ザ・フナイ vol.221

書籍詳細

ザ・フナイ vol.221

著者

(発行)船井本社

コード

9784828427997

カテゴリ

ザ・フナイ

発売日

2026/2/2

本体価格

1,500円+税

ページ数

216ページ

サイズ

A5ソフト

内容

【特集】
覇権国家としての中国の品格
恐怖で支配する行動原理

【巻頭特集】
星野動きが教える2026年
「火」と「水」に気を付けよ!
●宇月田麻裕

【巻頭特集】
日中関係の改善に役立つか!?
新疆ウイグル自治区に見る中国の経済発展と課題
●浜田和幸

中国の国柄を見誤った高市首相の安全保障能力
●加藤紘

【連載】
●舩井勝仁

主幹から:メガチャーチ

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:古代ローマの思想家のキケロとセネカについて説明する(前編)

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:「エプスタイン文書」が露わにしたアメリカ分断の正体

●船瀬俊介:地球環境評論家
連載テーマ「マスやるな!“四毒” 信じてやれば早死にする

●飛鳥昭雄:サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:「JAPAN Cresh」日本社会が大崩壊する(24)

●安西正鷹:『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(30)

●金原博昭:オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第三のトンネル《その22》+

●新堂冬樹:小説家
PURE(ピュア)

●大村大次郎
連載テーマ「元官僚が見た!闇の支配者の正体」
今月号タイトル(最終回):人類を支配する者の正体

●三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:香港で見た幸福と不幸

●小笠原洋子
連載テーマ「さいはてレストラン」
今月号タイトル:たそがれの廃校カフェ

【読み切り】
インタビュー:堀田忠弘(ほったただひろ)

今月号タイトル:病を治したいが、医師はどこまで介入できるか そこには神のみが知る領域がある

●清水義久(しみずよしひさ)
今月号タイトル:人の本質は神のようなもの~人間という存在の可能性を求めて~

【今月号の見どころを、一部ご紹介】
巻頭:日中関係の改善に役立つか?
   新疆ウイグル自治区に見る中国の経済発展と課題
●浜田和幸

――――――――――――――12ページ
去る10月、中国の新疆ウイグル自治区のウルムチ、クチャ、カシュガル等、各地を訪問しました。小生にとっては2度目の訪問です。10年前の訪問時と比べると、依然として改善の余地は散見されるものの、人々の生活や社会インフラの整備、充実ぶりには目を見張るものがありました。ウイグル語と漢字が併記された看板が目立ち、多民族文化の融合を身近に感じた次第です。

中央政府の方針もあるようで、中国国内のみならず海外からも訪問客が急増しているため、ホテル、レストランなど観光施設や交通網の拡充は「素晴らしい」の一言です。過去1年間で内外からの観光客は3億人を突破したとのこと。中でも、多数のミイラをはじめ、多様な展示品を〝所狭し〟と陳列する博物館や歴史記念館の存在は他国の追随を許さないもので、「歴史を通じて中国の文化や先進性をアピールする」政策的意図を随所に感じさせられました。何しろ、中国各地には7500カ所を超える博物館が建設されています。

新疆ウイグル自治区の総面積は166万平方キロと広大で、中国の省、自治区の中では最大です。日本の4.5倍の広さを有し、中国全体の6分の1に当たります。自治区内の移動は主に飛行機と車を利用しましたが、広大な領土や天山山脈など大自然の醍醐味は圧巻の連続でした。面積の4分の1は砂漠で、中国の砂漠総面積の3分の2に相当。小生は日本最大の砂丘を誇る鳥取県の出身ですが、砂丘と砂漠とでは比較になりません。

同自治区は中国の最西部に位置しています。甘粛省、青海省、チベット自治区と接していますが、それ以外にもインド、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン、ロシア、モンゴルの8カ国と国境を接しています。国境線の総距離は5700キロです。その意味では、中国政府が推進する「現代版シルクロード」こと「一帯一路」構想にとっては重要な拠点になっていると思われます。近年、新疆各地では石油やレアアースなど希少鉱物資源が相次いで発見されています。天然ガスに関しては中国最大の産出量を記録しているほど。まさに「天然資源の宝庫」でもあります。──本書へ続く

特集:中国の国柄を見誤った高市首相の安全保障能力
●加藤紘

――――――――――――――12ページ
……話を高市答弁に戻す。違和感を覚えた人たちが異口同音に指摘したのが、彼女が使用した「戦艦」という言葉であった。それにより、彼女は安全保障の〝シロウト〟ではないかとの疑念を呈したようだ。無理もない。戦艦は第二次世界大戦まで各国海軍出動時の旗艦を務めたとはいえ、現在、現役で運用されているものは皆無という古色蒼然たる代物であるからだ。したがって、件の答弁で高市首相の口から戦艦という言葉が飛び出したのはアドリブで、防衛省のチェックを経たものではないことは明白だった。

それは同時に一国の最高責任者が、台湾の扱いに関して日本政府が半世紀にわたり貫いてきた曖昧戦略を突如“翻した”瞬間でもあった。直後野党から「なぜあのような発言に至ったのか? 答弁は撤回しないのか?」と問われた高市首相は、「質問者に対しこれまでの答弁をもう一度繰り返したのでは、場合によっては予算委員会が止められてしまう可能性があった」などと応じ、答弁の撤回を拒んだ。これを異様な発言と捉えた向きは多かったろう。我が国が集団的自衛権を行使できる存立危機事態とはまったく異次元にある予算案の成立を〝同列〟に扱ってしまったのだから。

一連の高市首相の発言は、果たして勇敢なのか無謀なのか? そんな声が飛び交ったのは当然だが、高市内閣発足後の高支持率が彼女を勢いづかせたのは間違いない。なにせ各世論調査によれば、7割前後の支持率を維持。「2025 T&G流行語大賞」においても彼女が自民党総裁選直後に誇らしげに語った「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」が選ばれた。他方、国内メディアの反応を眺めると、高市発言に対する評価は「高市、辞めろ!」「高市、頑張れ!」の真っ二つに割れた。筆者は間違いなく〝暴走〟と捉える一人である。彼女の失言は勇み足などではなく、暴走に値する。──本書へ続く


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