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表現者クライテリオン 2024年1月号

表現者クライテリオン 2024年1月号

発売日
2023/12/15
カテゴリ
クライテリオン

 今の日本の政治の腐敗は著しい。一旦政治権力を掌握すると司法を平然と歪めて
“しら”を切り通す程に、我が国中枢は腐敗してしまった。
 こうなった背景にあるのが日本における「宗教性の喪失」だ。
 戦後日本では公の場で宗教を語ることそれ自体がタブーとなり、政治においては
「政教分離」の趣旨がはき違えられ、政治の現場から宗教性が蒸発し続けた。結果、
あらゆる公正・正義が蔑ろにされるに至っている。
 その結果、逆説的にも生み出されたのが統一教会問題であり、虚偽の言説を脅迫に
基づいて信者に強要し続けるカルトの様な緊縮財政派の権力中枢における横暴問題、
いわゆる「ザイム真理教」問題だ。
 こうした悲劇的状況から我が国を救い出すには、諸外国と同様に、そしてかつての
日本の様に、適切なかたちで適切な宗教“性”の復活を試みる他ないのではないか
――それが本特集「『政治と宗教』を問う」の趣旨である。本特集が我が国における
適切な宗教性の復活に僅かなりとも貢献せんことを、祈念したい。
表現者クライテリオン編集長 藤井 聡


〔特集〕
「政治と宗教」を問う――神道・仏教からザイム真理教まで


【特集座談会】
・日本人よ、自らの“宗教性”を自覚せよ/島薗 進×施 光恒×藤井 聡×柴山桂太


【特集インタビュー】 ・ザイム真理教という「カルト」による国家破壊/森永卓郎(聞き手 藤井 聡)
・イスラーム法学者に聞く、「文明」の生命力と「一神教」の理念/中田 考(聞き手 川端祐一郎)


【特集論考】
・大衆的な、あまりに大衆的な――「信仰」なき現代を問う/浜崎洋介
・どうして「宗教」に接するのを恐れるのか/仲正昌樹
・福音派はなぜ政治を動かせるのか――アメリカの「政教分離」が意味するもの/会田弘継
・人は宗教を欠いて戦争を扱い得るか/小幡 敏
・仏国土思想から見た日本の国体――その成立と展開/金子宗德
・神道指令による「日本人」の解体/富岡幸一郎


【特別座談会】
・アカデミズムとジャーナリズムの連携を探る――学術誌『実践政策学』がめざすもの(前編)/石田東生×桑子敏雄×森栗茂一×藤井 聡
・ウィトゲンシュタインと「言葉の魂」をめぐって(後編)/古田徹也×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎


【連載】
・「アジアの新世紀」
 中国化の先に来た「リストカット化する日本」(前編)/與那覇 潤(聞き手 浜崎洋介)
 危機と好機 安岡正篤の場合(第二回)権藤成卿と安岡正篤/大場一央
・「危機感のない日本」の危機 安全保障と日本人/大石久和
・「農」を語る(第2回)有機農業をめぐる、外圧・グローバル企業とのせめぎ合い/松原隆一郎×藤井 聡
・経世済民 虫の目・鳥の目(第5回)今さら聞けない金利と通貨の話/田内 学
・映画で語る保守思想(第8回)戦争が呼び覚ます「運命」の感覚――『ひまわり』を題材に(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(第6回)国家の役割を取り戻せ!(前編)国家機能の溶解を防ぐことはできるか?/室伏謙一
・逆張りのメディア論33 「次のジャニーズ事件」防止に必要なもの/松林 薫
・欲望の戦後音楽ディスクガイド(第7回)The Rolling Stones / Hackney Diamonds/篠崎奏平
・東京ブレンバスター9 風に吹かれて――戦争の本質/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年十月~十一月/藤井 聡


【巻末オピニオン】
・近代日本人の「信仰」を問う 大岡昇平の「襲撃」をめぐって 浜崎洋介


【書評】
・『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』古田徹也 著/粕谷文昭
・『隣国の発見 日韓併合期に日本人は何を見たか』鄭 大均 著/小野耕資
・『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』伊藤亜紗 著/前田龍之祐
・『ユダヤ人の自己憎悪』テオドール・レッシング 著/橋場麻由
・『歴史から学ぶ比較政治制度論 日英米仏豪』小堀眞裕 著/早瀬善彦


【その他】
・無形の霊性――横山大観の絵を見て/首藤小町(寄稿)
・アメリカありきの経済安保(鳥兜)
・二〇二四年問題という“馬鹿ばなし”(鳥兜)
・新興宗教との関わり方も「国民の伝統」に基づくべし(保守放談) 
・なぜグローバリストは未熟に見えるのか?(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

表現者クライテリオン 2023年11月号

表現者クライテリオン 2023年11月号

発売日
2023/10/16
カテゴリ
クライテリオン

我々にとってなくてはならない「医療」。しかし、それが「過剰」な水準に達した場合、
逆説的にも我々に様々な「被害」がもたらされることになる。薬の過剰摂取は体に毒で
あるし、健康に配慮しすぎて味気ない暮らしになれば我々の幸福が大きく棄損する。
さらには過剰医療が加速すれば、医療費の肥大化に恐れをなした政府が過度に緊縮的に
なり、その結果経済が疲弊していくということにもなる。
 こうした過剰医療の背後にあるのが生命至上主義という名のニヒリズム(虚無主義)だ。
このニヒリズムと拝金主義者が結託し、生命至上主義を言い訳にして過剰医療を加速させ
つつ効率的に患者達と政府から大量のマネーを吸い上げ続けるという詐称的システムが、
今の日本の医療界において構築されてしまっている。
 本特集では、こうした状況はもはや「病院文明」と呼ぶに相応しいものに堕落した
文明状況であることを描写しつつ、そこで横行する過剰医療の恐るべき不条理を明らかに
すると共に、その超克の術を考える。

                      表現者クライテリオン編集長 藤井聡


【特集】
「過剰医療」の構造――病院文明のニヒリズム


【特集座談会】
・生を蝕む「病院文明」に抗うために/森田洋之×大脇幸志郎×藤井 聡

【特集論考】
・人間のための医療か、医療のための人間なのか?――「過剰医療」批判序説/浜崎洋介
・ウイルス学者から見たコロナ対策の異常さ/宮沢孝幸
・なぜ秀才たちは鬼化して人間を喰うのか――HPVワクチン接種被害とそれへの一部フェミニストの加担を問う/井上芳保
・セキュリティ技術が支配する社会――生活に浸透する“生政治”/美馬達哉
・〈自己の死〉と向き合わなければ医療は腐敗する――薬学倫理の視点から見える「致命的な欠点」/松島哲久
・医療を蝕む「利益第一」主義の実態――ベテラン医師がその諸相を描く/武久洋三
・近代医療は人を幸せにするのか/木村盛世
・過剰医療研究をより良い医療に生かすために/冨永晃輝

【特別座談会】
ウィトゲンシュタインと「言葉の魂」をめぐって(前編)/古田徹也×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

【連載】
・「農」を語る 第1回 有機農業の意義を問い直す/松原隆一郎×藤井 聡
・映画で語る保守思想 第7回 戦争が呼び覚ます「運命」の感覚――『ひまわり』を題材に(前編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・「アジアの新世紀」
  〔企画始動記念座談会〕保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第三回)「保守的アジア主義」を目指せ/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
   危機と好機 安岡正篤の場合(第一回)近代日本の矛盾/大場一央
・「危機感のない日本」の危機 「超」がつくほどに無知で無能な政治が続く/大石久和
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十九回 マルクスの亡霊たち 日本人の「一神教」理解の問題点/富岡幸一郎
・経世済民 虫の目・鳥の目 第4回「貯蓄から投資へ」お金を回すだけでは経済は成長しない/田内 学
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第5回 政治の役割を再認識せよ――政治が決断すれば霞が関はこれに従う/室伏謙一
・逆張りのメディア論32 新聞記者に足りないのは営業経験だ/松林 薫
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第6回 Radiohead / Kid A/篠崎奏平
・東京ブレンバスター8 バルタン星人と?陀多 現代移民考/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年八月~九月/藤井 聡

【巻末オピニオン】
・米中対立は「新しい冷戦」ではない/柴山桂太

【書評】
・『武器としての「中国思想」』大場一央 著/小野耕資
・『戦後日本政治史 占領期から「ネオ55年体制」まで』境家史郎 著/前田龍之祐
・『ニホンという病』養老孟司・名越康文 著/篠崎奏平
・『「経済成長」の起源 豊かな国、停滞する国、貧しい国』マーク・コヤマ、ジャレド・ルービン 著/早瀬善彦
・『ハチのいない蜂飼い』西村玲子 著/橋場麻由

【その他】
・深刻化する下請収奪の問題/高平伸暁(寄稿)
・太古の知を訪う/首藤小町(寄稿)
・「運命」を取り戻すために――産業技術社会の「まやかし」に抗して(鳥兜)
・脅威を「忘れる」ことの価値(鳥兜)
・ジャニー喜多川の「性犯罪」――「全き被害者」などいるのか(保守放談)
・株価より賃上げを(保守放談)
・悲観と楽観に二極化する「原発」論議(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

表現者クライテリオン 2023年9月号

表現者クライテリオン 2023年9月号

発売日
2023/8/16
カテゴリ
クライテリオン

☆【特集】インフレは悪くない、悪いのは「低賃金」だ!

☆【特集座談会】
・「健全なインフレ」に向けた戦略論――自由民主党・西田昌司、城内実両氏に聞く/西田昌司×城内 実×藤井 聡

☆【特集対談】あらためて「貨幣の【謎★ニシン】」を考える
・第一部 講義編 現代貨幣理論(MMT)には何が見えていないのか?/大澤真幸
・第二部 対談編 貨幣と資本主義をめぐって/大澤真幸×柴山桂太

☆【特集対談】
・「政府による貨幣発行」、その思想の原点を探る――前明石市長・泉房穂が語る「民のための政治」/泉 房穂×藤井 聡

☆【特集論考】
・債務国家とインフレの政治学/柴山桂太

・宵越しの銭を持たぬために――「デフレ脱却」の思想/浜崎洋介

・増えた税収は国民に還元せよ――実質賃金減少を招く元凶は緊縮財政/田村秀男

・岸田政権は金融緩和と積極財政のポリシーミックスを継続できるか/会田卓司

・羊頭を掲げて狗肉を売る政権/森永康平

・日本再生の障害は自民党である/鈴木傾城

・財務省が仕掛けた「一〇〇〇億円縛り」の罠――「骨太の方針」を巡る攻防を読み解く/須田慎一郎

☆【アジアの新世紀】
・新連載「アジアの新世紀」企画始動記念座談会 保守から考えるアジアの近代 福田恆存の「韓国論」を手がかりに
・第二回 アジアの過剰な「適応」と「反発」/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

・拝啓 王毅・中国共産党中央政治局委員殿――二つのアジア主義の峻別を/坪内隆彦

表現者クライテリオン 2023年7月号

表現者クライテリオン 2023年7月号

発売日
2023/6/16
カテゴリ
クライテリオン

☆巻頭言


「コスパ」とは、費用対効果という趣旨の「コスト・パフォーマンス」を意味する言葉だ。
今、このコスパは私たちの実に多くの日常行為において重視され、今や「おカネ」だけでなく「時間」にも配慮すべきだという「タイパ」(タイム・パフォーマンス)に配慮する風潮すら生まれてきた。
結果、観光地や美術館ですら足早に走り去り、映画やドラマを「早送り」で高速に「処理」する傾向が現代社会に拡大してきている。
その姿はあらゆる自由を奪い取られ、ただひたすらにシステムに管理される「家畜」という存在になぞらえることができる。

そんなコスパ/タイパは我々に何をもたらすのか、何故に我々は過剰にそんなものを追い求めるようになったのか、そして我々はそこから抜け出す術はあるのか……。
本誌表現者クライテリオンではこの視点から現代日本の絶望を深く掘り下げつつ、その中の希望のあり方を探る。
                      表現者クライテリオン編集長 藤井 聡


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☆【特集】進化する“コスパ”至上主義――タイパ管理された家畜たち

☆[特集座談会]
・コスパ主義は「家畜化」への道である/三浦 展×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介

☆[特集論考]
・文明としてのコスパ社会?――「見返り」の人類史・素描/與那覇 潤
・コスパ/タイパの追求がもたらす自己家畜化状態/上野吉一
・時代精神としてのコスパ志向――未来が外部性を喪失した時代/土井隆義
・自分らしく生きる――音楽の「幸せなコスパ」を目指して/野口剛夫
・結城座・両川船遊氏インタビュー「コスパ」から遠く離れて――「古典」と「現代」のあいだで/聞き手 浜崎洋介、小幡 敏

☆[新連載]
・「アジアの新世紀」企画始動記念座談会 保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第一回)日韓が直面した「適応異常」/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

☆[連載]
・「危機感のない日本」の危機 女性天皇の存在/大石久和
・「農」を語る 第2回 コスパを超えた「志」のちから/中貝宗治×藤井 聡
・欧米保守思想に関するエッセイ 第12回 トクヴィルの民主主義批判 Part②/伊藤 貫
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十七回 マルクスの亡霊たち 新しい全体主義の到来③ 『人新世の「資本論」』批判(続)/富岡幸一郎
・逆張りのメディア論31 広島サミットで感じた気持ち悪さの正体/松林 薫
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第3回 霞が関に蔓延る「無謬性の神話」、「無責任の体系」が日本を停滞させ、衰退させる/室伏謙一
・経世済民 虫の目・鳥の目 第2回 価格に潜むワナ/田内 学
・映画で語る保守思想 第5回 『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・やわらか日本文化論「国作り」パラダイムへの帰還を(言葉から考える⑭)/施 光恒
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第4回 Silk Sonic / An Evening With Silk Sonic/篠崎奏平
・東京ブレンバスター⑥ 満映とアニメーション/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年四月~五月/藤井 聡

☆[巻末オピニオン]
・総括広島サミット 米大統領の「謝罪無き」原爆死没者慰霊を実現させた岸田総理の「罪」/藤井 聡

☆[書評]
・『古武術に学ぶ――子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀 著/前田龍之祐
・『アメリカは内戦に向かうのか』バーバラ・F・ウォルター 著/橋本 悠
・『戦争とオカルティズム――現人神天皇と神憑り軍人』藤巻一保 著/早瀬善彦

☆[その他]
・第五回 表現者賞・奨励賞発表
・表現者奨励賞受賞記念 ルイス島のチェス駒が教えてくれること――中世ヨーロッパの気候変動/橋本由美(寄稿)
・コスパ・タイパ主義に見る現代の「孤独」(鳥兜)
・「トランス女性の権利」と「女性の権利」(鳥兜)
・現代文明は安い労働力を求める(保守放談)
・「岸田氏長男総理秘書官辞任」が示唆する深刻な問題(保守放談)
・入館管理は“修羅場の仕事”と心得よ(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

表現者クライテリオン 2023年5月号

表現者クライテリオン 2023年5月号

発売日
2023/4/14
カテゴリ
クライテリオン

☆巻頭言

日本は今、四半世紀に及ぶデフレ不況の継続の中、海外要因による物価高にも見舞われ経済疲弊は加速している。そして、米中露の覇権戦争の激化の煽りを受けて安全保障上の危機もまた急速に拡大している。
しかし岸田総理は、それらに対する抜本的対策を全てお座なりにしながら“人気取り”のための皮相的政策に終始しているやに見える。ところがそうした態度に対する世論からの総理批判は拡大せず、支持が不支持を上回り始めた。
つまり、国民は自らが政権を監視し批判する重大な責務を負っている事実を忘れ、日本の政治を「他者」としての政府に「任せきり」にしているのである。だとするなら、そのリーダーたる岸田文雄氏は、そんな「依存症」とも言いうる現代の日本人、すなわち『ニッポンジン』の象徴的存在であるとの実態が浮かび上がる。
本特集はこうした認識の下、岸田総理の政治を包括的に批評・批判することを通して現代日本人の本質をえぐり出し、現下の危機を乗り越える現実的方途を探らんとするものである。

表現者クライテリオン編集長 藤井 聡


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☆【特集】「岸田文雄」はニッポンジンの象徴である “依存症”のなれの果て

☆[特集座談会]
・岸田文雄とは何者か?/亀井静香×藤井 聡×浜崎洋介

☆[特集対談]
・佐高信が語る、岸田政権の腐敗と病理/佐高 信×藤井 聡

☆[特集論考]
・「日本の歴史」に聞く耳持たぬ岸田首相――その言葉は宏池会、財務省の鋳造品/上島嘉郎
・私たちの「からっぽ」を乗り越えるために――戦後日本人試論/浜崎洋介
・緊縮財政こそ財政破綻への道ではないか/森永康平
・人として持つべき「死生観」を失った感染対策の愚/甲野善紀
・「猿蟹合戦」から考える依存症者によって作られる社会の末路/仁平千香子
・表現の自由とは何か/呉 智英

☆[特別寄稿]
・SDGs批判序説/長谷川三千子

☆[新連載]
・経世済民 虫の目・鳥の目(第1回 紙幣から見えるもの)/田内 学
・塾生のページ

☆[連載]
・「危機感のない日本」の危機 天皇意識の喪失と日本の消滅/大石久和
・「農」を語る 第1回 人と自然を取り持つ「農」/中貝宗治×藤井 聡
・欧米保守思想に関するエッセイ 第11回 トクヴィルの民主主義批判 Part1/伊藤 貫
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第2回 「官高政低」がもたらす財政民主主義の否定/室伏謙一
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー 第二十六回 大江健三郎の文学と戦後民主主義/富岡幸一郎
・逆張りのメディア論30 AIは新聞を殺すのか/松林 薫
・ナショナリズム再考 第21回 リベラリズムは世代間正義を論じることができるか(三)愛着と忠誠の政治哲学序説 十/白川俊介
・戦争を知らないオトナたち 第四回 凍てつく日の丸――落日の大地シベリアに生きる2/小幡 敏
・映画で語る保守思想 第4回 『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(前編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・葬られた国民作家 獅子文六(最終回)ユーモア小説の系譜――戦後派的デカダンスの時代に/平坂純一
・東京ブレンバスター5 柔術と英国フェミニズム/但馬オサム
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第3回 The Shaggs / Philosophy of the World/篠崎奏平
・編集長クライテリア日記 令和五年二月~三月/藤井 聡

☆[巻末オピニオン]
・安倍「器」論・再考――『安倍晋三 回顧録』を読んで/浜崎洋介

☆[書評]
・『異常の構造』木村 敏 著/前田龍之祐
・『中村菊男 政治の非合理性に挑んだ改革者』清滝仁志 著/田中孝太郎
・『新しい階級闘争 大都市エリートから民主主義を守る』マイケル・リンド 著/橋本 悠

☆[その他]
・多様性に関する多様な考察/髙江啓祐(寄稿)
・岸田総理のウクライナ電撃訪問をただ賞賛する愚(鳥兜)
・リモート国会は代議制の否定(鳥兜)
・「推奨」してもらいたい日本人――他者依存の成れの果て(保守放談)
・アメリカが「普通の国」になる日(保守放談)
・「コオロギ食」騒ぎと「新しい生活様式」(保守放談)
・読者からの手紙(投稿)

表現者クライテリオン 2023年3月号

表現者クライテリオン 2023年3月号

発売日
2023/2/16
カテゴリ
クライテリオン

☆巻頭言

SDGs(持続可能な開発目標)やAI(人工知能)はそれ自身、大変結構な話だ。もしも万一それによって何も毀損しないのなら、それは無いよりもあったほうがいいに決まってはいる。
しかし、何やら新しきものを軽々に初めてしまえば実に多くのものが失われ得るのが世の常だ。にも関わらず現代の令和日本には、新手のスローガンさえ唱えておけばそれがデジタルであろうがDXであろうがGXであろうが兎にも角にも否定できぬとのこわばった空気が世間に充満している。
このことはつまり、現代人の多くが今やクライテリオン(規準)不在のままにただただスローガンを嘯きつつ公益・国益を無意図的に激しく既存し続ける愚挙に日々従事している事を意味している。
本誌ではこうした現代日本の醜態を憂い、SDGsやAIなどのスローガンの不条理を徹底批判する。読者各位がこざかしい魔語に心乱されぬ精神を涵養せんとする、その一助にならんとすることが本特集の主旨である。是非ともご一読願いたい。
表現者クライテリオン編集長 藤井聡


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●目次
☆【特集】SDGs/AI批判序説 スローガンに群がる愚

☆[特集インタビュー]

・養老孟司、SDGsとAIを語る/養老孟司 聞き手 浜崎洋介

☆[特集論考]
・SDGsという陥穽 大合唱の裏に何があるのか/池田清彦
・AIとの融合は「人間」を幸せにするか/仲正昌樹
・AIの「知能観」 シンギュラリティ論に惑わされないために/川端祐一郎
・ポストモダン左派はなぜウソをつくのか/掛谷英紀
・スローガンの裏に潜む「ケガレの動員」に警戒せよ/辻田真佐憲
・SDGsよりも「常若」を/葛城奈海

☆[特別座談会]
・積極財政の政治を実現せよ 自民党衆議院議員 城内実・中村裕之両氏に聞く/城内 実×中村裕之×藤井 聡
・統計学・行動科学から問い直す、「コロナ専門家」の倫理観[後編]/松原 望×竹村和久×藤井 聡

☆[連載]
・「危機感のない日本」の危機 「公」を持たない日本人(試論/大石久和)
・[新連載]徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第①回 昨今の財務省の動きを検証する/室伏謙一
・「農」を語る 第3回 「農」は人間精神を守る最後の砦/堤 未果×藤井 聡
・欧米保守思想に関するエッセイ 第10回 プラトンの「国家」 哲人統治の必要性と不可能性というパラドックス/伊藤 貫
・?構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー 第二十五回 マルクスの亡霊たち 新しい全体主義の到来②/富岡幸一郎
・戦争を知らないオトナたち 第三回 凍てつく日の丸 落日の大地シベリアに生きる/小幡 敏
・逆張りのメディア論29 反戦報道が引き寄せる台湾有事/松林 薫
・ナショナリズム再考 第20回 リベラリズムは世代間正義を論じることができるか(二)愛着と忠誠の政治哲学序説?/白川俊介
・葬られた国民作家 獅子文六 第四回 亡命からの復権 敗戦三部作/平坂純一
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第2回 Joy Division/Unknown Pleasures/篠崎奏平
・映画で語る保守思想 第3回 『ランボー』に見る、怒りと復讐の倫理(後編/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・東京ブレンバスター④ 格闘技の聖地としての靖国神社/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和四年十二月~令和五年一月/藤井 聡

☆[その他]
・「AI」という名のルサンチマン 現代の進歩主義に告ぐ(鳥兜)
・日本のエリートは「中央集権化」の時代を担い得るのか?(鳥兜)
・債務とは何か? 信用貨幣と商品貨幣の違い/ムギタロー(特別寄稿)
・性急な教育と悠長な教育/高江啓祐(寄稿)
・読者からの手紙
・『民主主義とは何か』 宇野重規著/前田龍之祐(書評)
・新自由主義から新重商主義へ/柴山桂太(巻末オピニオン)
・「徹底自粛」論はどこへ行ったのか?(保守放談)
・コロナ政策、その「失敗の本質」(保守放談)

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