患者とその家族、友人から寄せられた質問に「がん哲学外来」の創始者が答える大いなる「気づき」が得られる言葉の処方箋!病気に疲れたとき大切な人が悲運に襲われたとき一本の杖となる心の対話集! ◎がん哲学外来とは? 樋野興夫教授は、多くのがん患者さんとの対話から、彼らが生きる指針を見失い、現実のがん治療に心のサポートが欠落していることを痛感します。そこで、樋野教授は2008年、「がん哲学外来」と命名された患者支援をスタートさせました。言葉の力によって、患者さんに新たな価値観と生きがいを発見させる取り組みです。従来のカウンセリングに比べると、より深く患者に向かい合い、気づきを促すことを目指すものです。この試みは患者さんたちの間で圧倒的な共感を呼び、現在では、全国約80ヵ所の病院など、さまざまな場所で、「がん哲学カフェ」が運営されています。