稲盛和夫・知られざる苦悩と闘い。
京セラとJALで約30年。若くしてカリスマに仕えた副官が発掘した「成功への真実」。「経営の神様」の、挫折を跳ね返す力!これまで描かれなかった稲盛和夫氏のリアル。
才気にあふれ、人間味豊かなリーダーとして、当然のように成功してきたと思われがちだが、実は挫折や誹謗中傷だらけの人生だった。中学受験時から50代まで、数多の試練を乗り越えてきた稲盛和夫氏のリアルを描き、苦闘と闘いの中にいる現代のビジネスパーソンに勇気を与える書。
誰もが、成功者にあこがれ、成功している場面に目を奪われがちです。しかし、どんな成功者でも、最初から順風満帆ではなく、人知れず苦労をしているはずです。つまり、誰でも、山あり谷ありの人生を送っているはずなのです。ただ、稲盛さんは谷底に突き落とされた時でも、運命を呪うこともなく、人を恨むこともなく、前向きな努力を続けてきました。私は、そのような事実を知ることは、稲盛さんの成功物語を知る以上に価値があると考え、本書を上梓しました。(「前書き」より)
〈目次〉
第1章 最初にして最大の挫折 ―2度の中学受験失敗
第2章 人生最大の岐路での挫折 ―希望の企業に就職できず、畑違いの業界へ
第3章 経営者人生、最初の挫折 ―創業3年目、従業員11人の反乱
第4章 経営者として絶頂期の挫折 ―不祥事が次々発覚、メディアの標的に
第5章 稲盛和夫さんとの出会い
第6章 稲盛さんとともに ―運命の扉が開く
第7章 JAL再建という試練
第8章 明るい未来のための魔法の方程式 ―人生方程式
第9章 それでも天を敬い、人を愛す。
終 章 等身大の稲盛和夫さんの姿
この人たちはいかに生きて、いかに戦い、そしていかに死んだか。戦後の日本人の価値観が「生命尊重」一辺倒となって、「人生いかに生きるべきか」は大いに語られても「人生いかに死ぬべきか」は語られない。人生いかに生きるべきかではなく、いかに死ぬか。死ぬことが生きることである。愛と死、生と死、この人類の難題は万国共通である。そして科学が解き明かせない永遠の謎である。
ソクラテスは自ら毒杯を仰ぎ、ローマの有力な政治家カトウは切腹した。しかし自死がとりわけ目立つのは日本であるとしてパンゲは三島由紀夫までの系譜を追求し、切腹と武士道の意義を考察した。戦前は芥川龍之介、有島武郞など、戦後も太宰治、田宮虎彦、川端康成、村上一郎、江藤淳も西部邁も自死を選んだ。中川一郎も若泉敬も。人間に貧富の差があり、美醜の違いがあり、才能の格差があり、しかし平等なことはどんな人間も最後は死ぬのである。(本書「はじめに」より)
〈はじめに〉
人生いかに死ぬべきか
阿川弘之は瞬間湯沸かし器?
安部譲二のあんぽんたん人生
石原慎太郎の涙
井尻千男、男の美学を体現
江藤淳は甦るのか
岡潔の宇宙観は無限
桶谷秀昭の原点は日本浪漫派
開高健 『輝ける闇』の奥
加瀬英明とビートルズ
片岡鉄哉はハンナ・アーレントの教え子
川内康範の“助っ人”人生
黄文雄の台湾独立論
高坂正堯はタイガースファン
小室直樹は霊感に溢れた“天才変人”。
サイデンステッカーのネクタイコレクション
竹村健一の時間割
田中英道の美術史論は思想だ
徳岡孝夫は名文の英語遣い
中川一郎と青嵐会
長嶋茂雄の笑顔
ニクソンのネクタイ
西尾幹二の白刃は納まる鞘がない
西部邁は自ら予告し自死
林房雄とトインビー
福田恆存の頑固
藤島泰輔は「最後の江戸っ子」
フジモリ大統領はラストサムライ
黛敏郎のパリ
ミッキー安川はインテリだった
三島由紀夫は永遠である
村松剛の醒めた炎
森田必勝は快男児だった
保田與重郎とヤマトタケル
李登輝の書斎は日本書籍が大半だった
若泉敬は和製キッシンジャー
渡部昇一のプライベート図書館
〈おわりに〉
愛と死を教えない戦後教育
ついに来た!米株大崩壊!今ならパランティア社の怪挙に乗れ?米国財政を7兆ドルの国債償還というパーフェクトストームが襲う!略奪と虐殺の血塗られた裏面史から読み解く米国の正体。2026年、最後のひと花を咲かせてバブルがはじけ飛ぶ
地味な市場なのであまり世間で注目を浴びることはないが、米国債市場はすでに深刻な長期不況に突入している。ふつうなら米国債の価格が下がり、金利が上がると、高金利を求めて米ドル買いが起きるものだが、2025年に入ってからは、米国債とともに米ドルも下がる市況が続いている。ここで株式市場まで下落に転じたら、米国の金融市場にはどこにも一時退避する場所がないという事態になる。(中略)
アメリカという大帝国はさまざまなかたちで末期症状を呈している。アメリカ国民の大部分にとってより良い未来を切り開くためには、短期的には荒療治に見えても米国金融市場の解体的再構築を促すことが不可欠だ。(本書「はじめに」より)
〈目次〉
第1章 常識が通用しなくなったアメリカの金融市場
第2章 マグニフィセント7は化けもの屋敷
第3章 死滅への道を急ぐ引きこもり覇権国家アメリカ
第4章 どっちが怖い? DS世界政府願望とアパルトヘイト国家復活
終 章 ここからどこへ?
江戸時代にカラフルに、精緻に描かれた
江戸の町がいま眼前に活き活きよみがえる。
まち、ひと、文化の今と昔
江戸時代の大ベストセラー『江戸名所図会』。それを見ると江戸の庶民の日常の楽しみ方、文化の味わい方が見えてくる。それと比較しながら、「令和の東京」の繁華街を巡ると、思わぬ発見が色々できる。日本橋、両国・吉原、浅草・上野、新宿、江戸城——“江戸の残り香”を探して、散歩を楽しむ。令和の「写真・地図」と、江戸時代の「版画」の見比べが面白い!浮世絵や令和の街の写真・地図など、4色カラー満載の「見て楽しむ」本。
「浮世絵」は、江戸で生まれた江戸名物。江戸に出てきた人が記念に買って地元に持ち帰るお土産需要を見越して出版されました。つまり江戸に来たことがない人にもその魅力が伝わるように、ギュギュっと情報を凝縮しているんです。『江戸名所図会』は、江戸時代後期に江戸で出版された、江戸のガイドブックです。精緻を極めた描写力で、江戸の賑わいを克明に浮かび上がらせ、江戸時代に制作されたガイドブックの金字塔となりました。どうぞ細部にまでご注目ください。(「はじめに」より抜粋)
〈目次〉
第1景 商業経済の中枢・日本橋
第2景 盛り場・領国&吉原
第3景 宗教的聖地・浅草&上野
第4景 宿場町・内藤新宿
第5景 政治の要・江戸城
トランプ氏はディープステートと戦い、アメリカの影の権力者をぶち壊すヒーローとして、2度目の大統領に就いたはずだった。しかし半年が過ぎ、ディープステートの牙城たるFBIもCIAもNIHは温存されたまま。FRBには反抗され利下げもままならない。目玉政策は完全に尻すぼみ。イーロン・マスク氏との訣別で、大改革を行うのも難しく、構造的な弱みを引きずったまま、アメリカは経済、外交、社会が一気に弱体化する! 日本では知られていない「断末魔」の状況を、アメリカ国民として現地情報に精通する著者が描き出す。
2024年7月13日、ペンシルベニア州バトラー市という小さな村でトランプ氏が演説する最中、暗殺者が彼の頭を狙って数発の銃弾を発射しました。トランプ氏を警護するシークレットサービスは、彼のいるすぐ近くの納屋の屋根の上にライフルを持った男がいることを確認していました。にも関わらず、その男が撃つまでわざと何もせず、暗殺という“仕事”を遂行させようとしたのです。幸い、撃たれたのは耳だけで、トランプ氏は比較的軽いケガですみましたが、これでディープステートの本気に気づいたのでしょう。命を落としてまでディープステートと戦っても意味がないと考え、以後トランプ氏は態度を一変させたのです。トランプ氏はディープステートに跪いたのです。それほどディープステートのパワーは、圧倒的なのです。(中略)
ディープステート側に転んだドナルド・トランプ氏の素顔は、アメリカの限界、アメリカの素顔でもあります。いよいよ日本にアメリカとの付き合いをやめ、ディープステートパージや拝米保守を糾弾すべき時期がやってきました。(本書「はじめに」より)
〈目次〉
第1章 トランプ大統領誕生でもアメリカは変わらない
第2章 イデオロギーなき政治家・トランプの正体
第3章 「帝国アメリカ」と訣別するアメリカ
第4章 アジアから距離を置く第二次トランプ政権
第5章 搾取なしに生きられないアメリカの現実
第6章 宗教も精神基盤も失い、さまようアメリカ
【表紙】
二宮和也
★COVERインタビュー&撮り下ろし★
二宮和也『8番出口』
「異変が起きる」
大ヒットゲームを映画化した『8番出口』。主演の二宮和也は、映画として成立させるために、脚本作りから参加した。興味を持ってもらうために、作り方から探っていった、と語る。
●作品紹介
★interviews★
水上恒司&宮舘涼太 『火喰鳥を、喰う』
斎藤 工&深澤辰哉 「誘拐の日」
大西流星 ドラマ9「能面検事」
安田章大 「アリババ」「愛の乞食」
上田竜也&橋本良亮 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」
髙地優吾 「ある日、ある時、ない男。」
石丸幹二 『雪風 YUKIKAZE』
★departments★
連載「魂を揺さぶる『心』のフィルムクリニック」
Up & Doing
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