

著者
(発行)船井本社
コード
9784828428789
カテゴリ
ザ・フナイ
発売日
2026/11/2
本体価格
1,500円+税
ページ数
208ページ
サイズ
A5ソフト
内容
【特集】
幸せの正体
世界の価値観から自由になる
【巻頭対談】
居心地よい老いの生き方~幸せとはなにか~/養老孟司&高野利実
【連載】
主幹から:未完の永遠平和/舩井勝仁
副島隆彦
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:副島隆彦が初めて語るカント
古歩道ベンジャミン
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:軍事・経済の両面で窮地に立つトランプ政権
船瀬俊介
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:映画『エスペランサ』実現へ──日本を“第二のウクライナ”にするな!
安西正鷹
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(39)
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【オピニオン】
浜田和幸
連載テーマ:世界の偉人たち
今月号タイトル:ロシアのプーチン大統領の健康の秘訣:神のお告げに逆らわないこと
古村治彦(新連載)
連載テーマ:混迷のアメリカを読み解く
今月号タイトル:異例の中間選挙前の共和党全国大会はJ.Dヴァンス副大統領をドナルド・トランプ大統領の後継者とするための絶好の機会となった
飛鳥昭雄
連載テーマ:exposure 暴露シリーズ<2>
今月号タイトル:ドナルド・トランプの出現が予言されていた!?
金原博昭
連載テーマ:忘れ去られた起源《その3》
今月号タイトル:第一章 地球の断面図
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【特別連載】
三浦暁子
連載テーマ「三浦暁子のおっとり人間、かく語りき。」
今月号タイトル:もう一人の私
清水義久
連載テーマ「宇宙のすべては生成発展している」
今月号タイトル:世界は言葉でできている
加来耕三
連載テーマ「日本史の秘跡劇(ミステリー)」
今月号タイトル:「数奇」の遁世者として生きた西行法師の正体とは!?
【小説】
PURE(ピュア)/新堂冬樹
【読み切り】
インタビュー:濁川孝志
今月号タイトル:体育の教師になるはずだった僕が、気づくと霊性を教える教授になっていた
丸山修寛
今月号タイトル:「場」と「電子」の世界
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\ 今月号の見どころを、一部ご紹介 /
巻頭:居心地よい老いの生き方~幸せとはなにか~
養老孟司&高野利実
──────────────────12ページ
……高野 30年前、先生から教わった、「人間がモノサシ」という感覚は、今でも強く残っています。それを医療に当てはめたのが、「ヒューマン・ベースド・メディスン(HBM)」で、今も僕の医療のモットーです。気がつけば、僕も医者になって28年になります。腫瘍内科医として、がんの患者さんと向き合ってきました。先生がおっしゃる30年ごとの区切りで言うと、僕自身も今ちょうど2番目の区切りを迎える頃に差しかかっています。
先生はそのタイミングで東大を辞めるという決断をされたわけですが、僕自身も、これからどう生きていったらよいのだろうと考えることがあります。先生は、最後のフリーターの30年がよかったとおっしゃっていますが、定年前に東大の教授を辞めるということは、当時はあり得ないくらい珍しいことでした。どのような思いだったのでしょうか。
養老 大学で研究をやると言えば、本来は論理家でしょう。ところが、実際に大学を動かしているのは論理でもなんでもない。若かったから余計にストレスが大きかった。本来、研究者として考えるべきことが山ほどあるのに、それ以外の些末なことに膨大な時間を取られる。だから、いろいろと反抗しましたよ。英語で論文を書かないとかね。今になって少しわかってきましたが、日本の「勉強」というのは、外から来たものを一生懸命に習うことなんです。
明治維新以降、日本はずっとそうやって近代化をしてきた。その典型が受験勉強です。実際の生活とほとんど結びつかないものを「ありがたいもの」として外から持ってきて、一生懸命に覚える。しかも、それを「ちゃんとやる」のがよいことだという価値観が、メタメッセージとしてしっかりついてしまう。「そのこと自体」ではなく。これは日本人のストレスのもとですね。だから子どもたちが、「学校に行くのが嫌だ」「なんで勉強しなきゃいけないの」と聞くんです。
高野 自発的にやりたくてやるのではなく、外からの力でやらされている感じですね。
養老 今、若い人が自殺するでしょう。いじめのせいにしているけれど、僕はそうじゃないと思う。そうした近代化のストレスみたいなものが根底にあるんです──本書へ続く
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