今の日本の政治の腐敗は著しい。一旦政治権力を掌握すると司法を平然と歪めて
“しら”を切り通す程に、我が国中枢は腐敗してしまった。
こうなった背景にあるのが日本における「宗教性の喪失」だ。
戦後日本では公の場で宗教を語ることそれ自体がタブーとなり、政治においては
「政教分離」の趣旨がはき違えられ、政治の現場から宗教性が蒸発し続けた。結果、
あらゆる公正・正義が蔑ろにされるに至っている。
その結果、逆説的にも生み出されたのが統一教会問題であり、虚偽の言説を脅迫に
基づいて信者に強要し続けるカルトの様な緊縮財政派の権力中枢における横暴問題、
いわゆる「ザイム真理教」問題だ。
こうした悲劇的状況から我が国を救い出すには、諸外国と同様に、そしてかつての
日本の様に、適切なかたちで適切な宗教“性”の復活を試みる他ないのではないか
――それが本特集「『政治と宗教』を問う」の趣旨である。本特集が我が国における
適切な宗教性の復活に僅かなりとも貢献せんことを、祈念したい。
表現者クライテリオン編集長 藤井 聡
〔特集〕
「政治と宗教」を問う――神道・仏教からザイム真理教まで
【特集座談会】
・日本人よ、自らの“宗教性”を自覚せよ/島薗 進×施 光恒×藤井 聡×柴山桂太
【特集インタビュー】
・ザイム真理教という「カルト」による国家破壊/森永卓郎(聞き手 藤井 聡)
・イスラーム法学者に聞く、「文明」の生命力と「一神教」の理念/中田 考(聞き手 川端祐一郎)
【特集論考】
・大衆的な、あまりに大衆的な――「信仰」なき現代を問う/浜崎洋介
・どうして「宗教」に接するのを恐れるのか/仲正昌樹
・福音派はなぜ政治を動かせるのか――アメリカの「政教分離」が意味するもの/会田弘継
・人は宗教を欠いて戦争を扱い得るか/小幡 敏
・仏国土思想から見た日本の国体――その成立と展開/金子宗德
・神道指令による「日本人」の解体/富岡幸一郎
【特別座談会】
・アカデミズムとジャーナリズムの連携を探る――学術誌『実践政策学』がめざすもの(前編)/石田東生×桑子敏雄×森栗茂一×藤井 聡
・ウィトゲンシュタインと「言葉の魂」をめぐって(後編)/古田徹也×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
【連載】
・「アジアの新世紀」
中国化の先に来た「リストカット化する日本」(前編)/與那覇 潤(聞き手 浜崎洋介)
危機と好機 安岡正篤の場合(第二回)権藤成卿と安岡正篤/大場一央
・「危機感のない日本」の危機 安全保障と日本人/大石久和
・「農」を語る(第2回)有機農業をめぐる、外圧・グローバル企業とのせめぎ合い/松原隆一郎×藤井 聡
・経世済民 虫の目・鳥の目(第5回)今さら聞けない金利と通貨の話/田内 学
・映画で語る保守思想(第8回)戦争が呼び覚ます「運命」の感覚――『ひまわり』を題材に(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(第6回)国家の役割を取り戻せ!(前編)国家機能の溶解を防ぐことはできるか?/室伏謙一
・逆張りのメディア論33 「次のジャニーズ事件」防止に必要なもの/松林 薫
・欲望の戦後音楽ディスクガイド(第7回)The Rolling Stones / Hackney Diamonds/篠崎奏平
・東京ブレンバスター9 風に吹かれて――戦争の本質/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年十月~十一月/藤井 聡
【巻末オピニオン】
・近代日本人の「信仰」を問う 大岡昇平の「襲撃」をめぐって 浜崎洋介
【書評】
・『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』古田徹也 著/粕谷文昭
・『隣国の発見 日韓併合期に日本人は何を見たか』鄭 大均 著/小野耕資
・『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』伊藤亜紗 著/前田龍之祐
・『ユダヤ人の自己憎悪』テオドール・レッシング 著/橋場麻由
・『歴史から学ぶ比較政治制度論 日英米仏豪』小堀眞裕 著/早瀬善彦
【その他】
・無形の霊性――横山大観の絵を見て/首藤小町(寄稿)
・アメリカありきの経済安保(鳥兜)
・二〇二四年問題という“馬鹿ばなし”(鳥兜)
・新興宗教との関わり方も「国民の伝統」に基づくべし(保守放談)
・なぜグローバリストは未熟に見えるのか?(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)
◇特集
『音と色でわかる本当の使命 停滞の2023年から混沌の2024年へ』
■巻頭対談:
『調和の取れた社会へ導くフルサウンドヴォイス』
●中島由美子&舩井勝仁
◇連載
●舩井勝仁
主幹から
今月号タイトル:三島由紀夫の残したもの
●副島隆彦
評論家、副島国家戦略研究所<SNSI>主宰
連載テーマ「誰も書かない世の中の裏側」
今月号タイトル:今年のNHK大河ドラマはヒド過ぎる6
●古歩道ベンジャミン
フリージャーナリスト
連載テーマ「新しい時代への突入」
今月号タイトル:G7国家の衰退にみる「時代の変化」
●船瀬俊介
地球環境評論家
連載テーマ「マスコミのタブー200連発」
今月号タイトル:大ヒット映画『福田村事件』すべての日本人、覚醒せよ!
――「新聞」の嘘大罪……昔“センジン”、今“ワクチン”――
●飛鳥昭雄
サイエンスエンターテイナー
連載テーマ「情報最前線――未来への指針」
今月号タイトル:日本人は自民党に殺される/ビル・ゲイツ推奨「コオロギ食」で皆殺し!特別編シリーズ5
●安西正鷹
『みち』論説委員
連載テーマ「お金の謎に迫る」
今月号タイトル:「持続可能性」を推進する本当の狙いは何か(3)
●金原博昭
オリオン形而上学研究所 代表
今月号タイトル:第二のトンネル《その22》+
●新堂冬樹
小説家
罪と罰2023 第17回
◇短期連載
●叶礼美
本物のスピリチュアリティ ニッポンの霊性教育家、舞台は再びフィンランドへ
死を意識してわかった大切なこと2
◇読み切り
●インタビュー:中村富美
今月号タイトル:丈夫になりたいという願いから行き着いた薬効手染
●今本ひろ子&青柳友佳子&南方幸一
今月号タイトル:真実を希求する奇跡のコラボ 酵素と電子水とカタカムナ
◇今月号の見どころを、一部ご紹介
■巻頭対談
●中島由美子&舩井勝仁
『調和の取れた社会へ導くフルサウンドヴォイス』
――――――――――――――12ページ
中島
舩井さんは経済、お金に関してずっと研究をしてこられたのですよね。
舩井
金融で商売をしているわけではないので、言ってみれば趣味みたいなものです。将棋が好きなアマチュアの有段者が将棋を指しているようなものです。
中島
舩井さんは、日本の経済をどのようにご覧になっていらっしゃるのでしょうか。電気料金やガソリン代をはじめ、物価が軒並み上昇しています。
舩井
私はわりと楽観的に見ています。円安も影響していると思いますが、株価も随分上がってきました。うまくいけば、来年中ぐらいには史上最高値まで行けるかもしれません。これまでは中国の経済成長が著しかったわけですが、中国もやりすぎたので、アメリカが圧力をかけ始めています。その影響で、これまで中国に流れていた資金が日本に戻ってきているというふうに考えてもいいのかもしれません。あるスピリチュアルの先生が、それは令和の天皇陛下が素晴らしい占星術のチャートを持っておられるからだとおっしゃっていました。上皇陛下はとても素晴らしい方で、こんなに慈愛と思いやりにあふれた方は滅多にいらっしゃらないくらいすごい方ですが、経済という観点から見ると、今の陛下の方がすごく強いチャートを持っていらっしゃると、その先生は言っていました。陛下の力もあって、これから日本は良くなっていくのではないでしょうか。令和という年号が象徴していますが、「0」は強いんです。なんでも吸収できるし、どんなバランスもとれる。バブル経済の再来というのとは違うと思いますが、少なくとも過去30年に比べれば、これからいい時代になっていくように思います。
中島
今のお話をうかがって、本当に安心しました。
舩井
アメリカも中国もそれぞれ問題を抱えていますから、大きな変化に伴う波はあると思いますが、比較的うまく乗り越えていけるのではないかと思っています。もちろん、日本がどのような未来になっていくかは、私たちがどのように考えていくかによります。
今さら聞けない反日メディアの基礎知識
重鎮二人が語り尽くした「信じがたい常識」と「あるべき未来」
パレスチナ、LGBT、中国、原発問題・・・・・・
『朝日』の印象操作は、もう通用しない!
【本書の主な内容】
ハマス「残虐テロ」を擁護する日本のマスコミの異常/非民主的な共産党を批判しないダブルスタンダード
日本のマスコミの中国批判を許さない「日中友好絶対主義」/スナップ写真を撮っただけでスパイにされる改正反スパイ法
処理水は中国経済への依存を下げるきっかけにできる/ジャニー喜多川の性加害問題を避けてきた日本のマスコミ
岸田内閣支持率を急落させた主因はLGBT法にある/LGBT法は児童にさえ同性愛への理解を求めている
国民もネットを活用してマスコミを厳しく監視できる/リベラルマスコミにとどめを刺すロシアの武力侵攻
不動産業界は本日もやりたい放題!
あなたの財産を狙う落とし穴がいっぱい!
これを知らないとカモにされてカモ鍋直行!
やってはいけない不動産投資
買ってはいけない不動産
ダウンタウンDX(日本テレビ系)で注目のユーチューバー初の書籍!
それでも不動産投資は最高の人生逆転ツールだ!
第1章◎こんな不動産投資に気を付けろ!
第2章◎なぜ不動産投資はトラブルがあとを絶たないのか?
第3章◎不動産投資で失敗しない思考法
第4章◎成功する不動産投資の始め方
第5章◎お金を生む優良物件の見つけ方、買い付け方
第6章◎不良物件をつかまされない賢い選択
こんなにすごい日本文化の底力!
西村幸祐氏推薦!
「素敵な日本。
その文化と生活様式の秘密を、
まったく新しい視点から読み解く、驚異の書。
未来が見えない時代に、
日本人が共有したい真実が描かれている」
日本人の「戦わない」生き方を世界が注目!
第一章 親と子
第二章 世界に誇る、日本の美意識
第三章 日本人が生み出した空間と所作
第四章 日本人だから感じられる「自然」の力
第五章 自と他――「敵」も味方に
【科挙もキリスト教も退けた日本人の文化レジリエンス】
宇宙の仕組みを生活の知恵に落とし込み、
しなやかに生きてきた日本人。
欧米諸国が衰退する中、
ラスボスとして浮上する日本文化には、
シンプルで深い叡智が秘められていた!