日本は、いま――
方向性を失い漂流している。
物価上昇率が2%を超える経済で、長期金利が2%を超えないなど、あり得ない!
~日銀がとるべき方策は、金利抑制策を放棄し、長期金利を市場の実態に委ねることしかない~
岸田文雄内閣のマクロ経済政策は、基本的な点で深刻な矛盾を含むものになっている。
なぜなら、一方で物価高騰が問題としながら、
他方で金融緩和を続けることによって、円安を放置しているからだ。
もちろん、これでは賃金は上がらない。
経済のもっとも重要な問題に関して矛盾した政策が続けられているのは、
日本の政策決定体制が深刻な機能不全に陥っていることを示すものだ。
そして、日本の国際的地位は、確実に低下を続けている。
本書の目的は、いま日本が直面する経済問題の本質が何であるかを明らかにすることである。
それを踏まえて、日本が向かうべき方向を示したい。
はじめに 世界経済の大混乱に翻弄され、漂流を続ける日本
第1章 円安で物価高騰
第2章 円安で日本が衰退した
第3章 日銀と投機筋の壮絶な戦い
第4章 金融政策の転換が必要なのに日銀が動けない理由
第5章 補助金漬け体質になる日本の製造業
第6章 デジタル化はどこに向かうか?
第7章 新しい日本をつくるのは高等教育の充実
【心の徘徊 マインド・ワンダリング】が芸術を生み出す!
時代が求める斬新な発想ならADHDに任せなさい!
・真面目な話、僕はADHDだからこそ出てくる
プラスの面が必ずあると思っています。
・僕らは能力のデコボコが大きいです。
できないことは徹底してできない。
・でもその分、突出している部分もある。
普通に人が普通に考えてもまったく思いつかない
ようなことを、僕らはやっちゃっているんです。
・今、それを活かしやすい時代が、
ようやくやってきたと僕は感じています。
序 章 今、いちばん自由に自分らしく生きている
第1章 楽しかった子どものころと、孤独だった中学・高校時代
第2章 大学と就職を経て、ついに天命を見つける!
第3章 武田双雲、ADHD専門医を受診する
第4章 発達障害、ADHD、ASDの違いを知っておく
僕は小さい頃、男の子の間でヒーローでした。ところが徐々に周囲から浮き始めて、
中学・高校では、友達らしい友だちもできませんでした。
でも、両親がいつも僕のことを「すごか!」「天才たい!」と褒めてくれたので、
自信をなくすことはありませんでした。
自由で楽しかった大学を卒業後は大きな企業に就職しましたが、
上司に叱られるのはしょっちゅうでした。
そして、書道の道を歩むことに決めてからは、たくさんの方が応援してくれて、
さまざまなチャンスに恵まれました。
いまはアート作品をつくることに夢中になっています。
数年前、岩波先生に出会い、おそらくADHDと言われて心が軽くなりました。
ADHDは、いつも頭の中で突拍子もないことを考えています。
岩波先生によると、それは芸術の源泉になるらしいです。素晴らしいじゃないですか!
既成概念を持たないADHDの人たちが、社会を変えていけるんじゃないかと思っています。――武田双雲
【精神科医が読み解く、レジリエンスの軌跡】
『絶望の底に沈んでも、いつかきっと立ち上がれる。』
ステージ4の舌がんと宣告を受け、舌の6割以上を切除する大手術を受けた堀ちえみ。
医療チームのおかげで一命はとりとめたものの、
歌手・女優として大事な言葉に障がいが残ってしまい、一時は絶望に沈む。
しかし、家族や多くの人々の励ましに支えられ、
徐々に気持ちは新しい目標へと向かっていく。
絶望から希望へ、その心の軌跡を、
がん専門の精神科医・清水研が読み解く。
不安や悩みを抱え、苦しんでいるすべての人に。
「スチュワーデス物語」で知られる堀ちえみが、ステージ4のがんを宣告されてから、現在に至るまでの心の軌跡を、がん専門の精神科医・清水研に、包み隠さず打ち明ける。
話し方は元には戻らないと医師から言われ、一時は絶望するが、芸能界への復帰を目指してリハビリに励む。ところが、ブログには心無い読者からの誹謗中傷が……。
悩みもがく中で見えてきた、人の優しさ、家族の愛情。病いを得る前と今では、価値観が180度変わったという。
現在はがんの早期発見の啓蒙活動に生きがいを見出している堀が、死の恐怖や絶望をいかに乗り越えて、気持ちを前向きに切り替えることができたのか。
堀の内面で起きていたことを、清水医師が掘り下げていく。いま病で苦しんでいる方、何かの事情で心がふさいでいる方に。生きる勇気が湧いてくる1冊。
第1章 宣告 ~口内炎と診断されて痛みをやり過ごす~
第2章 手術、そしてリハビリ ~手術後は苦しく、まさに生き地獄~
第3章 社会復帰・仕事復帰 ~手術から3カ月後、社会復帰を・・・と言われる~
第4章 がんという病気について ~がんは周囲にネガティブな印象を与える~
第5章 キャンサーギフト ~誰でも必ず持っている回復力(レジリエンス)~
第6章 希望 ~乗り越えたからこそ、未来がより輝いて見える!~
◇がんを経験した方々から、「今が一番つらいときかもしれないけれど、乗り越えた先には必ず素敵な、
神様からのプレゼントがあるから、そこを目指して今を乗り越えてくださいね」という励ましのメッセージをたくさんいただきました。
それが本当なら、もう少し頑張ってみようかなと思えました。――堀ちえみ
◇今まさに、心のつらさと向き合っておられる方々に申し上げたいのは、
一人で歯を食いしばってがんばらないでください、ということです。――清水研
『一日を一生だと思って生きる』
仕事にも人間関係にもちょっと疲れたあなたに贈る
これからの人生への気持ちがラクになる禅の考え方
・自分に自信が持てません
・パワハラに悩んでいます
・正義とは何でしょうか?
・死んだらどうなるの?
・コロナ禍で急変する社会についていけません
・死ぬことが怖いです
・人間関係がうまくいきません
・人間として正しい生き方とは?
鎌倉の名刹・円覚寺の管長が仕事と生活の疑問にずばり解答する。
「仕事とプライベートを区別せず、一つ一つ目の前のことに真心を込めることで、それらを通して自分が成長していける。そう考えれば、人生に無駄なことは一つもなくなる」
「私たちの命は太古の昔からずっとつながり、人は自然の中で生かされている。そう感じて生きれば、何が起きても乗り越えられる勇気と希望が沸き起こってくる」
これらを体得するために日々の生活や仕事をどうすればよいか。何を考え、どう動いていけばよいか。実践的なヒントが盛り込まれた入門書。
第一章 死を前提に生きる――他人からの評価など取るに足らないもの
第二章 「分別のない」世界を生きる1――禅における「いのち」の捉え方
第三章 「分別のない」世界を生きる2――人間は一人では幸せになれない
第四章 生きてさえいてくれれば、それで良い――競争社会に身を置かない
第五章 私たちは、はじめから仏の心を持って生まれている――自信が持てないときは自身の心を見つめる
第六章 目の前のことに真剣に取り組むことが自分を高める――「自分はこうしたい」「自分はこういう人」を手放したとき道が拓ける
第七章 今を受け入れ最善を尽くす――コロナ禍で急変した暮らしを楽しむ
第八章 一人一世界――人間関係の悩みを解決するカギは「知る」と「愛する」
第九章 知ることと愛すること――世代や立場の違う人たちとのコミュニケーションの取り方
第一〇章 大きないのちのつながりの中で生きる――「死」を考えることで「生」を知る
第一一章 変化を楽しみながら生きる1――好きで、愛して、楽しんでいるものは何か
第一二章 変化を楽しみながら生きる2――常に変化し続ける世の中にしんどくなったら
第一三章 求め続ける姿勢を生涯にわたり貫く――「正しさ」「正義」に答えは無い
第一四章 自我にとらわれずバランス感覚を大切にする――禅的な生き方の究極は「とらわれないこと
第一五章 腰を立てて変化の波を乗り越える――日常に禅の教えを取り入れる方法
第一六章 浮かんでは消える雲のように――目の前の出来事に一喜一憂しない
老いてなお、一人で働く。自由業に賭けた私のやり方を大公開!
一度しかない人生の残り時間。好きなことに挑戦してみよう!
立ち位置を変えれば、目の前の世界が広がる!
星新一、小松左京、手塚治虫、平井和正、半村良といった諸先輩や友人たちはみんな逝った!
(例外、筒井康隆、高斎正)。
わたしはいかに60年もの作家生活を続けることができたのか?
安定した職業の外で生きる、とはどういうことか?
お金以外の財産がいっぱい!
組織の外で生きてみた、私の選んだ働き方!
自由業という超・楽天的な生き方、働き方にその秘訣を見出す!
序 章 私が選んだ可能性―自由業とは
第1章 最初は無職と間違えられた
第2章 「自由業者の所得の計算は漁師と同じ」で驚いた
第3章 わたしを導いてくれた先達たち
第4章 私生活だけは、まっとうに
第5章 安定した職業の外で生きる、とはどういうことか
第6章 趣味が嵩じれば、それが仕事になる
第7章 自分だけの「情報テリトリー」があれば大丈夫
第8章 自由業者のカネとモノ
第9章 講座で学べ。仲間を作れ
第10章 一度しかない人生の残り時間。好きなことに賭けてみよう
最終章 立ち位置を変えれば、目の前の世界が広がる
2020年代、巨大地震が日本を直撃!
そして富士山大噴火も!!
「東日本大震災の最大余震は、まだ発生していない!」
日本が隆起している、これだけの証拠がそろった!
【地圏・大気圏・電離圏カップリング(LAIカップリング)、地下天気図により地震発生を予測する】
第1章●大地揺乱の時代
第2章●過去の震災に学ぶ
第3章●ビッグデータ活用で地震は予測可能だ!
第4章●はたして生き延びられるだろうか
第5章●富士山は噴火するのか
本書は地震学の教科書・啓発書ではありません。
過去の地震災害の知見を通じて、今後日本列島を襲う“想定された”危機である、
南海トラフ沿いの巨大地震や首都直下地震というものがどのような地震なのかを書きました。
また現在、地震学会や内閣府は「地震予知は不可能」と発信していますが、
実際それはどのようなことを意味するのかを、わかりやすく述べました。
(「はじめに」より)
『巨大地震列島』 正誤表
P19 図の説明
誤 フンガ トンガとフンガ ハアパイ火山の噴火の衛星画像
正 フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の噴火の衛星画像
P27 図の説明
誤 東海大学が制作した地震火山庁の会見予想図
正 京都芸術大学を中心に制作した地震火山庁の会見予想図(尾池和夫監修)
P30 下から3行目
誤 現代の地球科学で最も重要な考え方は2つあるのですが、
正 現在の高校地学教育で最も重要な知識が2つあるのですが、
P47 図の説明 (時事通信社 → 共同通信社)
P49 上から3行目
次の図 → 前ページの図
P81の図 全面差し替え
こちらは『試し読み』にてPDF画像でご確認いただけます
P82 4番目のパラグラフ
一番右側の → 一番下の
P83 2番目のパラグラフ
予測可能であると → 予測可能である事を
P91 下から2番目のパラグラフ
いないので、両者は → いないのですが、両者は
P94 上から4番目のパラグラフ
(確率予測をする手法) <― 削除
P131 下から2番目のパラグラフ
(60ページ参照) → (59ページ参照)