萩尾望都という物語

書籍詳細

萩尾望都という物語

著者

萩尾望都

コード

9784828427058

カテゴリ

ノンフィクション・エッセイ

発売日

2025/3/17

本体価格

1,600円+税

ページ数

232ページ

サイズ

四六ソフト

内容

漫画界のレジェンド・萩尾望都が女子美術大学で行っている特別講義を収録。漫画家自身が創作の秘密を語ります。
聞き手:内山博子

学校の図書室で読書に没頭し、自ら物語を生み出すことに目覚めて高校生でマンガ家になることを決意。両親の反対や編集者の意見にも曲げず、やがて売れっ子作家への階段を駆け上る———。

40年ぶりの再開で話題となった『ポーの一族』のストーリーが生まれるまで、『イグアナの娘』の背景にあった実母との葛藤など、作品誕生にまつわるエピソードが盛りだくさんです。さらに、デジタルとアナログの手法を用いて繊細な画面ができるまでの工程も初公開。ここでしか見られない情報が満載の一冊。

講座では、主に私の作品の制作についてお話しするのですが、不思議なもので、マンガを描いているときは、頭の中にはあまり、“説明する用の言語”がないのです。頭の中には感情と物語を表現するための絵のイメージしかない。それが、女子美の講座で、内山先生が一つ一つ画面について話されると、そのとき、私は“説明する用の言語”を発見するのです。内山先生の質問のおかげで、私はなぜそれを描いたのか、自分の創作の内面を自ら発見することがあり、それが面白いのです。———「はじめに」より

〈目次〉
第1章 親との葛藤から生まれた作品たち
第2章 フランス人が憧れる萩尾望都の世界
第3章 人はなぜ物語を必要とするのか
第4章 物語を深めるキャラクターの描き方
第5章 萩尾望都が描く物語の世界


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