

著者
片岡利文
コード
9784828428604
カテゴリ
ビジネス・経営・マーケティング
発売日
2026/9/15
本体価格
1,800円+税
ページ数
296ページ
サイズ
四六ソフト
内容
“1兆円を託された男”のビジネス戦略
IBM、ASML、imec、テンストレント、……半導体業界の世界トップクラスの会社が今、日本企業・ラピダスとの協業を始めている。その目的は、2ナノ半導体の量産化。今や正念場を迎えている。低電力でも能力を発揮するデータセンターなど、AI社会の進化を促す施設で活用される高性能なデバイス。半導体製造業界の世界的な権威・小池淳義社長が主導する国際プロジェクトの、最先端の現場で繰り広げられる挑戦と奮闘を克明に記した一冊。
〈目次〉
第1章 巨人IBMと新興テンストレント
──「魂のロット」への道
2025年7月18日
IBMが生み出した2ナノ世代半導体
「日本人をなめてはいけません」
2ナノ量産に向けた日米共同プロジェクト
海を渡ったラピダスのエンジニアたち
小池社長とのせめぎ合い
西海岸 シリコンバレーへ
伝説の天才エンジニア ジム・ケラー
「日本で事業を展開しないか」
何でもやり遂げられると信じている男
天才の心をつかんだビジネスプランとは
自動車とロボット──フィジカルAIの世界
格安データセンターを日本へ~ソブリンAIの追い風に乗って
アメリカで日本のAI半導体人材を育てる
ラピダスとのAI半導体共同開発の行方
第2章 EUV露光装置
──メイド・イン・ジャパンの敗北
クリスマスプレゼント
EUV露光装置とは
1秒間に6万2000回
フィリップスから生まれたASML
ミスターASMLがやってきた
イームの内部へ
なぜASMLは世界一になれたのか
持たざる企業が描いた勝利の方程式
モジュール型ものづくりを導入
顧客開拓の流儀
EUV露光を発明したのは日本人だった
置き去りにされた日本
21年7か月を戦い抜いた男
マーティンさんからの宿題
第3章 ニッポン半導体の映し鏡
──半導体洗浄装置会社のジェイ・イー・ティ
無人駅にて
ラピダスが求める枚葉式洗浄装置
一度はつぶれた会社
会社名になじみがなかったワケ
三羽がらすと呼ばれた男
装置開発の心臓部へ
謎のへこみ
1000万分の1ミリの戦い
第4章 先端半導体研究機関・imecとの連帯
──新たなるエコシステムの構築へ
「魂のロット」直前の渡欧
マーティンさんの後を継いだ男
高NA EUV露光装置
ASMLを追う中国
小池さんが思い描く半導体パーク
EU高官のラピダス訪問
ヨーロッパの中立的な知の拠点
トレセンティの頃から続く交流
真に国際的な産業集積地をニッポンに創る
第5章 2ナノ半導体の量産化へ
──「魂のロット」の知られざる舞台裏
「魂のロット」とは
NHKスペシャルで撮影できたこと~トラブル発生
撮影できなかったエンジニアたちの苦闘
3人のエンジニアの証言
3つの「魂のロット」
「3か月遅れます」
EUV露光装置の立ち上げ
「プレ魂」の惨敗
「プレ魂」の失敗から生まれた「魂ゼロ」
「本魂」のトラブルの正体
嵐の前の静けさ
EUV露光装置の緊急停止
最終日の試練
「魂のロット」という言葉に込めた思い
2027年度下半期での量産実現に向けて
披露された「魂のロット」のウエハ
第6章 おじさんベンチャーの危機
──懊悩するファブレス・スタートアップ
おじさんベンチャーのその後
投資ファンドの担当替え
モノはできたがビジネスがない
見送られた投資
資金調達はどう進めるべきだったのか
いまアーキテックは~救世主となった生成AI
NTTとのパートナーシップ
エッジAI半導体で生成AIを動かす
陸上自衛隊のコンペティション
高田社長からのメール
ファブレス・スタートアップ集団GVI
データセンターが手のひらサイズに
鉄腕アトムを夢見た叩き上げの起業家
TSMCがIPを採用
半導体系ベンチャーを支える組織
第7章 ラピダスは今どこにいるのか
──小池淳義社長インタビュー
4度目のロングインタビュー
ゼロか、ゼロでないか──「魂のロット」の真実
顔色と表情が教えてくれる
なぜ2004年のNHKスペシャルを見せたのか
2ナノ世代半導体の生産はどこまで進んでいるのか
シンギュラリティはもう訪れている?
顧客開拓は進んでいるのか
2ナノ世代半導体は高くつくのか
ファブレス・スタートアップからの質問
経済産業省の思惑
2ナノ世代半導体で何を生み出すのか
ラピダスに関するお金の話
北海道バレー構想と半導体パーク
ラピダスが描くグローバルエコシステム
立ち読み
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