ザ・フナイ vol.227

書籍詳細

ザ・フナイ vol.227

著者

(発行)船井本社

コード

9784828428543

カテゴリ

ザ・フナイ

発売日

2026/8/3

本体価格

1,500円+税

ページ数

216ページ

サイズ

A5ソフト

内容

【特集】
日本人の美しき道
正しさ(ポリコレ)よりもいかに死ぬか

【巻頭特集】
日本一知覧に通う講演家が語る特攻隊
利他の死生観
●武田勝彦

【連載】
●舩井勝仁

主幹から:空と海の涯で

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:人類(人間)は共同幻想の中で生きて来た──新共同幻想論(前編)

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:腐敗するアメリカ経済、その崩壊のシナリオ

●船瀬俊介:地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:トヨタが倒産する日……? 日本経済の底が抜ける──日産、ホンダに続くトヨタショックに備えよ

●飛鳥昭雄:サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:AIにスマホ&ノートパソ&パソコンが駆逐された世界(最終回)

●安西正鷹:『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(36)

●金原博昭:オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:忘れ去られた起源《その1》

●新堂冬樹:小説家
PURE(ピュア)

●三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:黄色い幸福

●清水義久
連載テーマ「宇宙のすべては生成発展している」
今月号タイトル:色・香り・音を体感する

●加来耕三
連載テーマ「日本史の秘跡劇(ミステリー)」
今月号タイトル:第五十七代・陽成天皇の殺人事件

●加藤鉱
連載テーマ「時代の糊代に立つ中堅国家・日本の危うさ」
今月号タイトル:シャングリラ・ダイアログをどう見るのか?

【読み切り】
インタビュー:山本清次

今月号タイトル:明想によって光を見ることは、人生は明るく楽しいという真理を知ること

吉野信子&青柳友佳子
今月号タイトル:カタカムナが開く、愛と調和の新時代

【今月号の見どころを、一部ご紹介】
巻頭:日本一知覧に通う講演家が語る特攻隊
利他の死生観
●武田勝彦&舩井勝仁

――――――――――――――12ページ
……武田 特攻というのは「必死の作戦」です。必ず死ぬ、選択肢はその一つしかない。任命を受けてから決行までに、3日か1週間か2カ月か、その中で自分という宇宙のすべてを完成させるのです。それがどれほどのものだったか、僕ごときにわかることではありませんが、本当に美しいものだったと思います。人のために命を使える、まさに使命を全うできるわけですから。

舩井 飛行機のパイロットはエリート中のエリートですから、少し時代がズレて生まれていれば、日本を背負って立つエスタブリッシュの中核を担ったであろう人々が命を散らした。それぞれの宇宙を完成させてから決死ではなく必死の攻撃にいかれたわけですね。

武田 ものすごいことです。個人的な意見を言うとするなら、僕は特攻隊の作戦を礼賛しているわけではありません。あんな作戦は愚の骨頂だと思うし、大反対です。だけど、僕はこの冷静な判断を、できる状況だからそう言えている。それでも羨ましくもあります。二十歳前後で国のため、ご先祖様のため、未来のため、愛するすべてのために自らの意志で死ににいけたことが。しかも操縦桿は自動操縦ではありません。

片道分の燃料しか積まれていなかったと言われていましたが、少なくとも知覧から飛び立った方たちの機体には、十分に往復できるだけの燃料が入っていた。だから上空で操縦桿を逆方向へ倒せば、東京までだって逃げられたんです。だけど行っていない。沖縄の海まで行った方たちは、一機も逃げずに突っ込んだと聞いています。

幸せと美しさというのは、イコールな部分が大きいと思います。そして、その幸せで美しい生き方というのが、我を通さないという景色だったのです。我が国古来の道徳は、「正しいかどうか」よりも「美しいかどうか」に重きが置かれていますよね。選択に迷ったら、どちらが美しいかで判断するということなのだと思います。

舩井 「美意識」が武田さんの生き方の背景にあるのですね。

武田 そうですね、憧れです。今は「正しいかどうか」、さらに言えば「楽しいか」「自分らしいか」といった価値観が重視される時代になりました。「やりたいことをやればいい」「自分らしく生きればいい」というメッセージがあふれていますが、僕はそうした風潮には違和感を覚えます。命尽きるときに、どんなことをやったかではなく、求められていることができたかで真価が決まると思っています。──本書へ続く


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