桓武天皇、平清盛、源頼朝、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康・・・・・・。 土地を変化させ、快適な空間を造り、経済力の土台を築いた先人の叡智! 養老孟司氏激賞! 「技術者の視線が解き明かす、新しい日本通史。 日本人のアイデンティティーの深層に迫る竹村史観」 東京(江戸)、京都、大阪、神戸、福岡、仙台、静岡、奈良、鎌倉、甲府ーー 街はどのようにつくられ、賑わったか!? [本書の主な内容] 奈良盆地での文明誕生/中央の湖を自由に行きかう舟/恵みの地は呪いの地へ/日本列島の地理的な中心・京都/ 東日本へ行く要の地/モンゴル軍を破った福岡の地形/「信玄堤」という画期的な治水事業/ 信長が戦った比叡山と大坂の地形/今も現役の「太閤下水」/家康が関東で発見した宝/ 安倍川がつくった鉄壁の軍事都市/日本堤と墨田堤の仕掛け/幕末に広重が描いた風景/全国の森林が消失する危機
超人たちの偉業を見よ! ・国の礎を築いた――仁徳天皇 ・民の世を切り拓いた武将――平清盛 ・日本史上最高の演説政治家――北条政子 ・動乱期に登場した超能力者――足利尊氏 ・日本の危機を学問で救う――緒方洪庵 ・憲政史上最高の総理大臣――桂太郎 ・日本を滅亡から救った――昭和天皇 その他全28人 本書は、「こんな歴史教科書で習いたかった」と思っていただけるように書きました。 いわば、「日本人のための、理想の歴史教科書」です。 「自分の国の本当の歴史を学びたい」「でも、どの本から読んだらよいかわからない」と思う人のために書きました。 最初に学ぶべき歴史、特に国史においては、自分の国の立派な人物のことを習えばよいと思います。どこの国も、そうしていますし。 「我が国はどんな国なのか。どのようにしてでき、今に至るのか」を教えます。 だから本書は、日本をかたちづくった代表的な人々を選び、その人たちの列伝にしました。 「はじめに」より
「生命尊重」の時代は終わった! 文弱だった青年が肉体改造を経て 日本中が驚く最期を遂げたのはなぜか なぜあの事件を誰も読めなかったのか 新型コロナウイルスの災厄は、様々な問題を突きつけているが、 本文で述べたように、とりわけ日本人にとっては、 戦後七十五年間も長らく続いてきた「生命至上主義」のあり方に、 大いなる疑問を呈してみせたのではないか。 生命さえあればいい、生き延びさえすればよい。何よりも健康が第一である。 そんな風潮の瀰漫のなかで、われわれは老いも若きも「心の死」を体験しつつある。 三島の「文武両道」の哲学こそ、だから今よみがえるべきであると確信する。 (あとがきより)