著者
(発行)船井本社
コード
9784828424798
カテゴリ
ザ・フナイ
発売日
2022/12/28
本体価格
1,500円+税
ページ数
208ページ
サイズ
A5ソフト
内容
◇特集
『2023年大予言!動き出した世界の歯車』
■巻頭:
『激動の2023年を生き抜くための、精神と肉体の整え方』
●道幸武久&加藤宏&舩井勝仁
◇連載
●舩井勝仁
主幹から
今月号タイトル:世界インフレの謎
●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所【SNSI】主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:西洋文学における男女の愛の物語の重要性
●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:世界を変革へと導く「米バイデン政権の崩壊」
●船瀬俊介
地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:ついにわかった!宇宙の真実 NASA“闇支配”の嘘を暴く
●飛鳥昭雄
サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:八咫烏と『第三次世界大戦シリーズ』8
●安西正鷹
『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:お金に呪いをかけた者の正体を読み解く(10)
●金原博昭
オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第二のトンネル《その12》
●新堂冬樹
小説家
罪と罰2023 第7回
◇短期連載
●大村大次郎(最終回)
医療、公共機関にはびこる日本の病巣
●叶礼美
本物のスピリチュアリティ 天上で問われるたった一つの質問
◇読み切り
●インタビュー:木村卿彦
今月号タイトル:自然自体がひとつの生きもの。その片隅に住まわせていただき共に戯れる空間創り
●矢山利彦&吉野内聖一郎
今月号タイトル:意識を組み込んだテクノロジー 波動技術で拓く未来
◇今月号の見どころを、一部ご紹介
■巻頭対談
●道幸武久&加藤宏&舩井勝仁
『激動の2023年を生き抜くための、精神と肉体の整え方』
――――――――――――――12ページ
舩井
昨今の日本国内の経済面を見ると、30年ぶりにインフレがずいぶん進んでいて、少し落ち着きはしたもののかなりの円安になりました。それに伴うエネルギー価格の高騰もあります。ここを乗り切るために、道幸先生が一番大事だと思われることは何でしょう。
道幸
戦争も続く中、インフレはこれからさらに加速していくでしょう。ですから、インフレは嫌だな、早く終わらないかなと願っているばかりではいけません。それぞれの立場から、何ができるかを考えていく必要があります。例えば、私の友人でもあるクライアントが、50年以上続く薬品の卸売会社を経営しています。以前はすごく儲かっていたのですが、最近苦しいと相談を受けました。彼会社は、海外からの仕入れがメインです。「値上げせずに頑張っているのですが、このままの状態が1年も続いたらもう持ちこたえられません」と彼が言うので、その考え方はすぐにやめた方が良いと伝えました。現状で“持ちこたえよう”としていると、さらなるインフレが来たら吹き飛んでしまう。インフレを前提に、どう収益を上げるかを考えないといけないのです。
舩井
日本人の場合、30年の長きにわたってデフレだったために、実感としてインフレに対処する方法を知っている人がいない。
道幸
そこが大きな問題です。私は大学時代ブラジルにいて、そのときちょうどハイパーインフレが来ました。実感として体験しているか否かは大きいと思います。舩井先生のおっしゃるとおり、経営者はみなデフレへの対処は熟知していますが、インフレへの対処を考えている人はほぼ皆無です。
舩井
未経験のことに対処していかなくてはならない時代になったので、これまでと同じ考え方や経営法では、生き残るのが大変な時代になるでしょう。
●片桐勇治&舩井勝仁
『大局から見ると世界はどう動いていくか(中編)』
――――――――――――――30ページ
舩井
戦争と金融が非常に密接に結びついていると考えると、私の感覚だと王族連合よりも金融資本の方が力を持っているように感じます。
片桐
そう見えますよね。ただ世界の現状は基軸通貨FEBドル体制の終焉によって起こっていて、パワーバランスの問題ではないと考えています。そもそも王族の資産を運用してきたのが金融資本で両者は表裏一体の側面もあります。しかし、その関係でも金融資本につぶされる王族が出てしまった。典型的なのがハプスブルク家で、歴史的にはおっしゃるように見えます。ただ資産を運用させてきた王族が基軸通貨FRBドル体制の終焉にともなって上述のように人類の生存を主軸にした新しい時代への移行を考え進めてきたと、連載で法王フランシスコの『福音の喜び』にかかわって分析しました。みなさん一人一人がとても大切な価値ある存在であることが新しい時代の要諦です。人類の1年間のGDPはざっと7000兆円です。でも世界を駆け巡るマネーは、その10倍、20倍に膨れ上がっています。戦争ビジネスを含めそのマネー増殖のためにお金を動かしても、それを支払うことが人類にはもはやできない。そのマネーの増殖を満たすために、人類を奴隷にし、搾取し、犠牲にしたら、人類の存続にかかわる危機に確実に直面します。これがマネーがあまりに巨大化しすぎて意味を失い、人類の足枷になっているということです。
舩井
でも、金融資本がこれだけ長い間世界を動かしていたのに、金融資本をつぶしてしまうと今度は社会が回らなくなりそうな気がしてしまいます。
片桐
金融資本が力を失っても、私たちが普通に暮らす世界においての金融や経済活動は変わりません。むしろ搾取・犠牲にされない分、豊かに平和になります。それでいい。大きくなりすぎて意味を失った金融資本の持っているお金は、一般の人のお金には99%関係のないものです。
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