著者
林眞須美死刑囚長男
コード
9784828421155
カテゴリ
ノンフィクション・エッセイ
発売日
2019/7/20
本体価格
1,500円+税
ページ数
216ページ
サイズ
四六ソフト
内容
~いままで黙っていた「家族」のこと~ 21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていたーー いじめ、差別、婚約破棄・・・・・・ 迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。 「生きづらさを感じている人にこそ読んでほしい・・・・・・」 和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、 そして「生きること」の本当の意味。 ぼくは床に倒れたまま、前の晩、母と交わした会話を思い出していた。 「明日の運動会、大丈夫だよね?」 「大丈夫や。超豪華弁当をつくっちゃるから、頑張れよ」 母はそう言うと、親指を立てて笑った。 なぜそんなことを尋ねたかといえば、子ども心になんとなく胸騒ぎがしたからだ。 「大丈夫や」と笑った母は、朝起きるといなくなっていた。 以来21年間、ぼくは一度も母に触れることができないでいるーー「プロローグより」
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