中国の台湾支配が日本を滅ぼす! 中国ウオッチャーの第一人者である宮崎正弘の原点は文革後に台湾へ亡命した中国共産党のエリートや知識人たちへのインタビューだった。「親日国」台湾は中国に政治・経済両面から縛られ韓国のような反日国になりつつある。中国への配慮から日本ではほとんど報じられなかった台湾現代史を日本統治時代の影響、国内政争、対中ビジネス、独立運動など多角的に論じる。台湾は日本にとって対中国の生命線。台湾独立を目指す新しい潮流―学生運動の最新の現場リポートと政権交代の可能性。中国に急傾斜しているのは韓国だけではなかった。中国との統一か独立か。日中米の力学で葛藤する台湾の現代史をひも解く。
日本人は中国を捨てる覚悟を持て! いまの中国は習近平が最高指導者の地位に就いてから大きく変わった。前の胡錦濤、その前の江沢民が?小平の集団指導体制を踏襲したのに対し、中国共産党の系譜で第五世代指導者に数えられる習は毛沢東を?範?とするカリスマ的な指導者を目指しているからだ。つまり、習一極体制の実現である。言葉を換えれば強硬一辺倒路線。もっと言えば恐怖政治であろう。たとえばこのところの言論統制は胡錦濤時代の比ではなく、膨大な逮捕者数が現政権の締め付けの強さを如実に物語っている。そして止まらぬ格差拡大、経済成長の鈍化、高まるいっぽうの影の銀行をめぐるリスク、くすぶる民族問題、劣悪化した環境汚染等々、切迫した課題山積のなか、これまで力量不足、経験不足ぶりを露呈してきた習近平が経済から安全保障まで横断的な権力を掌握するのはきわめて危険である。現在の中国は悪い方向へ悪い方向へと歩を進めており、そうした中国が孕む?危うさ?を幅広く日本国民に伝えるべく、メルマガユーザーからも書籍化希望の声も多く、単行本化が決定!!