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表現者クライテリオン 2023年7月号

表現者クライテリオン 2023年7月号

発売日
2023/6/16
カテゴリ
クライテリオン

☆巻頭言


「コスパ」とは、費用対効果という趣旨の「コスト・パフォーマンス」を意味する言葉だ。
今、このコスパは私たちの実に多くの日常行為において重視され、今や「おカネ」だけでなく「時間」にも配慮すべきだという「タイパ」(タイム・パフォーマンス)に配慮する風潮すら生まれてきた。
結果、観光地や美術館ですら足早に走り去り、映画やドラマを「早送り」で高速に「処理」する傾向が現代社会に拡大してきている。
その姿はあらゆる自由を奪い取られ、ただひたすらにシステムに管理される「家畜」という存在になぞらえることができる。

そんなコスパ/タイパは我々に何をもたらすのか、何故に我々は過剰にそんなものを追い求めるようになったのか、そして我々はそこから抜け出す術はあるのか……。
本誌表現者クライテリオンではこの視点から現代日本の絶望を深く掘り下げつつ、その中の希望のあり方を探る。
                      表現者クライテリオン編集長 藤井 聡


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☆【特集】進化する“コスパ”至上主義――タイパ管理された家畜たち

☆[特集座談会]
・コスパ主義は「家畜化」への道である/三浦 展×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介

☆[特集論考]
・文明としてのコスパ社会?――「見返り」の人類史・素描/與那覇 潤
・コスパ/タイパの追求がもたらす自己家畜化状態/上野吉一
・時代精神としてのコスパ志向――未来が外部性を喪失した時代/土井隆義
・自分らしく生きる――音楽の「幸せなコスパ」を目指して/野口剛夫
・結城座・両川船遊氏インタビュー「コスパ」から遠く離れて――「古典」と「現代」のあいだで/聞き手 浜崎洋介、小幡 敏

☆[新連載]
・「アジアの新世紀」企画始動記念座談会 保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第一回)日韓が直面した「適応異常」/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

☆[連載]
・「危機感のない日本」の危機 女性天皇の存在/大石久和
・「農」を語る 第2回 コスパを超えた「志」のちから/中貝宗治×藤井 聡
・欧米保守思想に関するエッセイ 第12回 トクヴィルの民主主義批判 Part②/伊藤 貫
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十七回 マルクスの亡霊たち 新しい全体主義の到来③ 『人新世の「資本論」』批判(続)/富岡幸一郎
・逆張りのメディア論31 広島サミットで感じた気持ち悪さの正体/松林 薫
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第3回 霞が関に蔓延る「無謬性の神話」、「無責任の体系」が日本を停滞させ、衰退させる/室伏謙一
・経世済民 虫の目・鳥の目 第2回 価格に潜むワナ/田内 学
・映画で語る保守思想 第5回 『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・やわらか日本文化論「国作り」パラダイムへの帰還を(言葉から考える⑭)/施 光恒
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第4回 Silk Sonic / An Evening With Silk Sonic/篠崎奏平
・東京ブレンバスター⑥ 満映とアニメーション/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年四月~五月/藤井 聡

☆[巻末オピニオン]
・総括広島サミット 米大統領の「謝罪無き」原爆死没者慰霊を実現させた岸田総理の「罪」/藤井 聡

☆[書評]
・『古武術に学ぶ――子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀 著/前田龍之祐
・『アメリカは内戦に向かうのか』バーバラ・F・ウォルター 著/橋本 悠
・『戦争とオカルティズム――現人神天皇と神憑り軍人』藤巻一保 著/早瀬善彦

☆[その他]
・第五回 表現者賞・奨励賞発表
・表現者奨励賞受賞記念 ルイス島のチェス駒が教えてくれること――中世ヨーロッパの気候変動/橋本由美(寄稿)
・コスパ・タイパ主義に見る現代の「孤独」(鳥兜)
・「トランス女性の権利」と「女性の権利」(鳥兜)
・現代文明は安い労働力を求める(保守放談)
・「岸田氏長男総理秘書官辞任」が示唆する深刻な問題(保守放談)
・入館管理は“修羅場の仕事”と心得よ(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

ザ・フナイ vol.189

ザ・フナイ vol.189

著者
(発行)船井本社
コード
9784828425283
発売日
2023/6/1
カテゴリ
ザ・フナイ

◇特集
『グローバリストが支配する狂気の宗教を告発する!』

■巻頭:
『無神論者が暗闘するバチカンのウソと闇を暴く』
●ジェイソン・モーガン&舩井勝仁


◇連載
●舩井勝仁

主幹から
今月号タイトル:平和の経済的帰結

●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:今年のNHK大河ドラマはヒド過ぎる。

●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:アメリカと決別し中ロに近づく中近東・EU

●船瀬俊介
地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:「万人は、天才である」産業の世紀から芸術の世紀へ!

●飛鳥昭雄
サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:八咫烏と『第三次世界大戦シリーズ』13

●安西正鷹
『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:お金に呪いをかけた者の正体を読み解く15

●金原博昭
オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第二のトンネル《その17》+

●新堂冬樹
小説家
罪と罰2023 第12回


◇短期連載
●叶礼美

本物のスピリチュアリティ ニッポンの霊性教育家、舞台は再びフィンランドへ 運命の輪5

●上部一馬
葉巻型UFO実在の謎に迫る 最終回


◇読み切り
●インタビュー:安藤友純

今月号タイトル:命が喜び、ひとつにつながる光の建築造り

●矢山利彦
今月号タイトル:肯定・感謝・プラス発想で開発した電磁波を良い波動に変える新発明「EMサーキット」が拓く世界


◇今月号の見どころを、一部ご紹介
■巻頭対談
●ジェイソン・モーガン&舩井勝仁
『無神論者が暗闘するバチカンのウソと闇を暴く』

――――――――――――――12ページ
舩井
今回は、ご自身も敬虔なカトリック教徒でありながら『バチカンの狂気』(ビジネス社)でカトリックの総本山、バチカンの抱える闇に切り込み大きな話題を呼んだ、ジェイソン・モーガン先生にお話をうかがいます。今のバチカンはずいぶん左傾化しているということがメインテーマなのでしょうか。

モーガン
バチカンでは、左翼、右翼といった政治次元の話はもうかなり超えてしまった悪質な動きがずいぶん前からあるのです。こういう発言をすると陰謀論者と言われてしまうことが多いのですが……。ファクト(事実)として本にも書きましたが、第二バチカン公会議が行われるずっと前から教会の中に入り込んで、内側から壊そうとする革命勢力がヨーロッパにいました。反社会的な連中です。もし、圧倒的な影響力を持つ教会がヨーロッパから消えたら、革命ができるようになるからです。彼らはあの手この手を試みて、その結果、20世紀に入って反社会的な動きが盛んになった。弱者と見せかけた人々が教会の内部に入りこんで、神父様などに就任する。でもそういう人たちは、イエス様がおっしゃったことと若干違うことを教えるのです。その当時の教皇がそのことに気が付いて、しばらくは抑えられていました。(中略)舩井さんは、ミサに行かれたことはありますか。

舩井
アメリカに住んでいたときに、知人に連れられて日曜の集会に参加してみたことはあります。あとは子供が教会付属の幼稚園に入っていたので、時々は顔を出していました。

モーガン
そのとき、神父様はどちらを向いていたか覚えていますか?

舩井
私たち参加者の方を向いてミサをしていたと思いますが、方位はわかりません。

モーガン
ミサは本来、必ず東に向かって行われます。なぜなら、イエス様が死を克服したその復活を祝い、イースターのような気持ちで行われるものだから、新たな生を象徴し、陽が上る東を向くのです。イースターの語源は英語のイースト、つまり東、陽が上る方向と同じです。また、聖体が納められた箱に向かってミサを施すのが正しい手順です。集まっている人たちを背に、神父様は神様と対話するので向き合います。「我々どうしようもない罪人を代表して申し上げます、神様どうか私たちを許してください」というのがミサの意義です。ところが、第二バチカン公会議の後、ミサの方角が逆になった。神父様が我々に向かって、ミサを施すようになりました。「教会は世界を受け入れ、すべてを抱いているから」と言っていますが、聖体=イエス様のお体に背を向けて、我々一般大衆に向けてミサを施すというのは、神父様が我々を崇拝している図になってしまいます。

習近平帝国のおわりのはじまり

習近平帝国のおわりのはじまり

著者
石平
コード
9784828425269
発売日
2023/6/1
カテゴリ
社会・国際・政治

バカ殿の3期目は支離滅裂!
中国歴代王朝の末期的症状とそっくり!
そして中国経済には暗い見通ししかない!

中国情勢の激変はまさに「おわりのはじまり」!

第1章●一強体制が固まった共産党大会
第2章●「白紙革命」の強烈なインパクト
第3章●危うい習帝国の新指導部
第4章●暗さしかない中国経済の前途
第5章●中国国民を襲う社会問題
第6章●蹉跌に陥る皇帝外交
第7章●台湾有事はいつ起きてもおかしくない

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本書は主に、昨年10月の党大会から今年3月の全人代までの
中国情勢をさまざまな角度から分析し、考察した一冊である。
それを作成している最中に気がついたことだが、この約半年間における中国情勢の激変は、
まさに本書の書名通りの「習近平帝国のおわりのはじまり」を予兆するものとなった。
――「はじめに」より

失われた30年を取り戻す

失われた30年を取り戻す

著者
白井聡,雨宮処凛
コード
9784828425214
発売日
2023/6/1
カテゴリ
社会・国際・政治

嘲笑と冷笑だけが武器!?
国境をこえ、貧乏人で連帯?
もはや焦土からの再出発しかないのか?
就職氷河期世代=ロスジェネ2000万人で「失われた30年」を取り戻す!

結婚も出産もできないロスジェネはユーチューバーになるしかないのか

第一章●ロスジェネ、失われた30年
第二章●病み、壊れゆく、ロスジェネの闇
第三章●右翼とカルトと国体と
第四章●米中危機と暴走する自民党政治
第五章●起て、ロスジェネ! 点火せよ、怒りを!

日本を守るため、明日から戦えますか?

日本を守るため、明日から戦えますか?

著者
葛城奈海
コード
9784828424781
発売日
2023/6/1
カテゴリ
社会・国際・政治

東大卒・元予備自衛官の著者から
国を想う日本人へ

――――――――――――
ミサイルが撃ち込まれたら、
領土が侵略されたら、
家族が拉致されたら・・・・・・
――――――――――――

戦いに罪悪感を覚え、逃げ出してはいけない!
事なかれ主義では、安全な暮らしは確保できない


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一見平和に見える日本ですが、
このように脅威は至る所に存在し、
いつ何時平和は破られても
おかしくないということを、
私達はまず認識しなければなりません。
――「はじめに」より
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序 章 あなたは日本が好きですか?
第一章 日本の領土問題を知っていますか?
第二章 拉致問題を知っていますか?
第三章 日本はそもそもどんな国か知っていますか?
第四章 天皇陛下はどういう存在か知っていますか?
第五章 中高生が今すぐできる日本を守る方法

国際金融危機!米中メルトダウンの結末

国際金融危機!米中メルトダウンの結末

著者
宮崎正弘
コード
9784828425313
発売日
2023/5/17
カテゴリ
社会・国際・政治

米国・シリコンバレー銀行の経営破綻から始まり、米国の銀行、数行から1日に400億ドルが預金口座から蒸発した。
IT系のベンチャー企業に無理な融資を行い、焦げ付きが生じたと言われている。
さらにクレディスイス銀行、ドイツ銀行などEUの金融大国にも危機が飛び火。中国の資産家や企業も打撃を受ける事態に!
世界経済のバブルが弾ける。そのとき日本経済は生き延びられるか?ドル基軸体制は、いつまで持つのか?
国際資本の伏魔殿の最新情報!

GAFAM黄金時代の終わり/中国経済の大陥没/ウクライナの怪しいマネーが招く大混乱
次の世界恐慌が目前に迫る。


[本書の内容]
ジャック・マーに帰国をうながした中国政府/米国主導だったグレートゲームは終了する?
米国の分裂状態は悪化する/政権中枢に経済通がいない
金融も共産党直轄になるなんて!/海外マネーの逃避が続出している
米国の対中制裁「ブラックリスト」は651社/中国のZ世代は何を考えているのか
それでも中国への油断は禁物/「ドル基軸体制の終焉」が警告され始めた


●もくじ
プロローグ リーマンショックの惨状を超える未来の国際金融の疑獄図
第1章  SVB、シグニチャー銀、クレディスイスの破綻は「金融恐慌」前夜
第2章  米国は中国に勝てるのか?――GAFAMの黄金時代は終わった
第3章  ウクライナの伏魔殿が導く大混乱
第4章  中国経済の大陥没が起きる
第5章  グローバル・パワーとして振る舞いだした中国
エピローグ 大きく揺らぐドル基軸体制

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