この人たちはいかに生きて、いかに戦い、そしていかに死んだか。戦後の日本人の価値観が「生命尊重」一辺倒となって、「人生いかに生きるべきか」は大いに語られても「人生いかに死ぬべきか」は語られない。人生いかに生きるべきかではなく、いかに死ぬか。死ぬことが生きることである。愛と死、生と死、この人類の難題は万国共通である。そして科学が解き明かせない永遠の謎である。
ソクラテスは自ら毒杯を仰ぎ、ローマの有力な政治家カトウは切腹した。しかし自死がとりわけ目立つのは日本であるとしてパンゲは三島由紀夫までの系譜を追求し、切腹と武士道の意義を考察した。戦前は芥川龍之介、有島武郞など、戦後も太宰治、田宮虎彦、川端康成、村上一郎、江藤淳も西部邁も自死を選んだ。中川一郎も若泉敬も。人間に貧富の差があり、美醜の違いがあり、才能の格差があり、しかし平等なことはどんな人間も最後は死ぬのである。(本書「はじめに」より)
〈はじめに〉
人生いかに死ぬべきか
阿川弘之は瞬間湯沸かし器?
安部譲二のあんぽんたん人生
石原慎太郎の涙
井尻千男、男の美学を体現
江藤淳は甦るのか
岡潔の宇宙観は無限
桶谷秀昭の原点は日本浪漫派
開高健 『輝ける闇』の奥
加瀬英明とビートルズ
片岡鉄哉はハンナ・アーレントの教え子
川内康範の“助っ人”人生
黄文雄の台湾独立論
高坂正堯はタイガースファン
小室直樹は霊感に溢れた“天才変人”。
サイデンステッカーのネクタイコレクション
竹村健一の時間割
田中英道の美術史論は思想だ
徳岡孝夫は名文の英語遣い
中川一郎と青嵐会
長嶋茂雄の笑顔
ニクソンのネクタイ
西尾幹二の白刃は納まる鞘がない
西部邁は自ら予告し自死
林房雄とトインビー
福田恆存の頑固
藤島泰輔は「最後の江戸っ子」
フジモリ大統領はラストサムライ
黛敏郎のパリ
ミッキー安川はインテリだった
三島由紀夫は永遠である
村松剛の醒めた炎
森田必勝は快男児だった
保田與重郎とヤマトタケル
李登輝の書斎は日本書籍が大半だった
若泉敬は和製キッシンジャー
渡部昇一のプライベート図書館
〈おわりに〉
愛と死を教えない戦後教育
トランプ氏はディープステートと戦い、アメリカの影の権力者をぶち壊すヒーローとして、2度目の大統領に就いたはずだった。しかし半年が過ぎ、ディープステートの牙城たるFBIもCIAもNIHは温存されたまま。FRBには反抗され利下げもままならない。目玉政策は完全に尻すぼみ。イーロン・マスク氏との訣別で、大改革を行うのも難しく、構造的な弱みを引きずったまま、アメリカは経済、外交、社会が一気に弱体化する! 日本では知られていない「断末魔」の状況を、アメリカ国民として現地情報に精通する著者が描き出す。
2024年7月13日、ペンシルベニア州バトラー市という小さな村でトランプ氏が演説する最中、暗殺者が彼の頭を狙って数発の銃弾を発射しました。トランプ氏を警護するシークレットサービスは、彼のいるすぐ近くの納屋の屋根の上にライフルを持った男がいることを確認していました。にも関わらず、その男が撃つまでわざと何もせず、暗殺という“仕事”を遂行させようとしたのです。幸い、撃たれたのは耳だけで、トランプ氏は比較的軽いケガですみましたが、これでディープステートの本気に気づいたのでしょう。命を落としてまでディープステートと戦っても意味がないと考え、以後トランプ氏は態度を一変させたのです。トランプ氏はディープステートに跪いたのです。それほどディープステートのパワーは、圧倒的なのです。(中略)
ディープステート側に転んだドナルド・トランプ氏の素顔は、アメリカの限界、アメリカの素顔でもあります。いよいよ日本にアメリカとの付き合いをやめ、ディープステートパージや拝米保守を糾弾すべき時期がやってきました。(本書「はじめに」より)
〈目次〉
第1章 トランプ大統領誕生でもアメリカは変わらない
第2章 イデオロギーなき政治家・トランプの正体
第3章 「帝国アメリカ」と訣別するアメリカ
第4章 アジアから距離を置く第二次トランプ政権
第5章 搾取なしに生きられないアメリカの現実
第6章 宗教も精神基盤も失い、さまようアメリカ
「靖国神社を語ることは、日本の未来を語ること。」戦後80年の節目に、歴史の誤解を解き、慰霊と顕彰の本質を見つめ直す。曽祖父・東條英機をもつ著者と歴史研究者が語り尽くす、新しい世代のための靖國論。
戦後80年を迎えた令和の日本。戦争を知らない世代が主流となる今、私たちは「祀ること」「記憶すること」の意味をあらためて問い直す必要があります。曽祖父・東條英機をもつ東條英利氏と、近代政治外交史を専門とする久野潤氏が、靖國神社の歴史・思想・誤解・未来を縦横無尽に語り合った本書は、イデオロギーに偏らない“今こそ読むべき靖國本”。戦争の記憶が風化する時代において、英霊とは何か、慰霊とは何か、そして日本人の心の拠り所とは何かを、若い世代にもわかりやすく伝えます。「靖国神社を語ることは、日本の未来を語ること」——その想いが一冊に凝縮された、静かに心を揺さぶる対話録です。
・靖國神社は一般的な神社と何が違うのか?
・「慰霊顕彰」はグローバルスタンダードな感情
・ジョン・レノンも参拝した靖國神社
・神道が“宗教”という枠組みから抜け出すことは可能か?
・「みたままつり」が繋いだ日本人の慰霊心
・靖國神社の国際問題~小泉首相の参拝~
・東條英機「幻の遺書」に書かれた真実
・東條英機のひ孫だからできること、HOPE80
〈目次〉
第1章 なぜ今、靖國神社を語るのか?
第2章 現在地を知る
第3章 靖國の英霊
第4章 靖國神社の歴史を知ることは、わが国の近代史を知ること
第5章 戦後の靖國、これからの靖國
すべてはゾス!(気合のあいさつ)で解決できる。昭和の遺産を食いつぶす、平成・令和の「気持ち悪い」風潮をぶっ壊す。戦後80年を知ることで偉大な日本を取り戻す。“ゾス流”強い人間・会社・日本の作り方。
昭和の逆襲が始まった!新入社員のほうから「殴ってください!」と言ってくる日本一オープンな「ブラック企業」の「パワハラ社長」、まじめな政治学者なのに大御所司会者をも怒鳴りつける「罵倒系ユーチューバー」によるコンプラ無視ポリコレ上等の超放談。
現代は不思議な時代だ。表では「多様性を尊重しなくてはならない」と強調する時代だ。しかし、実際には多くの人々が息苦しさを感じている。「多様性を尊重しろ」と言う人たちは、自分たちの価値観は正しいとの前提で、他の人々の価値観を否定する。「色々な価値観があっていい」と言いながら、実際に認められる価値観はあらかじめ決まっている。建前と本音があまりにかけ離れてしまっている。口先だけの多様性にうんざりしている人が多いはずだ。そんな時代の風潮に挑戦しているのが、ゾス山本だ。(岩田温「まえがき」より)
僕のことを「人を洗脳してる」「奴隷をつくってる」という人もいる。それは真逆だ。僕がやっているのは、真の意味で“自由”を手に入れるための戦いだ。おそらく今後、「ゾス!」に関する本を100冊出すうちの1作目が本書だが、これによって「ゾス!」の哲学の真髄をなるべく多く感じ取ってもらえたら幸いだ。うちの社員たちは毎日泣きながら仕事をしている。目標を達成して嬉し泣きするものもいれば、もらい泣きをするものも、悔し泣きするものもいる。みんな感情が豊かで言いたいことを言い、コンビニの店員にも臆せず声をかける。仕事も恋愛も全力だ。仲間のために泣ける、そんな人間が一人でも増えていく社会であってほしい。心から、そう願っている。(山本康二「あとがき」より)
〈目次〉
序 章 昭和の逆襲が始まった
第1章 こんな若者に誰がした
第2章 昭和の遺産を食いつぶしてきた平成・令和の時代
第3章 日本が世界で敗北し続けている理由
第4章 〝ゾス流〟強い日本のつくり方
第5章 政治も昭和が大正解
終 章 昭和の歴史を知ることが偉大な日本を取り戻す
トランプ政権で変わる世界戦略
かつて地政学は日本の財産だった
戦後80年!ユーラシア大陸に巣食う「悪」の呪縛を解く
海洋と大陸の衝突、何が角逐を生むのか?
東アジアの危機は待ったなし!
日本がいま組むべき国はモンゴルだ!
日本が直面している地政学的危機もまた、日本民族の「繁栄か消滅か」という存亡の問題である。最大の脅威である中国は、「中国人の優越性」を極端に強調している。したがって、地政学を語る際に民族という要素を排除する理由は、どこにも存在しない。本書では、民族という存在、そして民族自決という歴史的運動に注目しながら、地政学を多角的に論じていくことにする。(本書「序論」より)
〈目次〉
序 論 地政学は日本の財産だった
第1部 失われた地政学
1ハウスホーファーの予見と東アジア
2戦前日本の地政学とその理論
第2部 戦後の地政学的激動
1東アジアを席巻した共産主義の恐怖
2日本の敗戦と地政学的変化
3中国内戦と共産党の支配
4中国共産党の異民族弾圧
5中国とロシアの地政学的戦略
結 語 トランプ政権で変わる世界の地政学
著者との対談で吐露した、大変革への熱い思い。
本音メッセージ満載!
志と戦略を同じくする政治集団はどこか?
★財務省の緊縮主義の呪縛から離れ、合理的な経済政策を
★減反を止め、コメを自由に作り、農家に所得補償を
★原発再稼働&建て替えで、急拡大する電力需要を賄う
★自分の国を自分で守るため、日本独自の防衛力を高める
★戦後レジームからの大転換を導く鍵=「過剰医療問題」……
●減税を実施しても大幅な税収増
●国債発行は悪いことではない
●就職氷河期世代の若者を救いたい
●核の傘はどこへ向かうのか
●ダイレクトペイメントで食糧安保を守る
●原発制度を立て直し、電力需要への対策を
●国際的な観点で法人税の見直しを
●大切な命のために避けるべき過剰医療
〈目次〉
第1章 減税こそが効果をもたらす
第2章 国家を豊かにする投資
第3章 国民の手取りをいかに増やすか
第4章 日本を変える政治家を糾合する
第5章 自分の国を自分で守る
第6章 レジリエンスを高める
第7章 日本に大いなる繁栄を導くために