ザ・フナイ vol.213

書籍詳細

ザ・フナイ vol.213

著者

(発行)船井本社

コード

9784828427362

カテゴリ

ザ・フナイ

発売日

2025/6/2

本体価格

1,500円+税

ページ数

232ページ

サイズ

A5ソフト

内容

【特集】
陰謀と利権
恐怖をあおる闇の力

【巻頭対談】
善と悪のはざまに生きる
●新堂冬樹&櫻庭露樹

尹錫悦はハメられた!?
韓国にはびこる陰謀
●内藤陽介

【連載】
●舩井勝仁

主幹から:トランプがやろうとしていること

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:トランプ関税戦争(tariff war タリフ・ウォー)と、その急激な変化を解説する

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:失敗だらけのトランプ貿易関税戦争

●船瀬俊介:地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:行ったらアカン!大阪万博、死ぬデ 何から、何までメチャクチャ……——末期症状ニッポンの縮図、断末魔———

●飛鳥昭雄:サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:「Japan Crash(ジャパンクラッシュ)」日本社会が大崩壊する17

●安西正鷹:『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か22

●金原博昭:オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第三のトンネル《その14》+

●新堂冬樹:小説家
雛鳥は夜に羽ばたく 第15回

●竹内久美子:動物行動研究家
連載テーマ「動物行動学から見る人間の本性」
今月号タイトル:プラゴミでできたクジラのオブジェは日本貶め

●大村大次郎
連載テーマ「元官僚が見た!闇の支配者の正体」
今月号タイトル:“9.11の謎”を経済面から追及する

●三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:車の歴史、我が家の場合

●マンフレッド・クラメス
連載テーマ「日本の叡智が心身症時代を救う!」
今月号タイトル:「細胞の記憶」に沿った生き方が健康の源

【読み切り】
インタビュー: 新田崇信

今月号タイトル:今地域に必要な場として開放されたお寺づくりを進める

●中尾睦宏&塚田愛
今月号タイトル:中高年こそハーバード式ストレスマネジメントの活用を!

【今月号の見どころを、一部ご紹介】
巻頭対談:善と悪のはざまに生きる
●新堂冬樹&櫻庭露樹スペシャル対談

――――――――――――――12ページ
櫻庭 白と黒の両方の物語を大量に生み出せる新堂先生の頭の中はどうなっているんでしょうね。

新堂 物を作る人間として、一面だけを描いてはいけないと思っているからだと思います。人間誰しもが持ち合わせている白と黒の二面性を描いています。例えば、すごく純朴な、絵に描いたような好青年がいたとします。でも、彼が身近な人に裏切られて、怒りでものすごくダークな心に染まってしまうことだってあります。ピュアな少女が大好きな彼氏に裏切られてものすごく落ち込んで、風俗の世界で逆に男性を騙しまくるようになることだって、実際にあり得るじゃないですか。だから、人間はそれぞれ白と黒両方あるものなので、切り替えるというよりはどの一面を描くかだけなんです。

櫻庭 でも、例えば闇金は経験が生きていますが、経験されていない純愛などが書けるのはどうしてですか。

新堂 体験していないことはないですよ、小学生の頃とか幼稚園の頃とかの淡い恋心も覚えていますからね、私(笑)。でも結局、例えば人殺しの話を書いている人が皆、人を殺した経験があるかといったら、そんなわけはないですよね。でもリアリティは出せる。子供の頃の喧嘩でも、殴られたときに痛かった経験をデフォルメして、誇張して書くことで、リアリティのある文章になるんです。自分の経験をそのまま出すだけだったら、ひとつの人生につき1冊しか書けません。99%は経験のないことが、ほんの少しの体験を織り交ぜることでリアルになる。だから純愛も多少は経験があるので書けますよ(笑)。


尹錫悦はハメられた!? 韓国にはびこる陰謀
●内藤陽介

――――――――――――――28ページ
……たしかに、大韓民国の歴史を振り返ってみれば、北朝鮮や中国の工作員が入り込み、さまざまな活動を行い、韓国社会に影響を及ぼしていた事例は数多く報告されている。
たとえば、2023年には“全国民主労働組合総連盟(民主労総。1995年、労組の横断組織として結成)”の幹部が北朝鮮から百件以上の指令を受けて反政府活動を行ったことが摘発された。指令の中には、日本政府が福島第一原発処理水の海洋放出を決定して間もない2021年5月、「放射能汚染水放流問題に絡め、反日民心をあおり、南当局(韓国政府)と日本の対立を取り返しがつかない状況に追い込め」と記されたものもあり、2024年11月には民主労総の元組織争議局長に懲役15年、共に起訴された元幹部二人にはそれぞれ懲役7年と5年が宣告された。民主労総事件は、あくまでも北朝鮮の工作活動の一端が明るみに出ただけにすぎず、他にも多くの工作活動が行われているとみるのが韓国社会の常識であるが、その一方で、2024年4月の総選挙(野党の左派勢力が圧勝した)に関しては、北朝鮮の関与により選挙結果が大きくゆがめられた可能性は極めて低い。

もちろん、2024年の総選挙でも選管の管理ミスや事務上の不手際、どこの国でも見られる通常の範囲の選挙違反などはたしかに存在した。しかし、選挙の開票時には選管職員だけでなく、各政党や候補者の立会人も同席するため、利害の異なる彼らが全員一致して共謀しない限り、選挙結果を大きくゆがめるような不正を行うのは事実上不可能だというのがほぼすべての専門家の見解である。(中略)それにもかかわらず、昨年の非常戒厳事件では、大統領までもがそうした動画に影響を受けていたという点で事態はかなり深刻といえよう。


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