「これまでの私」は「これからの私」の最高の教材!
若き日にはわからなかったことを判るために人は老いるのだから
武田鉄矢の人生はジェットコースターのように山あり谷あり。そして、自分でもいまだ原因がわからずじまいの「しくじりの謎」が数多くある。海援隊の紅白出場直後の人気の急降下、名だたるプロに教えを乞うても上達しないゴルフ、ずっと思い描いていたラストシーンにならなかった「3年B組金八先生」……。そうした若き日の「しくじりの謎」を74歳の今、読書や武道修業での学びを頼りに解明していく。「わからなかったことを判るために人は老いるのだから」と。
「3年B組金八先生」の初めの生徒たちが還暦を迎える今、かつての教え子世代への、老いにくじけず老いを味方につけるための授業が始まる……。
リー・トレビノや青木功プロとの思い出を綴った「打っちぃみい」、65歳で始めた合気道での道場生たちとの触れあいを描く「道場の四季」、四十数年を経て山田洋次監督の意図がようやくわかった「幸福の黄色いハンカチ」を含む19の痛快エッセイを収載。
【本書の内容】
師いわく/修業論/手首と肘/白帯の候に/柳に風/木刀を振る/「運」という技術/打っちぃみい/呪いの時代/竜馬かぶれ伝/「ない」ものを「ある」ことにして/寝返り/力を入れて、力まない/袖すり合うも……/山の神/道場の四季/70年代を通って/ルージュと白/幸福の黄色いハンカチ
◇特集
『いま、一人ひとりの決断が歴史を動かす』
■巻頭:
『先人と暦が教えてくれる温故知新の成功法則』
●加来耕三&舩井勝仁
◇連載
●舩井勝仁
主幹から
今月号タイトル:「その日」から読む本
●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:今年のNHK大河ドラマはヒド過ぎる2
●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:沈みゆくアメリカ政府と国際金融機関の異変
●船瀬俊介
地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:悪魔支配の終わり BRICSの台頭――そして、トランプ復活へ――
●飛鳥昭雄
サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:日本人は自民党に殺される/ビル・ゲイツ推奨「コオロギ食」で皆殺し!特別編シリーズ1
●安西正鷹
『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:お金に呪いをかけた者の正体を読み解く(16)
●金原博昭
オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第二のトンネル《その18》+
●新堂冬樹
小説家
罪と罰2023 第13回
◇短期連載
●時明
愛を惜しまず放てると、人生は輝き出す
◇読み切り
●インタビュー:UEDA SHOGEN
今月号タイトル:絵を学びに行ったアフリカで教えられたのは“本当の日本人”のことだった
●吉野内聖一郎&青柳友佳子&舩井勝仁
今月号タイトル:体も心もイヤシロチに変えるミラクルウオーター「電子水」のパワーを語る
◇今月号の見どころを、一部ご紹介
■巻頭対談
●加来耕三&舩井勝仁
『先人と暦が教えてくれる温故知新の成功法則』
――――――――――――――12ページ
舩井
これから日本にも大変な時代がくるのでしょうか。周りの環境に左右されず生きるために大切なことを教えてください。
加来
振り回されないように生きるために大切なのは、常に客観的に物事を見ることです。歴史の法則を知っておくことも、助けになります。例えば、歴史学の世界には近現代の日本を40年周期でとらえ、アップダウンで説く仮説があります。さかのぼって明治維新は慶応4(1868)年ですが、朝廷が日本の開国を正式に承認したのは慶応元(1865)年のことでした。ここから日本は独立国の尊厳を保ちながら「上り坂」を進み、40年後の明治38(1905)年、日露戦争に勝利します。ここで立ち止まって考えればよかったのに、日本は勝利に浮かれ、有頂天になって、アジアへの覇権をめざして突き進んでしまった。そして40年後、昭和20(1945)年は、アジア・太平洋戦争の敗戦です。すべてを失った焼け跡から、日本は再び努力を重ねて高度経済成長と呼ばれる一時代を築き、GNP世界第二の経済大国になっていく。昭和60 (1985)年が頂点で、プラザ合意が成った年でした。振り返ってみれば、ここでまた歴史を思い返して反省し、進むべき道を考えるべきだったのです。ところがここで、またもや浮かれてバブルに突っ込み、転落の40年が始まります。「40年アップダウン説」で見れば、この下り坂は令和7(2025)年まで続くことになります。
肝心なのは、この40年周期説が正しいか否かではなく、仮に40年説があり得るとしたら、これからの2年間、日本はどうなるかを立ち止まって考えることが重要です。歴史を学ぶスタートは、立ち止まって疑問を持つことなのです。
舩井
今を昭和18(1943)年=太平洋戦争終戦の2年前と照らして考えてみると、まだ空襲も本格化しておらず、特攻隊もなく、国民は日本の勝利を信じていた時期ですね。今回はここで食い止め、2年後に取り返しのつかない状況になっていないようにするためにはどうすべきかを、おのおの考えなくてはいけませんね。
加来
イマジネーションを育ててほしいですね。例えば、源平争乱の時代は、日本中で戦争をしていた大変な時代でした。でもその中で鎌倉幕府ができてくるのです。ということは、コロナ禍が大変だ、大変だと騒いでいましたが、その中から実はもう次の新しい可能性、新しい時代を牽引するものができているはずなのです。それが何なのかも、一度立ち止まって考えなくてはなりません。
無から有は生じません。新しく見えるものは、既にあったけれど多くの人が気づいていなかったことの、再発見にすぎない。そういう意味でも、歴史を学び、今に活かせることは多いと思います。
中国はグローバルサウスを味方にして世界新秩序をめざす!
陰謀渦巻く世界情勢、このままでは日本が危ない!
著者渾身の憂国の書!
習近平の哲理は「兵不血刃」にあり!
【兵不血刃】は「荀子・議兵」の中にある言葉で、「刃に血塗らずして勝つ」という意味だ。(中略)
もし私たちが今、習近平のこの国家戦略を直視しなかったら、「気が付けば、中国が世界を制覇していた」という事態を招かないとも限らない。
それでいいのか――?あの言論弾圧をする中国が構築する世界新秩序の中で生きていくことでいいのか?(序章より)
序 章 世界制覇を巡る米CIAと習近平「兵不血刃」の攻防
第一章 習近平ウクライナ戦争「和平案」は地殻変動のプロローグ
第二章 中国が招いた中東和解外交雪崩が地殻変動を起こす
第三章 「アメリカに追従するな!」――訪中したマクロン仏大統領の爆弾発言
第四章 毛沢東と習近平を魅了した荀子哲理「兵不血刃」
第五章 台湾問題の真相と台湾民意
第六章 台湾有事はCIAが創り出す!
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米中の力が拮抗し始めている。
アメリカにとっては、世界ナンバーワンの地位を中国に渡すわけにはいかない。
「これは民主主義陣営と専制主義陣営の闘いだ」と必死だ。何としても中国の経済的・軍事的成長を潰そうともしている。
言論弾圧をする中国共産党による一党支配体制を崩壊させてくれるのは大変けっこうな話だが、その手段として日本を戦争に巻き込むのは困る。
またそのようなことに邁進している間に中国が非西側陣営を抱き込んで中露を中心とした世界新秩序を構築したりなどしたら、さらに耐え難い。
しかし実はいま習近平は「米一極から多極化へ」と向かう地殻変動を起こそうとしているのだ。
いったい何が起きているのかを解き明かし、どのようにすれば日本人の命が犠牲にならないようにできるのかを考察するのが本書の目的である。(序章より)
表紙:西畑大吾
★COVERインタビュー&撮り下ろし★
西畑大吾(『忌怪島/きかいじま』)
作品紹介
★interviews★
高橋文哉 『交換ウソ日記』
福士蒼汰 Huluオリジナル「THE HEAD」Season2
大倉空人 『ヒッチハイク』
染谷俊之 『パラダイス/半島』
細田佳央太 舞台「メルセデス・アイス MERCEDES ICE」
野村萬斎 J.シュトラウスⅡ世/喜歌劇 「こうもり」
サイモン・ペッグ 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
★撮影現場レポート★
岸 優太 『Gメン』
『リボルバー・リリー』
連載
「ハリウッドを担った名手たち」
皇室に関わる神秘性、外国文化吸収力のすさまじさ、クール・ジャパンの心地よさ・・・
海外からの視線が、当たり前すぎて気づかなかった凄さを教えてくれる!
第一章 天皇の権威と皇室の「適応性」
第二章 日本人が発明した融合思想
第三章 海外からの視線、海外への視線
第四章 世界が注目する日本のカッコよさ
【本書の主な内容】――――――――――――――――――――――――――――――
日本の天皇、韓国の大統領/女の霊力と女神信仰/権威への崇敬と権力への服従
弥生時代に大量の渡来人はなかった/物を生き物のように扱う日本人
ここが違う韓国と日本の礼儀正しさ/釈迦の教えの原点が生きている日本仏教
外国文化吸収力のすさまじさ/軸は一つの韓国、一つの軸にとらわれない日本
伝統技術者には自然生命の声を聞く能力がある/日本製品ならではのちょっとした小物の魅力
もてなしとホスピタリティはどこが違うか/結果よりもプロセスを大事にするのはなぜか
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「日本人て、なんですか?」(2011年ビジネス社刊)が増補改訂版として登場!
【2ナノの半導体が「グリーンな社会」を進化させる】
TSMC、サムスンに負けない“次世代の半導体”を日本で作る!
業界のレジェンド・東哲郎会長と小池淳義社長。
2人のリーダーと技術者の熱き挑戦に、
NHKディレクターが肉薄する経済ドキュメンタリー。
第一章 セブンティーズのあくなき挑戦
第二章 レジェンドが受けた一本の電話
第三章 常識破りのエンジニア・小池淳義
第四章 ラピダスの侍たち
第五章 ラピダス、始動へ
第六章 AIチップ----おじさんベンチャーの挑戦
第七章 三次元集積回路----おもてなしチップの時代へ
第八章 ラピダス・小池社長に問う
エピローグ 北の大地にて
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このプロジェクトが成功しなければ、おそらく日本の半導体産業が
かつてのような輝きを取り戻すチャンスは、二度と訪れないだろう。
そして、デジタルトランスフォーメーションが本格化し、
高性能半導体の需要がますます高まる中、
その主導権を失うことは、半導体産業にとどまらず、
日本のあらゆる産業の低迷につながりかねない。――本文より要約抜粋
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