ザ・フナイ vol.217

書籍詳細

ザ・フナイ vol.217

著者

(発行)船井本社

コード

9784828427652

カテゴリ

ザ・フナイ

発売日

2025/10/1

本体価格

1,500円+税

ページ数

224ページ

サイズ

A5ソフト

内容

【特集】
インドから始まる
摩訶不思議な幸福論

【巻頭鼎談】
日本再浮上の鍵は
神秘の国インドにあり!?
●三枝英彦
●叶 礼美
●舩井勝仁

【特集】
名画は知っている世界史の秘密
~フランドル絵画がイタリア・ルネサンスの起爆剤だった~
●力石幸一

【連載】
●舩井勝仁

主幹から:我と汝

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎とその時代背景(後編)

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:トランプ関税で孤立を深めるアメリカ

●船瀬俊介:地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:インド映画の巨匠サタジット・レイ
その「慈愛」と「神のまなざし」……

●飛鳥昭雄:サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:「JAPAN Cresh」日本社会が大崩壊する(20)

●安西正鷹:『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(26)

●金原博昭:オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第三のトンネル《その18》+

●新堂冬樹:小説家
〈新連載〉PURE

●大村大次郎
連載テーマ「元官僚が見た!闇の支配者の正体」
今月号タイトル:財務省が日本を支配しているのは本当か?

●三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:気がついたらフィンランド

●小笠原洋子
連載テーマ「さいはてレストラン」
今月号タイトル:眺望(ウトキーク)レストランの船出

【読み切り】
インタビュー: 岩田泰秀

今月号タイトル:エドガー・ケイシー療法で認知症に取り組むクリニック

●白鳥哲&吉野内聖一郎
今月号タイトル:「数霊ZENWA」と「数霊REIWA」が導く次元上昇と真の癒やし

【今月号の見どころを、一部ご紹介】
巻頭対談:日本再浮上の鍵は神秘の国インドにあり!?
●三枝英彦&叶礼美&舩井勝仁

――――――――――――――12ページ
舩井 三枝先生が専門とされている「悟り」について教えて下さい。 三枝 「そもそも悟りとはなんですか」としばしば聞かれるのですが、私は「揺るぎのない幸福」だと思っています。(中略)そしてこれを客観的な脳波などで表すことができます。ガンマ波が長時間ずっと持続することや、通常の脳波がデルタ波まで下がるといった状態ですね。私たちが開発した高周波の脳波計だと一目瞭然で、どの程度の意識状態かがわかります。HRV と組み合わせることで、その人の瞑想や悟りがどの程度深いか、はっきりと科学的に計測できる方法を発見しました。呼吸でもわかります。一回の吸う息と吐く息が瞑想時に30秒以上になっているというのが、数値化できる定義になっています。 叶 意識というのは不思議なものですよね。私はフィンランド留学中に臨死体験をしているのですが、病院のベッドで正座していて、身体的な苦しみとか痛みとかが一切ない状態になり、そこで亡くなった親戚と会いました。死というものはまったく恐れるものではなく、こんなに安らいだものなのか、ということをそこで理解したのですが、そこで記憶障害になりました。でも記憶障害の間も、「記憶がなくなって、言葉も話せなくなっている自分」を「後ろから見ている自分」がいて、そのために何が起きていたのか全部覚えているのです。幸い後遺症はなにもなく、元に戻ることができましたし、あの体験で、自分が意識している自分と、記憶そのものと、そういったいろいろなものを考えるきっかけになりました。 三枝 脳のどこで意識が生じるのか、これまでわかっていなかったのです。御誌の「エヴァの視点」でも掲載していただきましたが、昨年私たちの研究チームが全身麻酔中の患者の方の意識の測定に世界ではじめて成功したことで、理解が大きく進みました。──本書に続く


名画は知っている世界史の秘密
~フランドル絵画がイタリア・ルネサンスの起爆剤だった~
●力石幸一

――――――――――――――34ページ
クアトロチェント(一五世紀)のイタリアで光り輝くような芸術運動が起こりました。ルネサンスです。フィレンツェを中心に中世のキリスト教支配から人間を復興させようという人文主義が勃興したことはあまりにも有名です。

ところが、フランドル(いまのベルギー地方)に起こった北方ルネサンスを知る人はほとんどいません。じつはフランドル地方から始まった北方ルネサンスこそがルネサンスを覚醒させる起爆剤だったのです。 華やかに咲き誇ったルネサンスの花は一五世紀末には、すでにしぼみはじめます。しかし、北方ルネサンスはその後も続きます。ルネサンスと北方ルネサンスの逆転現象はなぜ起きたのか。歴史をひもときながら、ルネサンスの真実に迫ります。

当時の世界情勢を手短に説明しておきます。地中海世界の動静が、ルネサンス運動に大きな影を投げかけているからです。この時代、ヨーロッパ世界はイスラム勢力から大きな圧力を受けていました。東ローマ帝国は、オスマントルコ帝国によって圧迫され、衰亡の危機に陥っていたのです。首都コンスタンティノープルの陥落は、一四五三年のことです。

この東ローマ帝国の滅亡は、西洋世界を根底から揺るがします。地中海交易こそがヴェネツィアやジェノヴァといった海洋国家の生命線であり、地中海世界全体を衰退させる要因になったからです。一五七一年のレパントの海戦ではオスマントルコに勝利したものの、実質的に地中海はイスラムの海となっていきます。こうして地中海以外に活路を見出すほかなくなったヨーロッパ世界は、大航海時代へと大きく転換していくことになります。──本書に続く


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