ザ・フナイ vol.225

書籍詳細

ザ・フナイ vol.225

著者

(発行)船井本社

コード

9784828428390

カテゴリ

ザ・フナイ

発売日

2026/5/1

本体価格

1,500円+税

ページ数

216ページ

サイズ

A5ソフト

内容

【特集】
建国250周年の黙示録
アメリカ帝国の崩壊とトランプの蹉跌

【巻頭特集】
トランプとネタニヤフが始めたイラン戦争の後始末 J.D.ヴァンス副大統領が「アメリカ・ファースト」の灯を点す
●古村治彦

高市政権の対米投資5500億ドルの意外な落とし穴
●浜田和幸

【連載】
●舩井勝仁

主幹から:清貧の思想

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:イラン戦争はトランプの負け、イランの勝ちである

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:建国史上最大の敗北を喫した米国とイスラエル

●船瀬俊介:地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:“ターミネーター”は現実となるか?──AIは暴走し、ロボットが人間を襲う日……

●飛鳥昭雄:サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:AIにスマホ&ノートパソ&パソコンが駆逐された世界(4)

●安西正鷹:『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(34)

●金原博昭:オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:日本の覚醒、そして新たな指導者の登場(前編)

●新堂冬樹:小説家
PURE(ピュア)

●三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:バスタブに縁のない父と息子

●清水義久
連載テーマ「宇宙のすべては生成発展している」
今月号タイトル:人の本質は神である

●加来耕三
連載テーマ「日本史の秘跡劇(ミステリー)」
今月号タイトル:「日本」の国名はいつ、誰によって定められたのか?

●加藤鉱
連載テーマ「時代の糊代に立つ中堅国家・日本の危うさ」
今月号タイトル:クルマの家電化に乗り遅れた日本勢

【読み切り】
インタビュー:蔦哲一郎

今月号タイトル:黒と白の世界で表した孤高の映画『黒の牛』

末廣耀伴巴
今月号タイトル:「状態」を整える――生命エネルギーの循環と、これからの生き方――

【今月号の見どころを、一部ご紹介】
巻頭:トランプとネタニヤフが始めたイラン戦争の後始末 J.D.ヴァンス副大統領が「アメリカ・ファースト」の灯を点す
●古村治彦

――――――――――――――12ページ
……トランプ大統領側の心理状態について考えてみたい。重要なのは「自分は神に選ばれたという確信 コンヴィクションconviction」だ。
トランプ大統領は、大統領選挙期間中の2024年6月、ペンシルヴァニア州で開催した選挙集会で狙撃を受け、銃弾は右耳をかすったが、命拾いをした。銃弾がほんの数ミリずれていたら、助からなかった。狙撃を受けた後に撮影された写真を印象深く覚えている人も多いだろう。トランプはこの体験から、「自分は神に選ばれた」という確信を得る。これは、事件以降のさまざまな演説でトランプが言及していることだ。

トランプは「私が行うことは神の意志だ。なぜなら、私は神に選ばれて、生かされて大統領になったのだから」という確信を持っている。そして、自分が行うことはうまくいくという確信を持っている。 それを示唆しているのは次のエピソードだ。今回のイラン攻撃について、直前に、長年の盟友であるテレビ司会者のタッカー・カールソン Tucker Carlson(1969年~、56歳)に電話で話をした。このとき、カールソンは攻撃中止を求めた。しかし、トランプは「うまくいく」と断言し、カールソンはその理由を尋ねた。

トランプは「なぜならいつもそうだからだ」と答えた。トランプは成功しか考えていなかった。2025年6月のイラン攻撃と2026年1月のヴェネズエラ攻撃の成功もトランプの自信の裏付けになった。トランプは、イラン戦争を成功させて、イランの核兵器開発能力を消滅させて、中東地域、そして世界の平和と安定を実現するという決意で攻撃を決定した。
トランプは、ノーベル平和賞受賞に固執している。それは、ノーベル賞が「トランプこそは神に選ばれた、偉大なアメリカ大統領」であることを示す証拠となるからだ。──本書へ続く


特集:
高市政権の対米投資5500億ドルの意外な落とし穴
浜田和幸

――――――――――――――24ページ
……高市政権がトランプ大統領に約束した対米投資5500億ドル(約87兆円)は、トランプ政権下での関税引き下げ(25%→15%)を維持するための重要な切り札として提案されたことになっています。確かに、公約は段階的に進められているようで、すでに総額17兆円を超える投融資が具体化の途上です。しかし、裏では高市政権の弱みにつけ込むような動きが見え隠れしています。

第1弾案件は2026 年2月に発表されました。総額360億ドル(約5.5兆円)規模で、ガス火力発電所(オハイオ州)、原油積み出し拠点(メキシコ湾)、人工ダイヤモンド製造(ジョージア州)がメインです。ちなみに、このガス火力発電所はトランプ大統領の次男エリック氏が率いるマイニング企業にとっては安価で安定した電力を確保する上で、事業の生命線となります。また、人工ダイヤモンド製造施設はトランプ氏の娘婿クシュナー氏の会社が関与しています。

実は、一事が万事で、5500億ドルの投資案件にはエリック氏や彼の妻ララさん、そしてクシュナー氏が「陰の主役」として関わっている案件が目白押しで、いわば「トランプ・ファミリーのためのご都合ビジネス」と言っても過言ではありません。
また、第2弾案件は3月に発表され、約11兆円の規模で、内容は次世代型小型モジュール炉(SMR)や天然ガス発電施設・蓄電池の分野におけるエネルギーインフラの拡充となっています。こちらの案件もトランプ大統領の肝いりで、「ラストベルトに雇用を生む」という看板プロジェクトになっているのです。

今後の案件としては「アラスカ・エネルギー回廊」などが協議中ですが、2029 年1月までの完遂が期待されており、いずれも、トランプ大統領が重視する米国内の雇用とエネルギー覇権を日本の資金で達成しようとの思惑が透けて見えます。しかも、トランプ・ファミリー企業が大きな利益を受け取る仕掛けになっているではありませんか。──本書へ続く


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