

面白いほど迷走する世界と日本の悲劇! 世界経済は今、大きな曲がり角に差し掛かっている。90年代後半から先進各国が「グローバリズム」の名の下にこぞってメルクマールとしてきた金融主導型の新自由主義(ネオリベ)経済政策が、ついに完全な行き止まりに達したからである。グローバリズム=ネオリベが終焉を迎えようとしているのは、もちろん、08年のリーマンショックを筆頭に、世界中でその否定的帰結が露呈され尽したからである。ドメスティック経済の再興、あるいは世界のブロック経済化という興味深い論点を軸に、世界を不幸にしたグローバル経済をいかに安楽死させ、かつ、わが国の現政権が主張する「日本を取り戻す」を真に実現するためには何が必要かを討論する。

本書は昨年に訪れた旧満州での調査旅行と、香港・深?・マカオへの調査旅行の成果を書いた中国研究本第6弾! まず、昨年末からの安倍首相の靖国神社参拝問題が世界に波紋を広ひろげたのでそのことを第1章で詳しく解説。 第2章からは、日本を危険な軍事衝突へ向かわせる安倍政権の現状を分析し、安倍首相が今も強気で、日本国の隠された対外の国家戦略である中国包囲網づくりに邁進している実態を解説していく。これは1940年につくられた「大東亜共栄圏」の再来である。そしてそれはまさしく「中国包囲網」戦略のことである。このことを本書ではっきりとわかりやすく解き明かして行く。

世界経済と世界の金融市場が直面する3つの問題。1日本の消費税大増税、2アメリカの金融危機、3バブル崩壊の懸念を抱える中国経済――この3つのリスクが2014年、いかなる影響を及ぼすのか? 2013年の円安・株高、日銀新総裁人事を的中させたNo.1エコノミストが、2014年の世界と日本の経済の行方を占う。2014年に注目すべき「珠玉の特選銘柄」も収録。抜群の戦績を誇るウエクサ推奨銘柄と併せて、加速する円安インフレ時代の投資戦略の極意を大公開。 政治情勢および金融市場予測の精度の高さで高い評価を得ている会員制のTRIレポート『金利・為替・株価特報』から、内外政治経済金融市場分析を本書では有益な情報を公開・提示します。

これまでの100年を分析し、これからの日本経済の10年を予測する! 日本、そして世界は激しい変動を続けている。その中で過去の10年間の現実を正確に理解さえしていないのが現状である。このままでは日本、そして日本国民が自己変革を遂げることすら妨げることにならないだろうか?過去をきっちりと清算しつつ、あらたな提言を述べるのが本書の役割である。 アメリカ、EU、中国、新興国等の情勢を分析し世界で起こっている大変なことを冷静に読み解き日本の今後を予測していく。 希望ある明るい新世紀を迎えるのは日本経済だけだ!