~いままで黙っていた「家族」のこと~ 21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていたーー いじめ、差別、婚約破棄・・・・・・ 迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。 「生きづらさを感じている人にこそ読んでほしい・・・・・・」 和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、 そして「生きること」の本当の意味。 ぼくは床に倒れたまま、前の晩、母と交わした会話を思い出していた。 「明日の運動会、大丈夫だよね?」 「大丈夫や。超豪華弁当をつくっちゃるから、頑張れよ」 母はそう言うと、親指を立てて笑った。 なぜそんなことを尋ねたかといえば、子ども心になんとなく胸騒ぎがしたからだ。 「大丈夫や」と笑った母は、朝起きるといなくなっていた。 以来21年間、ぼくは一度も母に触れることができないでいるーー「プロローグより」
ネーミングライツの先駆け! 個性派球団興亡史<<消えた球団シリーズ第2弾!>> セ・リーグ初代覇者の名は日本初のネーミングライツビジネスだった! 和製ディマジオ小鶴誠、神主打法岩本義行、 金山次郎らが並ぶ水爆打線がここに復活する! ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ セ・リーグ初代王者「松竹ロビンス」は戦前・戦中・戦後、 プロ野球創成期からの老舗球団。 1950年セ・リーグ初代覇者となりながら、 1953年に旧・大洋ホエールズと合併、すでに存在しない。 名物オーナー田村駒治郎、和製ディマジオ小鶴誠、 神主打法岩本義行、金山次郎らが並ぶ水爆打線、 1リーグ時代の最多連敗記録16連敗、 毎日オリオンズと対戦した初の日本シリーズ、そして映画産業と野球。 17年間の球団の軌跡をたどりながら、エピソード豊かな球団の真実に迫る。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
松竹ロビンスを破り、2リーグ制初の日本一に! 戦後まもないプロ野球に流星のように消えた8年間の記憶 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- 昭和25(1950)年、 セ・パ両リーグ分裂の大きなきっかけとなった毎日新聞社のプロ野球への参画。 読売新聞社のジャイアンツに対抗するべく、 毎日オリオンズを中心にパ・リーグが結成された。 この年、阪神(当時大阪)タイガースや国民リーグから有力選手が加わり、 松竹ロビンスを破り、2リーグ制初の日本一に。 昭和33(1958)年に大映ユニオンズを吸収合併、 毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)となるまで、 戦後まもないプロ野球に 流星のような軌跡を描いて消えた毎日オリオンズの8年間。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
◇兼高かおるの貴重な初海外体験記 『世界の旅』放送開始60周年記念出版◇ 私は、自分は生まれつきの?旅人?かもしれないなどと思ったりしたーーー。 『世界の旅』で人気を博した兼高かおるが記したアメリカ留学の想い出、 取材で訪れた東南アジアの国々。 日本人に?世界?を見せてくれた著者の、 幻の処女エッセイ集。 漫画家ヤマザキマリさん絶賛! 「世界の旅人」にも初めてはあった! 知らない土地だろうと、お金が足りなかろうと、すべてを楽しんでしまえる兼高かおるさんは、 時代を超越したスーパーレディです!! ■世界をかけた著者の、瑞々しい感性が光る一冊。 「かおる、さ、勇気を出して・・・・・・」 むろん、誰も聞いていないと思ったのだ。 ところが意外にも、私の隣に座っていた年配のアメリカ人がニコニコしながら肯いた。 「ダイジョウブ、シンパイアリマセン」 巧みな日本語だ。私はギョッとした。 「カナシクアリマセン、オジョーサン」 そして、いかにも楽しそうに笑いだしたのである。 ーーー本文より
日本の映画界を変えた男。その全仕事の記録 「あなたは映画に対する深い献身と情熱の持ち主です。 長い友情と一緒に仕事をした時間に感謝します」ーーーージェームズ・キャメロン 「努力と時間と情熱を惜しまず、私の『スター・ウォーズ』を 成功に導いてくださって、ありがとう」ーーーージョージ・ルーカス 本書は映画と併走してきた伝説の宣伝マン、古澤利夫氏の仕事を紹介していく。 現時点で宣伝・配給(ブッキング)・企画・製作で携わってきた映画は817作品。 その売上げは合算すると6227億円を超える。 そんな彼の証言を通して、従来の映画史とは全く違う波乱万丈で感動に満ちた映画史を綴る。 一般の映画ファンからマニアまで包括して読者とする幅の広い本、 映画がますます好きになるような面白い本を古澤さんは書いたのである。----映画評論家 秋山登