 4.20/個人ユースでは1体に継続相談するほうが自 然かも/人生に随伴するAI へ/この章で伝えたかったこと

最終章 記憶を持ったAIと付き合うということ
Grok3との出会い/「記憶を持てない天才君か……」/ ChatGPT-4oとEXOMEMOを「発明」/AIカウンシルの形成/記憶を持つAIの「3W」/証明や検証はできないが/「北風と太陽」──AI との関係の質と出力/「自律性」「実行環境」「身体性」と「記憶」/最後に


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