☆巻頭言
コロナ禍対策で世界各国は今、狂ったように国債発行し、政府支出を拡大している中、
我が国日本は「孫子にツケ=借金を残すような『無責任』な事をしてはならぬ」とのかけ声の下、
政府支出拡大が中途半端な緊縮的水準に留まっている。
しかし、世界各国は、現下の大不況を放置することこそが『無責任』であり、現下の国民のみならず孫子の代の暮らし考えても、
今こそ「中央銀行」の力をフル活用し、徹底的に政府支出を拡大することが求められていると認識、実践している。
つまり我が国一国が、この経済危機に対処するという『責任』を果たしてはいないのである。
かくしていま求められているのは、現代経済システムにおける「中央銀行」という存在の強力な威力を認識し、
それを踏まえたうえで孫子のために財政を徹底拡大する事を措いて他にない。
こうした認識に立つ本特集が、日本財政が正気を取り戻す一助となることを祈念したい。
表現者クライテリオン編集長 藤井 聡
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●目次
☆【特集1】孫子のための「財政論」 中央銀行の政治学
(対談)
ケインズ革命を加速せよ! ――中央銀行のプラグマティズム/浅田統一郎×藤井聡
コロナ禍から資本主義の「その先」へ/大澤真幸×柴山桂太
・「選択的な財政支出」が日本経済を救う――成長政策・社会保障財源としての財政出動・金融緩和/飯田泰之
・いまこそ将来世代のための政策を掲げよ/森永康平
・国家の信用はどのようにして生まれてくるのか?/仲正昌樹
・現代的貨幣理論による財政学のアップデートは可能か?/佐藤一光
・貨幣史、国家、中央銀行、そしてその先へ/望月慎
・イデオロギーとしての「中央銀行の独立性」――ニュー・コンセンサスとMMTを比較する/金濱裕
☆【特集2】コロナがもたらす教育破壊
(対談)
「若者の未来」は守れるのか? ――社会学からの処方箋/宮台真司×藤井聡
・〈われ―なんじ〉の教育論――大学の死をめぐって/浜崎洋介
・コロナで加速した学校現場の混乱――高等学校からの報告/清水一雄
・一教師のコロナ禍体験記――マスク着用が当たり前になった学校で/?江啓祐
☆【特別インタビュー】
続 養老孟司、「常識」を語る――「不気味なもの」との付き合い方 コロナ・虫・解剖学/聞き手 浜崎洋介
☆【連載】
(連載対談)
・永田町、その「政」の思想(第4回)安倍・菅内閣の官邸システムの本質/佐藤優×藤井聡
・「危機感のない日本」の危機――メディアと日本の目を覆うべき転落のコラボ/大石久和
・欧米保守思想に関するエッセイ 第3回 ソルジェニツィン Part3/伊藤貫
・マルクスの亡霊たち――思想に殺された作家たち2/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
・小さきモノへの愛 その?――日本人の原点/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
・福田和也――思想の揺らぎについて/平坂純一(保守のためのポストモダン講座)
・居場所は法の外に――日米暴走族の「自治」のエートス/川端祐一郎(思想と科学の間で)
・オオカミ少年と警鐘の倫理/松林 薫(逆張りのメディア論)
・移動の自由がもたらす「リベラル・ディストピア」――「移動せずともよい社会」を目指して?/白川俊介(ナショナリズム再考)
・「ポリティカル・コレクトネス」は多様性をもたらすのか? ――言葉から考える8/施光恒(やわらか日本文化論)
・伝統の価値――満州から独りで帰ってきた少年の話/仁平千香子(移動の文学)
・編集長クライテリア日記/藤井聡
・メディア出演瓦版/平坂純一
☆【書評】
『危機の日本史 近代日本150年を読み解く』佐藤 優・富岡幸一郎 著/前田龍之祐
『デヴィッド・ボウイ 無(ナシング)を歌った男』田中 純 著/田中孝太郎
『フィヒテ入門講義』ヴィルヘルム・G・ヤコプス 著/篠崎奏平
『計算する生命』森田真生 著/薄井大澄
『ベートーヴェンは怒っている! 闘う音楽家の言葉』野口剛夫 著/加藤真人
☆【その他】
・表現者クライテリオン信州・松本シンポジウム報告
・読者からの手紙
・「脱炭素化」の幻想「/コロナ全体主義」の心理学――エーリッヒ・フロムに倣って(鳥兜)
・基準なき国の、基準なき政府――宣言延長と五輪開催/キルケゴールとコロナ危機――〈絶望=不協和〉に喘ぐ日本人(保守放談)
◇特集 『捏造メディアが報じない 暴走する洗脳世界』 ■巻頭 『リセットされる世界 歴史に学び覚醒せよ日本』 ●宮崎正弘&舩井勝仁 ◇特集 『内モンゴルの民族危機から目をそらすな! ウィグルだけではない民族大量虐殺(ジェノサイド)』 ●宇都宮尚志 ◇連載 ●副島隆彦 評論家、副島国家戦略研究所【SNSI】主宰 連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」 今月号タイトル:スピリチュアリズムを生み出したラルフ・ウォルドー・エマーソンの凄さ(後編) ●古歩道ベンジャミン フリージャーナリスト 連載テーマ「新しい時代への突入」 今月号タイトル:バイデン政権を操るロックフェラー一族とその狙い ●船瀬俊介 地球環境評論家 連載テーマ「マスコミのタブー200連発」 ●今月号タイトル:ヒラリー、絞首刑……!? 悪魔の支配が、ついに終わる ●飛鳥昭雄 サイエンスエンターテイナー 連載テーマ「情報最前線――未来への指針」 今月号タイトル:GHQを引き継いだCIAの「在日による大和民族分断プロジェクト」!!特別編シリーズ28 ●安西正鷹 『みち』論説委員 連載テーマ「お金の謎に迫る」 今月号タイトル:時間とお金の関係を読み解く(30) ●金原博昭 オリオン形而上学研究所 代表 今月号タイトル:チベットの5つの霊的進化の手法《その16》 ●松本紹圭 一般社団法人未来の住職塾塾長 Post-religion:宗教を超えてつながる世界へ ◇短期連載 ●前田和男 ノンフィクション作家 “安保ボケ”日本への警鐘「東芝ココム事件」三十四年目の真実 ●吉濱ツトム 「陰謀論」は「願望論」 世界はより良くなっていく ◇読み切り ●中山孔壹 今月号タイトル:トラウマを解放することで人々の霊性が上がり、幸福な世界を創る一助にならんことを! ●林原ミレナ恵子 今月号タイトル:異能者“林原健”
なぜ、人類の約半分が、このふたつの「教え」を信じているのか? 「なんで?」「誰が?」「どうして?」が面白いほどよくわかる 教養としての宗教超入門! 「神」の意味、教えの違い・意外な共通点から、 宗教対立の本質、日本への知られざる影響まで、 世界基準の「知性の土台」が瞬速で理解できる! 〔齋藤流知性と教養の磨き方!〕 キリスト教信者、そして、かつては世界の文明をリードし、 今も世界中で増え続けているイスラームの人たちが、 いったい何を心のよりどころにして、 不安に満ちあふれた世界を生き抜いているのか。 その支えとなる根源を知ることで、 “他者”の生き方を理解することができ、ひいては 自分の教養の範囲を大きく広げることができるはずです。 ーー「はじめに」より ※本書は2016年ビジネス社刊『日本人のための世界の宗教入門』より抜粋再編集した書籍です。
日本人の4人に1人が後期高齢者に! 2025年、介護産業は15兆円に拡大!! □よい看護師は、どうやって確保する? □利用者の需要を掘り起こすには □ITの活用で効率的に働いてもらうヒント □地域のケアマネージャーと太いパイプをつくるには? など 高齢化社会が進み、注目される介護産業で 成功する秘訣を紹介! ‐*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*‐ 2014年に横浜市(神奈川県)の小さなマンションの一室で、 訪問看護ステーションの「はまリハ」をスタートさせました。 順調に成長し、現在は訪問看護ステーション6店舗のほか、 居宅介護支援事業所3店舗、自費リハビリ1店舗など、 計14店舗を運営しています。 当初はたった5名だったスタッフも、今では100名ほどに増えました。 社会の高齢化が進む中、介護事業は注目を浴びています。 しかしながら、経営がうまくいかず、撤退を余儀なくされる会社もあります。 そこで、これから起業する方が成功に向かって一直線に進めるよう、 私の経験してきたこと、成功する戦略などをまとめました。 本書を読んでいただければ、成功の未来予想図が描けるはずです。 ‐*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*‐
表紙:チャウヌ(ASTRO)「女神降臨(原題)」 ★COVERインタビュー&撮り下ろし★ チャウヌ(ASTRO) 「女神降臨(原題)」作品紹介 [特集] アジアのエンターテインメントは世界を変える 旬のアジア俳優紹介 ソン・ガン/ロウン(SF9)/キム・ソンホ/アン・ヒョソプ/ソ・ジフン/キム・ヨンデ/チャン・ドンユン シャオ・ジャン/ワン・イーボー/シュー・カイ/イー・ヤンチェンシー/レオ・ロー/リー・シエン/ホアン・ジンユー/ティミー・シュー ダレン・ワン/グレッグ・ハン/デレック・チャン/ツェン・ジンホア/ツァオ・ヨウニン/リン・ジェーシー/フェンディ・ファン/リバー・ホアン タイ発の人気BLドラマの映画化『2gether THE MOVIE』紹介 ブライト&ウィン ★interviews★ 井上芳雄舞台「首切り王子と愚かな女」 森山未來舞台「未練と幽霊と怪物」 奥平大兼「ネメシス」 結木滉星 「#コールドゲーム」 小林 豊『ブルーヘブンを君に』 金子大地『猿楽町で会いましょう』 エミリー・ブラント&ジョン・クラシンスキー監督『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』 ジェラルド・バトラー『グリーンランド -地球最後の2日間-』 [連載] 「今のハリウッドで何が起きているのか」