2010年9月4日に惜しくも亡くなった稀代の学者・小室直樹。その学問的な業績と百学を駆使する「小室学」の真髄に迫る一冊 ―― 『現代の預言者 小室直樹の学問と思想 ?ソ連崩壊はかく導かれた?』(1992年、弓立社刊)を完全復刻。 経済学との出会い、社会学者・小室直樹の「システム論」、膨大な著作、研究、思想を、小室ゼミの門下生である東京工業大学教授の橋爪大三郎、評論家・副島隆彦が時系列に沿って対談形式でわかりやすく解説。 復刊にあたって、橋爪、副島両氏による「追悼対談」、「略年譜・主要文献一覧」を収録。
外交ジャーナリスト 手嶋龍一氏推薦! 国際金融市場における闇の金の流れの真相を暴く衝撃の書! 中国をはじめとする新興国と産油国が、ヘッジファンドやPEファンドの金融技術と人脈、4兆ドルの軍資金を有する政府系ファンドを通して、世界の金融市場を席捲している。 アメリカの経済的軍事的覇権にとって変わり、着々と新しいルールのゲームを始めているのだ。この新しいゲームを始めた国家・投資家たちは、様々な投資手段で国富をさらに増大させるだけでなく、その資金を武器として政治的支配力を追求し、利権と安全を確保し地政学的な覇権を築く意思と戦略を持って行動している。これが情報とアクセスがオープンな従来の市場ではなく、秘密裡に強大な投資家同士の間で成立するシャドウ・マーケットである。