日本人は中国を捨てる覚悟を持て! いまの中国は習近平が最高指導者の地位に就いてから大きく変わった。前の胡錦濤、その前の江沢民が?小平の集団指導体制を踏襲したのに対し、中国共産党の系譜で第五世代指導者に数えられる習は毛沢東を?範?とするカリスマ的な指導者を目指しているからだ。つまり、習一極体制の実現である。言葉を換えれば強硬一辺倒路線。もっと言えば恐怖政治であろう。たとえばこのところの言論統制は胡錦濤時代の比ではなく、膨大な逮捕者数が現政権の締め付けの強さを如実に物語っている。そして止まらぬ格差拡大、経済成長の鈍化、高まるいっぽうの影の銀行をめぐるリスク、くすぶる民族問題、劣悪化した環境汚染等々、切迫した課題山積のなか、これまで力量不足、経験不足ぶりを露呈してきた習近平が経済から安全保障まで横断的な権力を掌握するのはきわめて危険である。現在の中国は悪い方向へ悪い方向へと歩を進めており、そうした中国が孕む?危うさ?を幅広く日本国民に伝えるべく、メルマガユーザーからも書籍化希望の声も多く、単行本化が決定!!
緊急提言!! このままでは安倍政権が推し進めるグローバル経済は日本にとって極めて危険である!小泉改革で多くの日本人と企業が不幸になったことを忘れてしまったのだろうか!? 日本の食料自給率は約40%、エネルギー自給率は約4%だ。こうした状況で、TPPに参加し、グローバル経済を推進するのは、極めて危険である。また、資本主義と民主主義は完全な制度では、まったくない。資本主義と民主主義が発達しているはずのアメリカの実態は、金権主義(金儲け主義、利益追求主義)だ。金権主義においては、ごく一部の人だけが莫大な富を得、大多数の人は貧しくなり、地域社会は崩壊し、自然環境は破壊される。金儲けと利益だけを追求すると、これらのことは顧みられなくなるからだ。日本も、このアメリカの姿を追っている。さらに重要なことは「日本を取り戻す」ことである。ただし、安倍晋三総理大臣が言う「日本を取り戻す」こととは、まるで違う。著者の考える「日本」は、日本の歴史とかつての思想の中にある。その歴史と思想を見つめ、学び、日本の軸に据えることで、日本は必ずよみがえる、と力強く説く。