消えた球団 1950年の西日本パイレーツ

書籍詳細

消えた球団 1950年の西日本パイレーツ

著者

塩田芳久

コード

9784828423487

カテゴリ

ノンフィクション・エッセイ

発売日

2021/11/20

本体価格

1,600円+税

ページ数

240ページ

サイズ

四六ソフト

内容

プロ野球再編の波に翻弄され、
たった1年で姿を消した「幻」の球団を追う!
球界の盟主・巨人=権力に屈しない反骨精神の源流!!
【完全試合を食らっても立ち上がる海賊がいた!】


「プロ野球史上初の完全試合を食らったチーム」
としてのみ名前が残る悲劇の球団の全貌を明かす!


「古事記」「日本書紀」の時代から厳然と存在する中央対地方の構図、
「勝者=正義」「敗者=悪」の図式に異議を申し立てた、と書くのは大げさだろうか。
いずれにせよ「巨人、何するものぞ」の始原となっただけでも、
パイレーツの意義はあった。プロ野球は巨人中心に回ってはいない。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
西日本パイレーツ。
聞き慣れないチーム名だろう。1949年にセ・リーグとパ・リーグに分裂した日本プロ野球は、
同年の8球団から振興7球団を加えた計15球団(セ8球団、パ7球団)でスタートした。
パイレーツはセに所属する新生チームだった。福岡市に本社がある西日本新聞社が親会社で、
同年に開場した同市の平和台球場を本拠地とした。
東京六大学・早大の名選手だった小島利男が監督を務め、
投手では元巨人の緒方敏明、元金星の重松通雄、打者では元阪急の平井正明、
日比野武、永利勇吉らが主戦となったチームだった。(本書「はじめに」より)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-


●もくじ 1、INNING 誕生
2、INNING 栄光
3、INNING 出航
4、INNING 汚点
5、INNING 彷徨
6、INNING 抵抗
7、INNING 合併
8、INNING 後継
9、INNING 証言

立ち読み

会員登録がお済みの方は下記よりログインください
ログインはこちら

関連書籍

同じ著者の書籍

カテゴリから探す

著者・書名・キーワードから探す

ISBN10桁・13桁

雑誌コード