

認知症の母を介護した1880日
「私はあなたを知らないけれど、あなたは私を知っているのね」
無限ループの会話、幻聴、徘徊、転倒・骨折…非日常が日常になった──認知症の母を引き取り、5年弱の介護生活を送った経験を綴った、涙あり、笑いありの等身大・介護ノンフィクション。
その青空を見上げて、
「こんなに空が近いのは、初めてよ」と、
母は何度もそう繰り返した。
「空が近い」というのは、どういう感覚なのだろうか。
天が呼んでいるのだろうか──
〈目次〉
第1章 91歳の冒険 2020年
ここはどこ?
ここへ来るまでどこにいたのかしら
あなたのお父さんは誰だったかしら
いつから月曜日になったの?
原さん、老けたわね
みんなが私を知っている
冒険してみたいんだけど
研究したいと思うの
菅直人元首相からの電話
ここに来て二年はたったわね
お正月は静岡へ行きたい
第2章 日常としての介護 2021年
ついに、コロナか
マフラー紛失事件
初めてのショートステイ
いつそんなに大きくなったの?
私の人生はどこに行ってしまったの
あそこにお風呂があるはずない
ここに来て、もう10年は過ぎたかしら
ああ、背の高いひとね
私に孫なんていない
これから静岡へ行ってくる
みんな死んじゃったのね
頭がおかしいの、知ってたのね?
選挙なんか行ったの?
これからは誰にも会わせないでね。忘れるから
赤のボールペン紛失事件勃発
ステッキがない
菅直人元首相と会って、ご機嫌
駿府城ね、うちの近くよ
あなたに奥さんがいるなんて、聞いてない
冴えないひとね
昭和は何年までだったの
そんなところに行ったことはない
ステッキ紛失事件
いつの間にか、髪が短くなっている
第3章 失われた時を求めず 2022年
私、健忘症かしら
私が死んだら、この世界は終わるのよ
認知症でも楽しめる『笑点』
こんなおばあさんのはずがないでしょう
要介護5の家庭での殺人事件
迷子事件発生
やっぱり我が家は落ち着くわ
見慣れない靴がある
93歳の誕生日
美味しいものが出て、全部美味しかった
美味しいものが美味しかった
私も民生委員をしていたのよ
6人みんなで暮らせるといいわね
こんな若い先生なんて、嬉しいわ
桜島は遠いから、ここは大丈夫ね
のび太って誰?
こんなカバン、持っていたかしら
エリザベスさん、亡くなったのね
介護認定の審査
南野陽子問題発生
丸2年が過ぎる
藤岡さんというひとと結婚していた気がする
あなたは私の子どもなの?
第4章 迷宮の日々 2023年
静岡へ行きたい
時が止まる喫茶店
ミックスナッツ紛失事件
食べたことを忘れる
94歳!
父も時をかけ始める
パトカー出動
門にヘンなものがある
浜辺美波にも敵意
ここは現在よね
ついに、コロナにかかる
痛いのか、痛くないのか
私も認知症になるのかしら
ここは日本よね
私は家が二軒あるのね
今日から、ここに住むのね
『アルツハイマー征服』を読む
転倒、骨折、入院
あら、久しぶりね
誰だか分からないけど、懐かしい感じがする
病院内で転倒
静岡に帰るの?
失われた三九日間
静岡へ行くのね
日本はこれからどうなるの
第5章 壊れていく 2024年
大地震に反応せず
顔が腫れて発熱
私はあなたを知らないけれど、あなたは私を知っているのね
いよいよ死んだかと思った
治らない病気
私、何を探しているの?
お散歩に行きたい
メマリー処方
仕事ができることになったのよ
おサイフに一円も入っていない
赤ちゃんを見に行くんでしょう
『エイリアン』に夢中
ここはアメリカだって
二度目の救急車
息子が迎えに来る
第6章 フェードアウト 2025年
私、老人なの?
もうすぐ100ね!
私、正しいから寝るわね
そんなおばあさんのはずないでしょう
いま電話で話していたの
こんなに空が近いなんて

日々の生活の中で、思わぬ事態に遭遇し、心が乱されるのはあるものです。他人の心無い言動に傷ついたり、怒ったり。あるいは羨ましかったり、そんな自分に落ち込んだり……。けれど、そうした心の動きは、自分でコントロールできます。その術を覚えれば、他人に心を乱されず、心静かに過ごすことができます。そのほうがずっと幸福を感じることができます。本書ではこれまで50万人以上の悩みに向き合ってきた鈴木シスターが、心のざわつきを鎮め、毎日を穏やかに暮らすコツをお伝えします。
・心に「境界線」を作り、他人のキツイ言葉を「心に入れない」ようにする。
・怒りが湧いたら、「6秒間だけ、なんの行動もしない」と決める。
・嫉妬の感情が湧いたら、それは「自分の本当の望み」を知るチャンスと捉える。
・モヤモヤすることが起きたら、「心を引っくり返して」別な角度から眺めてみる。etc.
〈目次〉
第1章 自分を成長させるために
〔この章のテーマ〕
・よりよく生きるための最大のコツは“機嫌よく暮らす”こと
・機嫌よくいることは大きな社会貢献と心得ましょう
・自分の心を観察する習慣をつけましょう
・自分と他者を比べて自分を傷つけるのはやめましょう
・「世間体が悪い」なんて気にするのは意味がありません
・自分自身を大切にすることは自分の中心軸を作ることにつながります
・自分をたくさん褒めて好きになってください
・自分を縛る「執着心」を手放して自由になりましょう
・自分の価値観は本当に正しい? 思い込みを疑ってみませんか
・腹が立つことがあった時 怒りを爆発させないための処方箋
・嫌な人や試練からは多くのことを学べます
・不安を感じている自分に「大丈夫!」と声をかけてあげましょう
・「悲しい」という感情はあなたを強くしてくれます
・嫉妬心の裏側にある自分の感情に気づきましょう
・どんなことが起きてもユーモアで心をふっと軽くしましょう
・休養する時間も必要です 休む勇気を持ちましょう
・孤独を悲しむのではなく独りの時間を慈しみましょう
・遠回りしてもいいではありませんか 自分らしい人生を築いていきましょう
第2章 人間関係を整えるために
〔この章のテーマ〕
・居心地よく暮らすためにと考えて柔軟な対応を心掛けましょう
・他者から何を言われてもその言葉を自分の心には入れないように
・相手に勝ちを譲って心穏やかに暮らしましょう
・自分の気持ちは言葉にしてちゃんと相手に伝えましょう
・相性が悪い相手はその人の良いところを見つめましょう
・相手にざわざわする時は自分の心を冷静に見つめましょう
・自分の機嫌をどう扱うかはその人の課題です
・相手のなかに「宝探し」をして良いところを褒めましょう
・この世は持ちつ持たれつです 困った時は助けを求めましょう
・人間関係は急ぐ必要はありません ゆっくりと時間をかけて築きましょう
・他人にしてあげたことは忘れてしまいましょう
第3章 生きづらさを手放すために
〔この章のテーマ〕
・起こることに対して闘うのではなく受け入れる
・世の中は平等ではありません 幸せの形も人それぞれなのです
・思わぬことが起きた時は心を引っくり返してみましょう
・迷っていても時間が過ぎます とりあえず一歩を踏み出しましょう
・完璧を目指さなくていいのです 「ほどほどで十分」と考えましょう
・まずは自分を大切にして愛で満たされることが大事です
・この世で起こることは必然 すべてのことに意味があります
・大自然の力にふれて力をいただきましょう
・本をたくさん読んで多様な考え方・生き方を知りましょう
・年齢を受け入れて日々、感謝しながら生きましょう
・いつか死ぬことを恐れずに命を無駄にしないで過ごしましょう
・今、目の前のことに心を集中させましょう
・日々の生活は感謝することに満ちています

秘話開封!ビリー・ホリデイが、ちあきなおみに降りてきた?名曲を残した昭和の歌姫たちは作品をなぞるかのような波乱に満ちた人生を辿っていた!歌謡界で「双璧」と評価される美空ひばりとちあきなおみ。そして、ひばりが恐怖したちあきなおみの歌唱力の謎とは──戦後を代表する15曲と歌姫たちの知られざるエピソードに光を当てた昭和史発掘
ちあきなおみ/並木路子/川田正子/越路吹雪/西田佐知子/吉永小百合/扇ひろ子/キム・ヨンジャ/新谷のり子/美空ひばり/八代亜紀/久保田早紀/テレサ・テン/都はるみ/加藤登紀子(登場順)
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ちあきの歌手としてのキャリアは、レコードデビューから計ればわずか23年間にすぎない。活動を休止してからはすでに、それを超す33年の歳月が経過している。長きに及ぶ不在の間も、絶えることなく、その歌は聴かれ続け、人気も衰えない。沈黙のなかでも人々を魅了する秘密を、本書では解き明かしている。誰よりも謎に満ちたちあきの物語にボリュームを割きながら、戦後を代表する艶歌と、世に浸透させた歌姫たちの秘話に光を当てる構成となった。各章を繋ぎ合わせることで、「歌姫たちの昭和艶歌」に通底する魂とメッセージにも触れていただければ、という思いでつづったつもりである。読んでいただいた方々が、それぞれの物語と自身の思い出を共鳴させながら、「あのころ」を鮮明に蘇らせ、改めて、歌姫と艶歌たちに喝采を注いでいただければ幸いである。(「まえがき」より)
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〈目次〉
第1話 ちあきなおみ「喝采」(1972年)
黒いふちどり 虚実の交錯 沈黙のなかで響く伝説 今も
第2話 並木路子「リンゴの唄」(1945年)
「幻の詞」から色彩帯び 悲しさ胸に 焼け跡に明るさ
第3話 川田正子「里の秋」(1945年)
「みかんの花咲く丘」(1946年)
宿る戦禍の記憶 朗らかな響きに潜む悲哀
第4話 越路吹雪「愛の讃歌」(1952年)
「赤と黒」でピアフ描き ホンモノを超えたニセモノ
第5話 西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」(1960年)
安保闘争敗北への挽歌に 『巴里に死す』から転じ
第6話 吉永小百合「寒い朝」(1962年)
「いつでも夢を」(1962年)
高度経済成長の応援歌 「反戦」「平和」胸に抱きつつ
第7話 扇ひろ子 「新宿ブルース」(1967年)
「原爆の子の像」(1964年)
ご当地ソングから学生運動のシンボルに 爆心地での被爆体験
第8話 キム・ヨンジャ「イムジン河」(2002年)
南北朝鮮と日本の架け橋 2つの伝説経て故郷に帰し
第9話 新谷のり子「フランシーヌの場合」(1969年)
パリと成田と3月30日 「燃えた命」今も訴え
第10話 美空ひばり「一本の鉛筆」(1974年)
女王の魂注いだ「反戦歌」 横浜大空襲とヒロシマ
第11話 八代亜紀「舟唄」(1979年)
ひばりへの詞「八代節」に 「健さん」の心情で男歌
第12話 久保田早紀「異邦人─シルクロードのテーマ─」(1979年)
「中央線」が「シルクロード」に 神へと続く「時間旅行」
第13話 テレサ・テン「悲しい自由」(1989年)
天安門の流血で消えた夢 歌姫の「愛と死」遺し
第14話 都はるみ「まんまる音頭」(1966年)
三里塚の夜空に響いた 「歌い屋」のうなり
第15話 加藤登紀子「知床旅情」(1970年)
「百万本のバラ」(1987年)
「海難事故への鎮魂」込め「国境とは」問い掛け─「知床旅情」
あとがき 艶歌に刻まれた「魂のもがき」 沢田亜矢子

この本の著者はあなたです。
中身は真っ白。
だから使い方は無限大──
・日記帳、手帳として使う
・誰にも言えない気持ちを吐き出す
・ジャーナリング専用ノートにする
・小説やエッセイ、自分史を書いてみる
・カバーや帯を自作して自分だけの本に etc.
あなたの大切なものが詰まった一冊が完成します。
〈「束見本」(つかみほん)って何?〉
束見本(つかみほん)とは……印刷物を作る前に実際と同じ用紙や製本方法で作成される白紙のサンプルです。主な目的は、本の厚みや重さ、開きやすさ、仕上がりのイメージなどを事前に確認すること。束見本はあくまで試作品のため、通常一般に出回ることはありません。
〈本好きにもうれしい仕様〉
本書の帯回りには、本の各部についての解説を掲載。
本の知識も、ぐっと深まります。
〈本書の仕様〉
判型:四六判ハードカバー/208ページ
表紙:マットPP加工
(※本書『束見本』にはカバーは付いておりません)
〈四六判ハードカバーとは?〉
四六判ハードカバーは、小説やビジネス書などでよく使われる、縦約188mm×横約130mmの単行本サイズです。厚いボール紙の丈夫な表紙(上製)を指し、文庫本や新書判より大きく、A5判より小さい一般的なサイズです。高級感と耐久性があり、新刊の小説、エッセイ、ビジネス書、自己啓発本など幅広いジャンルに使われます。本書は縦188mm×横128mmのサイズになります。

義母は、わたしにとって
燃えさかる火のように
熱い存在だった。
正直に言うと、熱すぎるほど熱かった。
55年間、身近に接してきた義母・曽野綾子の個性的な横顔。2025年に亡くなった曽野綾子氏の息子の妻、暁子氏によるエッセイ。
結婚するとき、心優しき友人たちは「大丈夫なの? やっていけるの?あの曽野綾子が姑になるんだよ」と心配してくれたが、
私は「大丈夫よ、多分、きっと」などと生半可な返事を繰り返していた。
実家の掃除をしていると、亡き義母を感じることができる。生前はなるべく入らないようにしていた書斎や書庫、そして寝室や下駄箱、台所のパントリーにまで、義母の残した何かがまだしっかりと存在している。その事実に驚きながら、夜な夜な私は家を歩き回る。
そして、ふと気づくと、義母が残したものの真ん中で三角座りをしたまま、動けなくなっている。思い出に襲われたまま……。パイ皮の生地のように薄く、しっかりと幾重にも重なった記憶が、私をがんじがらめにして離さない。
〈目次〉
序 章 さようならを言いたくて
書斎で探す義母の記憶
第1章 妻であり、嫁であり、娘であり、姑でもあった曽野綾子
Tシャツをデザインしても個性的
嫁としての曽野綾子
妻としての曽野綾子
娘としての曽野綾子
夫婦喧嘩、義母の教え
嫁としての出入り口
家族とスタッフが一緒に暮らす家
第2章 曽野綾子と三浦家の思い出
作家の息子は文士ではない
文士の嫁
三浦家の食卓
偶然の酒盛り
最後の酒盛り
プロポーズは義母から
還暦までは生きられないと言った義母
50歳で大病を
第3章 義父と義母のいない毎日を迎えるまで
曽野綾子を喪って
義父の死とビデオレター
幸福な人違い
義父亡き後に
猫のこと
大腿骨頸部骨折
痩せこけた義母
自宅に帰った義母
第4章 最期の日まで
一本の電話
「めでたしの祈り」
二月二八日の天の川
もう一つの灯り
三月一日の朝
四世同堂
おひな祭りの日に葬儀
終 章 むすびにかえて
未来の姑に会った午後
書斎にひきこもる
家鳴り

「今朝はネコを食べてきました」
医師が見つめた麗しき老人たちの生活と意見。
人生100年時代を生きるためのヒント。
“本書は私の原点!”
老いの手前にいる「未老の世代」に読んでほしい。
よりよい老いの受け入れとはなんだろう。
小説家 久坂部 羊が小説家になる前に、本名の久家義之名義で刊行した『老いて楽になる人、老いて苦しくなる人』(2002年/ビジネス社刊)が新装版になって登場!「老人デイケア」勤務時代に目にしたリアルな“老いの現実”から老後を「楽」に生きる秘訣、「老後」を上手に迎えるための準備を考察。体験的・実践的な「老いる」技術を説く一冊。
「老人になるための十箇条」みたいなものは信用しない。
この本を書いたのは、もともと外科医だった私が、高齢者医療の現場に飛び込み、毎日、40人ほどの“生年寄り”を目の当たりにして、驚きと発見の連続だったからです。当時、47歳の私は、「老人デイケア」に来る高齢者の皆さんと間近に接することで、貴重な“老いの予習”をさせてもらいました。——(「新装版まえがき」より)
〈目次〉
第1章 「老人デイケア」事始め
第2章 老いの不思議世界
第3章 90歳のアイドルたち
第4章 老人介護の裏ワザ
第5章 介護保険で何ができる?
第6章 「医療幻想」は不幸のもと
第7章 老人介護はみんなの問題
第8章 あらまほしき老人たち