

アメリカは壮大な社会実験中!
トランプ動乱に日本は世界と共闘せよ!
新たな国際秩序で日本は最後の砦となる
アメリカ帝国主義の復活とリベラルの敗北
市場が国家を飲み込む冷戦後のグローバリゼーションの時代は終わり、国家が安全保障を絡めながら市場を管理するトランプ化の時代に入った。トランプの社会的な実験が失敗することだけを祈っていても、トランプ化の時代をリベラル派が転換することはできない。
中林美恵子
アメリカで約十年にわたり上院予算委員会で働いた私にとって、国家の力とは軍事や外交よりも、むしろ「制度」と「財政」に宿るものだった。理念やスローガンではなく、数字を通じて国家を構想する厳しい現実主義。「数字は嘘をつかない」。この一言が、いまの日本政治に最も欠けている精神かもしれない。
高成田 享
トランプ大統領が誕生した背景とともに、トランプ政権がアメリカ国内だけでなく、世界や日本をどうしようとしているのか、輪郭線が浮かんできたように思う。その輪郭線を鮮明にするため、政治のリアリズムを重視する中林さんに対して、私はリベラリズムの見方を意識した。
〈目次〉
第1章 「トランプ2.0」の衝撃
第2章 トランプ大統領の経済思考と通商政策
第3章 世界を揺るがすトランプ関税
第4章 「トランプ2.0」は病めるアメリカを癒せるのか
第5章 グローバリゼーションの終焉
第6章 トランプの安全保障で世界地図が塗り替わる
第7章 日本は核武装をしない

“救済”なき世界を直視し、信仰と転向をめぐり徹底討論!
元凶はトランプではない!
崩れ落ちる西欧近代500年の理想。神による救済もイデオロギーによる救済も不可能であるかに見える現代社会で、“救済”なき世界を直視し、人類を不幸にした諸悪の根源を指弾する──信仰と転向をめぐる、渾身の徹底討論!
副島 イギリス(イギリス国王とイギリス国教会)が、人類の諸悪の根源であり、ローマ教会(バチカン)と並ぶ凶悪な大悪魔たちです。まさしく人類の諸悪の根源です。これが私の(知識人)人生の結論です。そして、もう一つ。救済は無いということです。人類(人間)に救済は無かったと、私は結論を出しました。善というのは、民衆を救済しようとする意欲、意志のことです。私は善と悪の問題も、民衆、大衆、貧乏人大衆の味方をするかしないか、これだけが問題だと、はっきり決めました。では、民衆の救済ができないのならば、自分はどうするのか、ここからが思想の領域です。
佐藤 できなくても、「不可能の可能性」に挑むというやり方があります。これは危機の神学の代表カール・バルトの言葉です。人間は原理的に神ではない。人間は神について知ることができません。そうすると、原理的に人間は神について語れないことになりますが、説教団としての牧師は、神について原理的に語れないにもかかわらず、語らなくてはならないという、弁証法的な緊張の中に置かれます。そこで語ることを、バルトは「不可能の可能性」と言いました。ですから、不可能の可能性としての説教であり、危機の神学は、「不可能の可能性」としての神学です。
〈目次〉
第1章 世界覇権国アメリカの“暴走”
──トランプとイーロン・マスクの正体
第2章 人類を不幸にした諸悪の根源
──ローマ・カトリックと悪の帝国イギリス
第3章 救済は本当にあるのか
──宗教と思想で語る善と悪
第4章 世界秩序の行方を読み解く
──新帝国主義の時代

チャーリー・カーク暗殺で時代は変わった
アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア……世界中の“大革命”をレポート。日本人も「本当の敵」に挑み、国を強くする戦略に突き進め!人類は、絶対的な「力」による搾取から、解放されるか?
〈目次〉
プロローグ 反グローバリズムを定義する
第1章 チャーリー・カークの魂に捧げる
第2章 反グローバリズムの軸、トランプ大統領のアメリカ
第3章 エプスタイン文書とマクロンの闇
第4章 反グローバリスト・プーチンとミレイ
第5章 欧州の敗北
第6章 日本を侵食するグローバリズム
第7章 参政党とは何か
第8章 ジョン・ミアシャイマー教授の提言

【副島隆彦氏・推薦!】
新たな軍産複合体は戦争を望まない!米中は友好へ?
戦争をさせなくても大儲け!人工衛星、防衛システム…テック産業が狙う兵器のサブスクモデル。現地の一次情報から、アメリカの戦略転換を洞察する国際情報本。旧軍産複合体(DS)と新・軍産複合体勢力の違いは何か。新勢力の政治思想、外交・軍事戦略、カネもうけ手段を明らかにする。米中友好の衝撃的な時代が訪れることを予言する!
●新・軍産複合体の中心人物ピーター・ティール
●アメリカにとって不可欠の存在にわずか20年で成長したスペースX社
●アンドゥリル社は新時代の軍需企業として台頭
●防衛関係のスタートアップに投資するスティーヴン・フェインバーグ
●第二次トランプ政権は新・軍産複合体づくりを支援する
●防衛システムのサブスクリプション契約を目論む
●中国の軍民融合はアメリカの軍産複合体と同様の機能を持つ
●アメリカは世界の警察官を辞めるべきと主張するパルマ―・ラッキー
〈目次〉
第1章 アメリカで新しい軍産複合体が出現しつつある
第2章 20世紀は軍産複合体の世紀だった
第3章 新・軍産複合体は旧来と何が違うか
第4章 新しい軍産複合体の台頭で米中関係はこうなる

高市首相は財務省に抵抗できるのか?
朝日新聞、トヨタ、経団連、財務省の犯罪!
食料品の減税は明日でも実行可能だ!
エンゲル係数も理解できない政治に期待できない
国会で取り上げられた“問題の書”
本書は2023年9月に出版された『増補改訂版 消費税という巨大権益』を加筆修正したものである。ありがたいことに本書は多くの方に読まれ、改訂版が出されるのは今回で2回目である。初版である2019年4月版の『消費税という巨大権益』は、2023年6月の国会・財政金融委員会で取り上げられ、財務省を追及する材料とされた。本書ではその質疑の内容も書き起こし解説を加えている。消費税がいかに欠陥だらけで、財務省がいかにいい加減な組織かということをつまびらかにしていきたい。また2025年10月には、消費税減税を主張してきた高市氏が新首相になったが、財務省が強い圧力をかけてくることが予想される。その傾向と対策についても言及している。(「まえがき」より)
〈目次〉
第1章 「消費税は公平な税金」という大ウソ
第2章 朝日新聞が消費税推進派になった「とんでもない理由」
第3章 経団連の大罪
第4章 消費税で大儲けしたトヨタ
第5章 やはり元凶は財務省
第6章 財源はいくらでもある
第7章 財務省の苦しい言い訳
第8章 なぜ消費税減税はできないのか?